2023年3月24日発売
「自分なんかじゃ絶対に無理だ」と思っていた片想いの相手と、運命の赤い糸で結ばれたいと願いつづけたらー(『僕らはあの頃と変わらない』)。つれない恋人との関係に不安を抱いていたところ、指輪の力で相手が運命の人ではないことを知ってしまいー(『どうして機嫌のいいときしか好きって言ってくれないの?』)…など、“奇跡の指輪”をめぐる6つの恋模様を収録。
ホラズム国の皇子ジャラールッディーンがついに後継となり、大軍を率いてチンギス・カンとの一大決戦に臨む!カラ・クム砂漠の戦場からホラズム軍が離脱する。チンギス・カンは、スブタイとジェベ、バラ・チェルビの三人の将軍にその追討を命じた。帝のアラーウッディーンは西へと退却しながらも、モンゴル軍との戦を継続する。スブタイらは敵の誘いに乗ることを決断した。一方、ホラズム国の皇子ジャラールッディーンは、南の地で二万騎の指揮を任された。モンゴル国の将軍シギ・クトクがその討伐に向かう。ジャラールッディーンは原野に本営を置き、ジャムカの息子マルガーシもそこにいた。皇子が初めて大軍を率い、モンゴル軍との戦いに挑む。
昭和三十四年。大学へと進学したはずの群青は姿を消し、ありあけ石鹸は倒産の危機から身売りし、赤城は社長からいち社員になっていた。『炎の蜃気楼』『遺跡発掘師は笑わない』の桑原水菜が贈る、絆と希望の物語!
暢気なだけが取り柄の暢光は、事業を興しては失敗し、妻から離婚を言い渡される始末。離れて暮らす中2の息子と小3の娘とはオンラインで会うばかりで、オンラインゲームは最後の砦となっている。そんな中、息子の凛一郎が交通事故に遭い、意識不明に。悲しみに暮れる暢光だったが、ゲーム内で息子からメッセージが届き…君となら、ヒーローになれる。ゲームを通して成長し、繋がっていく、新しい家族の物語。
文芸編集者の春川澄香は、新人作家の山科和美と打ち合わせをするため岩手県に向かった。半日かけてやっとたどり着き、温泉宿の部屋で一息ついていると赤い封筒が目に入る。中に入っていた便箋を読むと歓迎の言葉が綴られていた。その時、窓に何かがぶつかる音が。おそるおそる確認してみるとカラスがぶつかり、血を流していた。それをきっかけとするように老人の幻影が現れ、何かを訴えようとしてきたのだ。和美の友人の不審死、ベストセラー作家の失踪…。全ての真相が暴かれた時、澄香が町を訪れた本当の理由が明らかになる!
刑事と容疑者が、同じ日、場所で挙式。二人の花嫁の運命は?刑事の小堀有里は結婚式当日を迎えていた。そこに部下から女子大生殺人事件の容疑者が見つかったと報告。驚くことに容疑者も結婚式当日、式場も同じだと言うのだ。有里は、式直前だというのに捕まえようと控室を飛び出す。容疑者の新婦・みちると友人の塚川亜由美はいたが、肝心の容疑者は逃してしまう。後日、みちるに「夫を助けたければ、小堀有里を殺せ」と謎の人物から脅迫電話がありー。表題作のほか「花嫁の夏が終る」を収録。シリーズ第36弾。
超級ボス『白鯨』を撃破した、船坂叶馬率いる倶楽部『神匠騎士団』。レイドクエスト『海淵の悪魔』クリアによって得た経験値により、参加したメンバーそれぞれが上位クラスへとクラスチェンジを果たしていた。さらなる深層へと歩みを進めるべくダンジョンの第10階層へとやってきた叶馬たちの前に、界門守護者『伝説級擬態木』が立ちはだかる。驚異的な再生能力を誇る難敵に対して、まさかの叶馬との相性の悪さが発覚。先を見据えて叶馬以外のメンバーでの撃破を模索していくなか、Aランク倶楽部『黒蜜』からレイドクエストへの共同参加を持ちかけられー。新感覚、学園ダンジョンバトルストーリー第6弾!!
ただ“ふつうの”クリスマスを過ごしたかった。トリとチャーリーとオリバーにとって、今年の冬は試練のときだった。せめてこのクリスマスは穏やかに過ごしたいと思っている。それはオリバーにとっては、姉兄と3人で一緒にマリオカートをすることを意味し、トリとチャーリーにとっては、この数か月にあったことを乗り越えて、前を向くことを意味している。このクリスマスは、家族をどんな方向に導くのだろうー。