小説むすび | 2023年2月24日発売

2023年2月24日発売

プレイボーイは理想の父親プレイボーイは理想の父親

頭脳明晰、容姿端麗、独身主義。 彼なら完璧ーー理想的な父親だわ! 救急救命士のサマンサは、ある日、偶然妊婦の出産に立ち会い、 赤ん坊の誕生に心を強く揺さぶられた。幼いころ失った母との絆。 私も子供を産み育ててみたいけれど、恋愛も結婚も怖い……。 サマンサは悩んだすえ、人工授精で子供を産もうと思いつく。 容姿端麗で優秀な同僚で、独身主義者のプレイボーイーー アレックス。でも、こんな頼み事、聞いてくれるかしら? ためらいがちに切り出したもののあっさり拒まれてしまった。 落胆したサマンサだったが、やがて彼は前言を翻し、 とんでもない条件をつけてきた。「普通の方法で子供を作るなら」 それって……あなたとベッドをともにするという意味? 驚いたヒロインは咄嗟に彼の提案を拒みましたが、急に互いを異性として強く意識しだした二人。そしてある日、命の危険にさらされたあと、思いがけず情熱を交わしてしまいーー!? かわいい赤ちゃんを授かるまでの、もどかしい恋愛模様をお楽しみください。

夕霧花園夕霧花園

この記憶は いつまで わたしに残るのだろうか 天皇の庭師だったアリトモと、日本軍の強制収容所のトラウマを抱えるユンリン 1950年代、英国統治時代のマラヤ連邦(現マレーシア) 日本庭園「夕霧」を介して、ふたりの人生が交錯する── 同名映画『夕霧花園』【トム・リン監督/リー・シンジエ、阿部寛出演】原作 (2019年映画化、2021年7月24日、日本公開)。http://yuugiri-kaen.com/ マン・ブッカー賞最終候補に選ばれ、現代アジア文学で最も優れた小説に贈られるマン・アジア文学賞等を受賞。17ヵ国語に翻訳され、高い評価を受けている。 【あらすじ】 封印していた数々の記憶が、「夕霧」でふたたび流れ出す── 1980年代のマレーシア。 連邦裁判所判事の職を離れたテオ・ユンリンは、キャメロン高原の日本庭園「夕霧」を再訪する。 そこは、30数年前、日本庭園を愛する姉の慰霊のために、日本人庭師ナカムラ・アリトモに弟子入りした場所だった。 日本軍のマレー半島侵攻、戦後マラヤの「非常事態」を背景に、戦争で傷ついた人びとの思いが錯綜する。 夕霧花園 著者による注釈 訳注 訳者解説 訳者あとがき

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