小説むすび | 2023年3月発売

2023年3月発売

凶鳥〈フッケバイン〉/黙示の島凶鳥〈フッケバイン〉/黙示の島

発売日

2023年3月8日 発売

渾身の二大パニック・ホラー巨篇、待望の復刊。 「凶鳥〈フッケバイン〉」 一九四五年、敗色濃厚なドイツ第三帝国。総統の元に、謎の飛行物体が墜落したとの報が。それこそヒトラーが恐れ、求めた“宇宙機”凶鳥〈フッケバイン〉であった。だが、回収を命じられたドイツ陸軍降下猟兵部隊の前に、異形の群れが立ちはだかる! 「黙示の島」 日本政府は高齢化問題を一挙に打開すべくロングライフ計画に着手。洋上の孤島・鼎島の島民に対し医療措置として皮膚下にバイオチップを埋め込む実験を開始する。しかし、研究施設が台風で半壊した後、島民がフナムシに食い殺される事件が発生した。ありえない状況の死体に底知れぬ不安を抱く島民たちだったが、やがて自らが異常な活力と暴力性を発揮し始め……。 さらに、歴史シミュレーション短篇「如水上洛」、自衛隊ルポ「二隻の護衛艦」、大藪春彦追悼エッセイ「伊達邦彦は一人きり」を増補し、小泉悠氏による特別寄稿を収録。 【収録一覧】 『凶鳥〈フッケバイン〉』 『黙示の島』 短篇「如水上洛」 ルポ「二隻の護衛艦」 エッセイ「伊達邦彦は一人きり」 特別寄稿・小泉悠

モンスター・パニック!モンスター・パニック!

『WORLD WAR Z』で全世界のホラー・ファンを歓喜させ、  ゲーム『マインクラフト』の世界を小説化してみせた才人ブルックス。  待望のモンスター・パニック・スリラー登場!  火山噴火で孤絶した集落。  森の中から彼らに忍び寄る群れーー  作家マックス・ブルックスのもとに手記が届けられた。それはレーニア山の噴火による被災地のひとつ、廃墟となったエココミュニティで発見された住人の日記だった。廃墟には生存者がおらず、二名の住人が行方不明となっている。すべての通信手段も脱出ルートも失われたコミュニティで、いったい何が起きたのか? 未だ原因が明かされていない集落全滅の真相とは?  武器も食糧もないひとびと。地面に刻まれた人間そっくりの巨大な足跡。闇にひびく咆哮。そして森の中に散乱した動物の死骸。そして牙を剝いて襲い来る凶暴な群れ。傷だらけになった人間たちの反撃、果たして成るか? 怪物との壮絶な死闘は、どんなに恐るべきものを呼び起こしてしまったのか?

笑って人類!笑って人類!

著者

太田光

出版社

幻冬舎

発売日

2023年3月8日 発売

子供達よ、信じるんだ。未来はいつも面白い。世界の平和のため、ダメダメ総理が獅子奮迅!?主要国リーダーが集結する“マスターズ和平会議”に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇を免れた彼は、ドン・キホーテのごとく立ち上がるが……。笑いと興奮と感動とーー。「言葉の力」を信じる爆笑問題・太田光、祈りのような書き下ろしエンターテインメント!「笑いもので結構! 私の子供の頃の夢はコメディアンだ。偉大なコメディアンになって世界中を笑わせたいと思っていた。今こそそれを叶えてやる」“マスターズ和平会議”はテロ国家共同体ティグロ代表・ブルタウにより破壊された。会議に遅刻し、世界に恥を晒したピースランド首相・富士見はマスコミから糾弾され、デモ隊から生卵をぶつけられ、支持率は地に落ちた。しかし彼は会議を再開するべく、フロンティア合衆国の大統領代理・アンに想いを込めた手紙を送る。富士見を取り巻く桜を始めとした個性のキツイ秘書たちと、アンと彼女を支える国務長官・ダイアナは、武器ではなく「言葉の力」で、どんな国のどんな立場の人間も置き去りにせず、世界を一つにしようとする。しかし、両親をテロで亡くしたアンには、ある秘密があったーー。

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