小説むすび | 2023年12月26日発売

2023年12月26日発売

戦争語彙集戦争語彙集

「わたしの家も、この街も、置いていけばゴミになるの?」 「ゴミ」「星」「林檎」……戦争の体験は人が言葉に抱く意味を変えてしまった。ウクライナを代表する詩人が避難者の証言を聴き取り、77の単語と物語で構成した文芸ドキュメント。ロバート キャンベルが現地を訪ねて思索した手記とともに、自ら翻訳して紹介。  旅立ちの前に ロバートキャンベル 戦争語彙集ーーオスタップ・スリヴィンスキー作/ロバートキャンベル訳 序  バス  スモモの木  おばあちゃん  痛み  稲妻  妊娠  バスタブ  熊  結婚式  通り  キノコ  雷  呼出音  「遠い」と「近い」  我が家  シャワー  住宅  生  土  星  歯  身の上話  食べもの  ココア  カレンダー  カナリア  アヒルの子  入場券  部屋  猫  鍵  色彩  お馬さん  恋愛  きれいなもの  チョーク  血  銃弾  ランプ  手紙  愛  マドレーヌ  焼き網  都会  お祈り  空  ニュース  脚  ナンバープレート  洞窟  地下室  プラハ  お別れ  ラジオ  悦び  魚  自由  倉庫  ゴミ  夢  スイーツ  太陽  歌  記事  立て看板  禁句  戦車  動物  テトリス  沈黙  身体  パン生地  ケーキ  遺体  しっぽ  数  林檎 戦争のなかの言葉への旅ーーロバートキャンベル  一 列車から、プラットフォームに降り立つーー行き交う人々と言葉  二 人形劇場の舞台袖で、身をすくめるーー言葉の意味が変わるとき  三 階段教室で、文学をめぐる話を聞くーー断片としての言葉  四 ブチャの団地で、屋上から見えたものーー引き裂かれたランドスケープ  五 シェルターのなか、日々をおくるーーとどまる空間で、結び合う人々  六 あかるい部屋で、壁に立てかけられた絵を見るーー破壊と花作り   環のまわるが如く ロバートキャンベル   「戦争語彙集」原書謝辞

火山に馳す 浅間大変秘抄火山に馳す 浅間大変秘抄

著者

赤神諒

出版社

KADOKAWA

発売日

2023年12月26日 発売

〜「本の雑誌が選ぶ2024年度上半期ベスト10」時代小説1位に選ばれました(青木逸美・選)〜 ●東京新聞(2024年1月6日付)書評掲載(評者:理流) ●日経新聞(2024年1月25日付)書評掲載(評者:縄田一男) ●週刊現代(2024年1月27日号)書評掲載(評者:清原康正) ●山陰中央新報(2024年2月3日付)書評掲載 ●上毛新聞(2024年2月18日付)新刊ガイド掲載 ●小説現代(2024年3月号)書評掲載(評者:田口幹人) ●週刊文春(2024年3月7日号)書評掲載(評者:青木千恵) 天明の浅間焼け(大噴火)で土石流に襲われた鎌原村。村人の8割が死に、高台の観音堂に避難した者など93人だけが生き残った。現地に派遣された幕府勘定吟味役の根岸九郎左衛門は、残された村人を組み合わせて家族を作り直し、故郷を再建しようとするも、住民達の心の傷は大きく難航していた。出世頭の若き代官・原田清右衛門が進言するとおり、廃村と移住を選択すべきなのか、根岸は苦悩する。さらに幕府側にも不穏な動きがーー。「故郷」と「生きる意味」を問い直す物語。 序 木曽の暴れ川 第一章 なんかもん 第二章 咒 原 第三章 デーラン坊の涙 第四章 家族ごっこ 第五章 江戸のダイダラボッチ 第六章 形 見 第七章 祈 り 第八章 花 畑

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