2023年3月発売
地味な男爵令嬢・パトリシアは、「地味で目立たないから」と幼馴染みに振られたショックで、メイドとして住み込みでロンダルト伯爵家で働くことを決める。ある日、誰よりも美しいが誰よりも気難しい、とウワサのご主人様・レオンの部屋を掃除していると、パトリシアの存在に気付かなかった当のレオン様と鉢合わせ!「この屋敷で働き続けたいのなら、ご主人様には絶対に姿を見せてはいけない」ときつく言いつけられていたのに…!けれど、ご主人様の秘密を見てしまったその日から、二人の距離はほんの少しずつ、でも確実に近づいていく。レオンからの信頼を得たパトリシアは、レオンの亡き母の日記を読み衝撃の事実を知ってしまう。期せずしてレオンの秘密を暴いてしまったパトリシアは、彼から離れることを決意するのだが…。2022eロマンスロイヤル大賞ピーチ賞受賞作!
「本日より貴方の教育係に任命されました、エイダ・ラフィネと申します。よろしいですね、スティーブン王子殿下」 以前は完璧な王子様だと称されていたが、今はただただ無気力に昼から離宮で一人酒を飲んで過ごすフィエルテ王国の第一王子・スティーブン。 その彼のもとへある日突然やってきたのは、ラフィネ公爵家令嬢のエイダという同い年の女性だった。 最初はエイダに教育されることを快く思っていなかったスティーブンだったが、献身的に支えようとしてくれるエイダに徐々に心を開き始める。 そしてそんな生活の中で、スティーブンは自身がエイダと共に過ごした幼少期時代の記憶を思い出し始めーー? 一人の王子の挫折と立ち直りから始まる二人の心温まる異世界ラブストーリー、ここに開幕!
剣士と魔術師が反目しあう世界。デュランダルは世界でも有数の剣士の一族に生まれる。デュランダルは一度見聞きしたものは忘れないという能力を持っていたが、力がすべての一族においては役立たずだった。そのためデュランダルは弱肉強食の一族の中で、「無能」の烙印を押され、追放されてしまうー。しかし、圧倒的な記憶力は魔術との相性が抜群だった。魔術の世界の奥深さに目覚めたデュランダルは『王立高等魔術学院』に入学。世界最高の魔術師へと登り詰めていくー!「小説家になろう」で連載中の異世界ファンタジー、開幕!
カオル恭子レイコーー人(?)呼んでKKR。 時代と世界は変わっても、三人の志は変わらない。 横暴に振る舞う悪徳商会ーーレリナス商会の支店長である ローディリッヒを懲らしめたら、逆恨みした彼は 表から裏からカオルたちに危害を加えようとしてきてーー。 「潰すよ!」 「……何を?」 「ローディリッヒ一味」 正義の心(?)を胸に悪を懲らしめ生き延びます!
新大陸での新たな商売も確立し、 次は海運へと手を広げようともくろむミツハ。 そんな中、新大陸の拠点・ヴァネル王国がきな臭くなっている。 せっかくできた拠点がダメになってはたまらない! 陰に日向に暗躍するミツハだがーー。 とはいえ足下固めは忘れちゃいけない! コレットちゃんはもちろん、ベアトリスちゃんにサビーネちゃん、みんなに大人気のミツハは大忙し! TVアニメ大好評放送中! 老後に備えてお金も縁も大事にします、の第8巻!
冒険者のクラウスが手にしたスキル“自動機能”-当初は役立たずと思われていたが「移動」「採取」「戦闘」すべてを自動でこなし、成功率100%の超絶スキルだった!そんな“自動機能”を使いこなすことで昇級試験をクリアし無事中級冒険者となったクラウスはさらなるランクアップをめざして狩りを続けてきた。その頃、ゲイン・カッシュ率いる、クラウスにとっての因縁のクラン『特別な絆』は、遠大な野望実現のため、とある危険過ぎる計画を進めていた。-避けられぬ運命のいたずらか、クラウスはゲインたちの「計画」に端を発する大事件に巻き込まれ、想像を超えた強敵と相まみえることになってしまい…!?“自動機能”の底知れぬ力は、クラウスや仲間たちを救えるのか!?破滅ぎりぎりの戦いを描く第3幕がいよいよ幕を開ける!!
モチベ最低、評価も最低のサラリーマン・大前現人。つまらない毎日を癒やしてくれるのは、無理して買った最新のPHEV《アウトランナー》を駆っての「車中泊」だ。 ある時仕事のミスから愛車で逃亡した現人が、いつものように車中泊して目覚めた時に出会ったのは、なんと《ケモミミ娘》!? 辿り着いた先はもしや異世界だったりする!? 異世界だからにやっぱり怖い魔物もいるわけで、いきなりサバイバルを強いられる現人だが!? なにゆえか異世界と行き来できる不思議な力を備えるに至った現人と愛車アウトランナーによる、不思議な出会いと異世界美少女たちとの温かい交流の日々が、現人=アウトの人生をポジティヴに変えて行くーーハートフルにしてハードな新感覚異世界冒険譚登場!
「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な親から逃れ、姉妹で生きることに決めた理佐と律。ネネのいる水車小屋で番人として働き始める青年・聡。水車小屋に現れた中学生・研司…人々が織りなす希望と再生の物語。
魔法が使えないことを理由に、第二王子オリバーから婚約破棄を突きつけられた辺境伯令嬢クレア。これまで無能なオリバーの尻ぬぐいばかりしてきたというのに…!あまりの仕打ちにクレアが怒りをあらわにすると、突然、この国では忌み嫌われている闇の魔力が暴走してしまった。危険視され囚われてしまったクレアだが、そんな彼女のもとにしゃべる猫・ケットシーが現れ、なんとか牢を脱出することに成功!ところが第一王子ジルベルトに見つかってしまい!?絶望したクレアだったが、『好色殿下』とよばれるジルベルトはなぜか彼女を庇い逃がしてくれて…。魔女になったこじらせ令嬢の恩返しラブファンタジー!
コロナ禍においてアメリカ疾病予防管理センター(CDC)で顧問として働き、ニューヨークのコロナ対策に尽力した遺伝子工学の研究者カール・バレンタインは、旧知のニックに仕事を依頼され、極秘にバイオ医薬品企業ナショナルバイオ社のP3ラボを訪れた。感染力のあるウイルスやバクテリアを扱うP3ラボ内で、カールは未知のウイルスを発見する。そのウイルスは死んではいたが、凶暴なエボラウイルスに似たものだった。「もしこのウイルスが活性化したら…」。カールの懸念をニックは一顧だにしない。だがニックだけでなく多くの者が発症し、次第に感染者が増えていく。事態を収束させるために尽力するカール。そしてウイルスを生物兵器に利用しようとする存在がちらつきはじめー。
小さな奇跡の物語がここに終わり、ここから、また始まる。僕は地元のラジオ局で深夜の番組を担当している。ある日、17歳の時に絵のモデルをしたことを話したところ、リスナーから、僕によく似た肖像画を見た、と葉書が届くー。土曜日のハンバーガー、流星新聞、キッチンあおい、行方不明の少年、多々さん、鯨オーケストラーすべてが響きあって、つながってゆく。
Fourteen distinct voices are assembled in this one-of-a-kind anthology tracing a nation's changing social landscapes. Internationally renowned writers like Yasunari Kawabata, Ryunosuke Akutagawa and Junichi Watanabe are joined by three notable women writers whose works have not yet received sufficient attention--Kanoko Okamoto, Fumiko Hayashi and Yumiko Kurahashi. 日本近代文学短編小説アンソロジー。世界的にも活躍した川端康成、芥川龍之介、渡辺淳一から日本でもほとんどその名を知られていない十一谷義三郎、そして岡本かの子、林芙美子、倉橋由美子ら3人の女性作家を含めた、全14人による短編小説を集めました。開国と明治維新、1923年の関東大震災と第二次世界大戦の壊滅的な被害と敗北から戦後の目まぐるしい高度経済成長期という激動の20世紀日本を生きた作家による、時代を映す多彩な語りを紡ぎ出した珠玉の作品の数々を欧米の読者へ紹介します。 【収録作品】 永井荷風「狐」 里見トン「俄あれ」 芥川龍之介「庭」 十一谷義三郎「青草」 横光利一「比叡山」 岡本かの子「蔦の門」 中山義秀「秋風」 川端康成「日雀」 坂口安吾「戦争と一人の女」 林芙美子「ボルネオ・ダイヤ」 北杜夫「岩尾根にて」 倉橋由美子「醜魔たち」 水上勉「竹の花」 渡辺淳一「自殺のすすめ」
ロサンゼルス郊外の美しい高級住宅地モンタレーで無惨な死体が発見される。 アメリカ上流社会に属する、裕福なインフルエンサーであり、 LGBTQアイコンの女主人公レクシー・ウルフと、日本人バックパッカー青年が出逢ったことにより、 幸せを装う富裕層の闇が次々と暴かれ、やがて背筋が凍るような恐ろしい殺人と真実が明かされる。 『この世でいちばん恐ろしいのは人間一一。』 元タカラジェンヌ推薦! 著者渾身のサスペンス・ミステリー、ここに見参。(カバーより)
“切れぎれの回想、現在のノアの心理、オーパルからの手紙、ノアの父ヴァージルや母ルービーをめぐる一連の奇妙な逸話…。 事実は見えなくても、ノアの胸に満ちる強い喪失感は、一ページ目からはっきり伝わってくる。その静かな哀しみが、ノアと猫たちとのどこかとぼけたやりとりや、ノアの父親ヴァージルのやたらと衒学的な物言いなどから浮かび上がる淡いユーモアと絶妙に混じりあい、それらすべてが、文章教室的規範から逸脱することを恐れない自在の文章で語られることによって、この作品を、昨今の小説には稀な、とても美しい小説にしている。”(訳者・柴田元幸) 哀しみを抱えるすべての人へ。 2006年刊行の「とても美しい小説」を復刊しました。
北国リペイドで、アルトは自らの意志で依頼を受けた。それは余命幾ばくもないラギという老人からの、僅かな余生をともに過ごしてほしいという願いだった。一方セツナも花屋の夫婦から切実な思いが込められた依頼を受けることに。しかし、時を同じくして、王妃から直々に別の依頼が舞い込み…。アルトとセツナは無事依頼を全うすることができるのかー。
遥か未来の世界から異世界へと転生した人工知能は、魔術人形のエスと出会う。共に造られた存在として、すれ違いながらも理解し合っていく2人の前に、クオリアの侍女・アイナの死んだはずの兄に瓜二つな敵が現れる。自在に姿を消す、まるで“亡霊”のような力と共に。最強AIの異世界騎士譚、第2弾が登場!超科学の力は、不可視の敵すら撃ち抜く!
新しく仲間に加わったメアリとミーティアの姉妹が冒険者になりたいと言い始めた。ナオたちはふたりに経験を積ませるために、ダンジョン探索をすることに。すると初めての冒険にもかかわらず、幼い獣人姉妹は思わぬ力を発揮してー!?進むは階層ごとに環境が変化する摩訶不思議なダンジョン。新体制のパーティー“明鏡止水”の結束が、今、試される!
冒険者ランキング万年最下位、エッセンのギフトは【魔物喰らい】。 魔物の生肉を食べても腹を壊さないというだけの残念ギフトだ。 しかしある日、魔物に襲われて思わずその首元に噛みついたことで覚醒。 喰らった魔物の力をその身に宿す能力を得て、ランキングを駆け上がっていく! すべては、ともに冒険者を志した幼馴染との約束を果たすためにーー。 *** 早くもコミカライズ決定! 本書は、第7回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門特別賞の受賞作です。
皇国に蔓延るオワタを一掃し、休暇を満喫しすぎた田中家一同。 王国は既に新学期に突入し、三兄弟は大遅刻決定。 いざ王国に戻ってみれば、学園は聖女に沸き、隠し子疑惑に国王は泣き、貴族たちはこぞって帝国商人にカモられ……あれ? 休んでる間に問題だらけに!? 仕舞いにはエマを狙う不穏な影まで現れ……これは田中家、久々の大ピンチです!