2023年10月31日発売
王太子ヴィンフリートの護衛騎士リアンは、実は女性で男装の伯爵令嬢である。女性は騎士になれないこの国で男として騎士団に入団し、敬愛する王太子の専属護衛騎士にまで成り上がったのだ。だが、ようやく殿下からの信頼も得て騎士としてはこれからという矢先、彼女の手のひらに「運命の紋章」が発現する!神の祝福を受けた「運命の相手」が出現?男として生きる彼女はなんとしても隠し通さねばと思ったが、王太子殿下にも同時に全く同じ「運命の紋章」が発現しー。通常は異性間で出るはずの紋章に二人は動揺するが、殿下は思いのほか喜んでいる様子で?男色疑惑を払拭するため急ぎ殿下の妃候補探しのための夜会が開かれ、リアンは女装で出席することになるのだがー。
魔物と瘴気によって、人類滅亡の危機にさらされた世界。人類存続のため『婚姻統制法』により、人々は貴族の政略結婚を除き、国が定めた相手と結婚しなければならない。泣き虫な伯爵令嬢のティアナは、「子供を産むことが出来ない」という診断を理由に婚約者から婚約破棄されてしまう!そんな彼女に残された道は貴族であっても働くこと。ティアナは職業婦人として生きていくと決め、とある公爵家の家庭教師となることに!でも、勤め先の公爵家には問題が山積み!?五歳の双子は歴代の家庭教師が長続きしないという問題児たちで、どうやらその原因は彼らの父、美貌の公爵にもあるようでー?これは、理不尽な運命に立ち向かう一人の女性が、大切な人たちと幸せを掴んでいく物語ー。
北海道の空知総合病院の研修医たちは新年を迎え、新たな気持ちで仕事に励んでいた。彼らは二年間の研修医生活を終えたあと専門科に進むことになるが、進路を決めるべき時が迫っていた。沢井詩織は自分がやりたいことが見つからずにいた。恋人となった同期の朝倉雄介の進路によっては離れ離れになる可能性もあり、将来をどうするか思い悩んでいた。医学に対する自分の熱意が目指す場所を求める感情と、穏やかな私生活を続けたい気持ちの狭間で揺れ動く沢井であったが、がん患者たちと向き合う中で医師としての生き方を模索し始める。朝倉雄介もまた、沢井との生活を続けるための将来を考えていた。貧しい家庭で育った彼は今まで家族の面倒を見るので手いっぱいであったが、それも落ち着き、自分が手に入れたかった幸せに向き合っていく。風見司は仕事にも慣れ、充実した多忙な毎日を送っていた。だが、ある日、担当患者から「どうせ、先生もすぐいなくなるんだろ?」と言われてしまう。多くの医師は頻繁に転勤があるため、仕方ないことと捉えていたが、その言葉をきっかけに自分の果たせる役割や地域医療について考え始める。清水涼子は高度な医療を行う大学病院と、大学とは対照的に終の棲家となる穏やかな療養型病院を巡っていた。いずれも必要な仕事だと理解しつつも、その中で自分の医学に対する興味がどこにあるのか、考え直していた。四人は各々の思いを胸に、医師として、個人としての進路を選んでいく。空知の心地よい春風とともに。
快男児馬之介、待望の再登場!卓越した構想力と透徹した史観ー旗本の三男坊は、混濁の俗世を悠然と渡る。涼風吹き抜けるハートウォームな新・時代小説!「三宅坂の別離」「野辺の契り」「亀戸天満宮船橋屋」「駒吉春秋」の4篇を収める。
天界へと繋がる不思議な力を授かった青年・征一。人智を超越した存在との邂逅、そして彼らとの対話を経て、この世の起源に通ずる“物語”を目の当たりにする。新進気鋭の作家が贈る、ロマンあふれる異世界ファンタジー小説。
真由子は、テレビで見た、イケメンがマッサージをしてくれる店に予約の電話を入れた。都心のデザイナーズマンション302号室の扉を開ける。それが、イケメン花川流星との濃密な関係の始まりだった…。
理系のフォロワーがこれ本物かも・・・ と騒いでたのでアーカイブ遡ったけど、 さすがに加工だよね? でもなんか癖になるんだよな〜。 登録と高評価、押しときますね。--青崎有吾 SF×百合×実験×生放送! オタクの好きな物 全部盛りだぞ!--届木ウカ 天才科学者の発明を紹介し、 目指せチャンネル登録者1000人! 〈裏世界ピクニック〉著者による 新感覚の動画配信者SF!! 配信サービスで《ときときチャンネル》を始めた十時(ととき)さくらは、同居人のマッドサイエンティスト・多田羅未貴(たたらみき)の発明を紹介し、収益化することを目指す。宇宙を飲んで、時間を飼って、目指せチャンネル登録者数一〇〇〇人! 全編配信口調と視聴者コメントで語られる、新感覚の配信者SF! ■目次 #1【宇宙飲んでみた】 #2【時間飼ってみた】 #3【家の外なくしてみた】 #4【近所の異世界散歩してみた】 #5【エキゾチック物質雑談してみた】 #6【登録者数完全破壊してみた】
親鸞の嫡嗣にして義絶された宗門の異端者!造悪無礙など非道に奔る東国の門徒を鎮めるため親鸞の命で下向した嫡嗣善鸞。性信・真仏ら親鸞面授の門弟との確執、忍性・日蓮ら鎌倉仏教の名僧たちとの諍論を経て独自の道を辿る。