小説むすび | 2023年4月5日発売

2023年4月5日発売

本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー本当に欲しかったものは、もう Twitter文学アンソロジー

5分後に、虚しい人生。 空虚なスキマ時間で読み切れる、22の傑作ショートショート。 「『夏休み、パパが東京にミュウの配布会連れてってくれるって!』『いいな! てかポケモン青、いつ届くんだろ』。チャイムの音と共に騒がしくなる教室で、目を輝かせる友人達。小学校の話題の中心はいつもポケモンだった。僕は一人、いつも下を向いていた。ウチにはゲームボーイも、スーファミもなかった。」(窓際三等兵「本当に欲しかったものは、もう」より) 「PRだらけになったこのアカウントに生き残ってくれた88967人のフォロワー様へ。私が某恋愛番組に出演して最後の一人に選ばれてからもう五年が経ちました。今まで自撮りやポエムにいいねをつけてくれてありがとう。このアカウントは明日削除します。最後にずっと言えなかった私の正直な思いを綴ります。」(木爾チレン「88967人のフォロワー様へ」より) 「昔むかし、港区にアリとキリギリスが暮らしておりました。アリは桜蔭から東大落ち、キリギリスは広島あたりの女子高から指定校推薦で、それぞれ慶應の法学部政治学科に同期入学しました。アリは律法会でチー牛たちと真面目に学び、キリギリスはチャラサーとして有名なテニサーで楽しく遊んで暮らしていました。」(麻布競馬場「Twitter童話 アリとキリギリス」より) 【著者】(五十音順) 麻布競馬場 霞が関バイオレット かとうゆうか 木爾チレン 新庄耕 外山薫 豊洲銀行 網走支店 pho 窓際三等兵 山下素童

五木寛之セレクション2【音楽小説名作集】五木寛之セレクション2【音楽小説名作集】

出版社

東京書籍

発売日

2023年4月5日 発売

五木寛之、初のテーマ別作品集、待望の第2弾! 第2巻目は、【音楽小説名作集】として、衝撃のデビュー作『さらばモスクワ愚連隊』の他、ジャズやファドなどをテーマとした、時代を越えた名作の数々を収録。 巻末には、マイク・モラスキーとの対談解説を掲載。 【収録作品】 『さらばモスクワ愚連隊』(1966.6) モスクワの裏通りを舞台に不良少年たちが奏でる奇跡のジャズ演奏。境涯をこえた音楽の本質に迫った鮮烈なデビュー作。 小説現代新人賞受賞作 『海を見ていたジョニー』(1967.4) 音楽は人間だ。ジャズ的とは人間的なことだ。黒人兵ジョニーの戦慄のピアノ演奏。 『老兵たちの合唱』(1968.1) ニューオリンズの黒人ジャズバンドによる日本公演。平均年齢68歳の奇跡の演奏。 『われはうたへど』(1969.8) 日陰の道を歩む老作詞家。依怙地な男には戦意高揚歌を作っていた過去があった。 『帝国陸軍喇叭集』(1970.1) 途方に暮れる音楽ディレクター。とある店で目撃した陸軍喇叭に命運をかける。 『暗いはしけ』(1971.10) ポルトガル リスボン。ファドの歌い手との運命的な出会いと別れの衝撃的結末。 【対談解説】(50頁) 五木寛之 vs. マイク・モラスキー 戦後のジャズ文化を中心に五木作品と異質性について語り合う。 マイク・モラスキー 早稲田大学国際教養学部教授、66歳、専攻は日本文化研究、ジャズ研究

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