小説むすび | 2022年発売

2022年発売

悲劇のヒロインぶる妹のせいで婚約破棄したのですが、何故か正義感の強い王太子に絡まれるようになりました 2悲劇のヒロインぶる妹のせいで婚約破棄したのですが、何故か正義感の強い王太子に絡まれるようになりました 2

城下町へのおでかけで新たな事件発生!! 調査で浮かび上がる、第二王子の影ーー!? 『悲劇のヒロイン』ぶる妹のせいで、王太子エリックの護衛をすることになった聖女レイア。 就任早々ベルクラインの企みに巻き込まれるが、自らを囮に使い見事解決! 聖女の資質を疑っていたエリックにも認められ、監視のためだった護衛の仕事を今後はエリックの希望で行うことに! 「もう少しレイアを見ていたいんだ」 変化したエリックの柔らかい態度に緊張しつつ、平穏な日々を過ごすレイア。 しかし、そんな日々もつかの間。国王から大貴族の特権廃止が告げられる! 突然の知らせに、国が荒れると予想するレイアたち。 その予感が当たったのかエリックとともに城下町に出かけたところ、入ったお店で殺人未遂事件が発生!? 早速調査を始めると、店主はベルクラインと繋がりがあることが判明する! さらには第二王子デールとも関係があるようで……?

断罪された悪役令嬢は続編の悪役令嬢に生まれ変わる 3 〜無自覚な愛され系は今度こそ破滅を回避します〜断罪された悪役令嬢は続編の悪役令嬢に生まれ変わる 3 〜無自覚な愛され系は今度こそ破滅を回避します〜

隣国へ留学した悪役令嬢、続編のゲームをプレイした転生者と巡り会う!? 二度目の転生で乙女ゲームの“続編”の悪役令嬢に生まれ変わった元日本人のアリステア。 留学が決まったアリステアは、護衛のアスラと共に親友レベッカの祖国レガールへと渡航する。 そこで待っていたのはレベッカの弟で乙女ゲームの存在を知る転生者のルカスであった。 突然の悪役令嬢の来訪に当初は警戒するルカスであったがーー「えっ……か、可愛い! 天使! マジ、彼女は天使だ!」 アリステアはルカスに一目惚れされてしまい!? 転生者同士のアリステアとルカスは留学先の貴族学院へ通いながら情報を交換し、この乙女ゲームのような世界の謎に迫る。 その一方でアリステアの身に刻一刻と破滅の時が迫ろうとしていた。彼女を守るために婚約者サリオンや皇帝ベイルロード率いる聖騎士らが続々とレガールへ集結しーー!? 無自覚に愛される悪役令嬢が幸せを掴む乙女ゲーム転生譚、第3巻!

Lの運動靴Lの運動靴

Lの運動靴を最大限修復するか。 最小限の保存処理だけですませるか。 何もせずに放っておくか。 レプリカを作るか。 何もしない修復もやはり、修復のうちに入る。分析だけして何の治療もしないことも。 1987年6月、韓国の民主抗争の最中、警察の発砲した催涙弾によって命を失った20歳の青年、大学生の「L」。28年後、彼のものだとされるボロボロの片方だけの運動靴が、修復家の元へ持ち込まれる。 「L」とは誰なのか? 運動靴の「欠けら」を修復する行為にどのような意味があるのか? 個人の「消せない記憶」とは? 人が生き、死して残す「物体」に、そしてその「修復」に、果たしてどのような意味があるのか? 主人公の美術修復家の視点を通して、静謐な時間の中で語られる「物質」と「記憶」をめぐる物語。現代アート作品の修復に関するエピソードが挿入され、修復室を訪れる寡黙な人々の人生が断片的に語られ、読者は静謐な美術修復室で繊細な思考を主人公とともに体験する。 第一部 第二部  参考文献と引用について 感謝の言葉 キム・スム 訳者あとがき  失われた人、なくした物たちへのオマージュ 中野宜子

空をこえて七星(ななせ)のかなた空をこえて七星(ななせ)のかなた

出版社

集英社

発売日

2022年5月26日 発売

大丈夫。昼間だって、見えないけれど星はそこにちゃんとあるから。 南の島で、山奥のホテルで、田舎町の高校で。 星を愛し星に導かれた人々が紡ぐ七つのミステリー。 「南の島へ行くぞ」突然のパパの言葉で石垣島へ旅することに。正直言って、あんまり気は進まない。家族旅行といえばママも一緒だったのだ、去年まではーー(「南の十字に会いに行く」) 小学四年生の九月のこと、同級生の過失で私の右目は取り返しのつかない怪我を負った。世界はぼやけて頼りない姿に変わり果ててしまった。星降る夜に大事な友達と交わした約束もーー(「星は、すばる」) 廃部寸前のオカルト研究会、天文部、文芸部。生徒会に必死で部の存続を訴えると、「じゃあ、スぺミス部ってことで」と、とんでもない提案がーー(「箱庭に降る星は」) 読み終えたら世界が変わる! 〈日常の謎〉の名手が贈る、驚きと爽快な余韻に満ちた全七話。 【著者プロフィール】 加納朋子(かのう・ともこ) 1966年福岡県生まれ。92年「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞を受賞し作家デビュー。95年「ガラスの麒麟」で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2008年『レインレイン・ボウ』で第1回京都水無月大賞を受賞。温かくも鋭い洞察を備えた〈日常の謎〉の名手として、多くの読者の支持を集める。著書に『ささら さや』『七人の敵がいる』『我ら荒野の七重奏(セプテット)』『カーテンコール!』『いつかの岸辺に跳ねていく』などのほか、自らの闘病体験を綴った『無菌病棟より愛をこめて』がある。

メアリ・ヴェントゥーラと第九王国 シルヴィア・プラス短篇集メアリ・ヴェントゥーラと第九王国 シルヴィア・プラス短篇集

天才と謳われる早逝の詩人、シルヴィア・プラス。 作者のショッキングな自死から半世紀以上を経た2019年、未発表短篇「メアリ・ヴェントゥーラと第九王国」が新たに発見され、大きな話題となった。 プラスの短篇について「詩にも長篇にもない独自の魅力が、どの短篇にも見つかるのではないかと思う」と評する柴田元幸氏が、強く惹かれた作品を選んで訳した短篇集。 赤いネオンの点滅する停車場で、両親に促されるままに行先の分からない列車に一人乗り込んだ少女の不思議な体験を描く「メアリ・ヴェントゥーラと第九王国」、大きなハリケーンが来た日の病院の騒動を活写する「ブロッサム・ストリートの娘たち」、人々が眠っているときに見る“夢"を集めることに没頭する女性を描く「ジョニー・パニックと夢聖書」など、大人向け短篇7篇と子供に向けて書かれた「これでいいのだスーツ」を収録。 【収録作品】メアリ・ヴェントゥーラと第九王国/ミスター・プレスコットが死んだ日/十五ドルのイーグル/ブロッサム・ストリートの娘たち/これでいいのだスーツ/五十九番目の熊/ジョニー・パニックと夢聖書/みなこの世にない人たち 【著者略歴】 シルヴィア・プラス Sylvia Plath (1932-63) アメリカの詩人、作家。ボストン生まれ。生前に刊行されたのは詩集『The Colossus(巨像)』(1960)と自伝的小説『ベル・ジャー』(1963 )のみ。死後1965年詩集『エアリアル』、1977年に短篇・エッセイ・日記の抜粋『ジョニー・パニックと夢聖書』、1981年『The Collected Poems(全詩集)』などが出版され、この『全詩集』でピュリッツアー賞を受賞。2019年、執筆から60年以上を経て『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国』が刊行された。 【訳者略歴】 柴田元幸(しばた・もとゆき) 1954年東京都生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。著書に『生半可な學者』(講談社エッセイ賞受賞)、『アメリカン・ナルシス』(サントリー学芸賞受賞)など。現代アメリカ文学のみならず、古典も含めて多くの翻訳を発表。トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』の翻訳で日本翻訳文化賞受賞。編集代表を務める文芸誌「MONKEY」および英語文芸誌MONKEY New Writing from Japanでは鮮烈な企画を展開、日米の読者を魅了している。2017年、早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。

【POD】Zashikiwarashi in the Classroom【POD】Zashikiwarashi in the Classroom

発売日

2022年5月26日 発売

“Are you guys zashiki-warashi?!” Mr. Yamabiko uttered his favorite phrase. Our teacher always said this when the classroom was too quiet. Ms. Fumiko who was our teacher until the fourth grade, would always scold, “Quiet down,” when it got too noisy. However, our current teacher, Mr. Yamabiko, was the complete opposite. He actually seemed to be in a better mood when everyone was cheerfully talking, or playfully arguing. It was the first time we got in trouble for being too quiet, so we were completely confused. [Author Biography] Noriyoshi Nimura Born in Nagano Prefecture in 1955. Graduate of Tokyo Gakugei University. After working in the international business division of a subsidiary of Time Life Japan, he became an elementary school teacher at a school in Nagano Prefecture. Responsible for regular classes and language classes. Focused on broadcast education, media education, and literary education. Wrote songs influenced from his life with children and performed them together. Performed concerts at local libraries, museums, Japanese poem venues, and schools, while being known for his storytelling, which combines history and classical literature with classical music from a unique perspective. Following retirement, he continues to be an active jazz singer. This work is a greatly revised version of work presented six times in 2017, during literary and storytelling concerts of regular live performances, at the specialty coffee shop “Mame Kobo” in Matsumoto City of Nagano Prefecture. Author of the sci-fi adventure study manga “Rikka Sentai Denchiman” published by Shinshu Kyoiku Publishing Company. Writer for “Let’s Make Anime for TV” for “365 Days of Educational Broadcasting” (Holp Publishing). “Zashiki-warashi in the Classroom” Craft Sha (November 2018) *This work is an e-book version of the book shown to the right. Narrator of “Tanoshii Nihongo”, teaching materials for educating children overseas (Shogakukan). Website :

宙ごはん宙ごはん

出版社

小学館

発売日

2022年5月27日 発売

この物語は、あなたの人生を支えてくれる 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。 宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。 全国の書店員さん大絶賛! どこまでも温かく、やさしいやさしい希望の物語。

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