2023年8月発売
人気シリーズ「文豪怪異小品集」の最新作は今年生誕150年を迎える泉鏡花の第二弾。初期短篇「龍潭譚」の系譜を中心に、奔放猟奇な鏡花世界の真価をじっくり堪能できる一冊。
なんて優しくて───可哀そうな人 災厄の魔女に恋をされてしまうなんて とある魔女の呪いによって女性の姿にされた王子と、そんな王子を元の姿に戻すために奮闘する新米魔女。 呪いから始まる痛みと癒しのファンタジーラブストーリー。 「彼は人で、私は魔女だ。私は、カナンの、魔女なのだ」 類まれな力を持つ魔女を恐れた人々はその存在を厄災と呼んだ。そんな魔女の中でも特に傍若無人な師匠から独り立ちしたばかりの新米魔女キトリは、依頼を受けてシルフォン国の王城へ赴く。彼女の前に現れたのは、気が強そうな美しい女性。“彼”こそシルフォン国の第一王子にして、厄介な魔女に呪われた不運な青年リアンだった。
シャン・ハオティンは明るく親分肌で、男女を問わず生徒たちから人気のカリスマ性の持ち主。成績が悪いのに口ばかり上手く、授業をボイコットしたり、保健室で女子とイチャイチャするなど、教師たちからは評価が低い。両親と妹、4人家族で何不自由なく伸び伸びと育ってきた天真爛漫な高校3年生。反対に教師たちに可愛がられているのが、学年で一番の成績のユー・シーグウ。休み時間も放課後も勉強に打ち込み、いい大学に入学することを目指している。幼少期に両親を亡くし、叔母に育てられたが、叔母の結婚を期に自活を始めた。アルバイトで生計を立てながら、奨学金を得るため学業にも励んでいる。切り詰めた生活のため、体が弱い。学校やアルバイト先の大人たちが何かとサポートしようとするが、自立心が勝り素直に受け取ることができない不器用な高校3年生。ハオティンのガールフレンドが、シーグウに近づいたり、ハオティンにとっては何かと目障りなシーグウ。最初は腹を立てていたものの、境遇も価値観も違うシーグウに興味を持ち始めるーー。 ワンコ攻め/ツンデレ受け/せつない/片思い/高校生 台湾発の人気BLドラマシリーズ「HIStory」ノベライズ邦訳版
4年前、マフィア組織“行天盟”(シンティエンモン)の当時のトップ、タン・グォドンと、刑事リー・リーチェンが撃たれて死亡する事件が起きた。リーチェンがマフィアと結託していたため起こった事件と見られているが、犯人は捕まっておらず、未解決事件となっている。新北市政府警察局の刑事モン・シャオフェイは、慕っていたリーチェンに掛けられたあらぬ疑いを晴らし、犯人を捕まえようと、一人捜査を続けていた。モン・シャオフェイは事件で唯一生き残った現組織のトップ、タン・イーが何かを隠していると睨み、手段を選ばずタン・イーの行動を追い続けるがーー。 男前攻め/ワンコ受け/ヤクザ 台湾発の人気BLドラマシリーズ「HIStory」ノベライズ邦訳版
夢も目標も見失いかけていた大学3年の春、僕・小鳥遊公生の前に、華怜という少女が現れた。彼女は、自分の名前以外の記憶をすべて失っていた。何かに怯える華怜のことを心配し、記憶が戻るまでの間だけ自身の部屋へ住まわせることにするも、いつまでたっても華怜の家族は見つからない。次第に2人は惹かれあっていき、やがてずっと一緒にいたいと強く願うように。しかし彼女が失った記憶には、2人の関係を引き裂く、衝撃の真実が隠されていてーー。全ての秘密が明かされるラストは絶対号泣!
全世界を夢中にするタイBLの名作が、ついに日本語翻訳版小説で登場! 入学とともに寮生活を始めた大学生・タイプは、幼い頃の出来事がきっかけで、同性愛に対しトラウマを持っていた。ある日、気が合うと思っていたルームメイト・ターンがゲイであることを知り、彼を追い出すためにあれこれと策を企てる。そんな嫌がらせに対して最初は怒っていたターンだが、憎みきれないタイプの言動をだんだんと可愛らしく感じるように。そして彼のことを知っていくにつれ、守りたいという思いが強くなっていく。一方のタイプはターンからのアプローチに戸惑うも、彼の真剣な気持ちに触れ、心が揺れ始めてーー!? 「嫌い」から始まるラブストーリー、ついに開幕!
元伯爵令嬢で魔法使いのステラは、罠に嵌められて失職寸前。そんな彼女の前に現れたのは、以前自分を振った公爵ジュリオだった。「身も心も捧げるというのなら、助けてあげようか」そう愛人契約を持ちかけられ、背に腹は代えられないと契約を受け入れたステラ。しかしーー「君のその不健康そうな身体、まったく好みじゃないんだ」ジュリオはなぜかステラの健康管理をはじめて!? 警戒心MAXなステラは彼の真意を探ろうとするが、過保護にされたり意地悪にキスされたりと、翻弄されっぱなし。だがそんな間にも、ステラを狙う不穏な動きが……!? WEBで人気のこじらせ溺愛ファンタジー、書き下ろしも収録して書籍化!!!
とある事情のため、辺境の地を守る中将マティアスのもとに嫁いできたフランチェスカ。しかし17歳も年上で人嫌いの軍人マティアスから信じてもらえず、白い結婚を提案されてしまう……が、全くめげなかった。領地の妻として一大イベントを企画しその準備に奔走する。知恵を絞ってアイデアを繰り出し、笑顔で人々を虜にしていく姿に、マティアスの心にも変化が。しかし二人はそれぞれ相手には言えない秘密があって!? 「小説家になろう」大人気作品、待望の書籍化!
フリーの観光ガイド佐抜克郎は、外務省関係者から東南アジアの某国の重要人物を捜してほしいと依頼を受ける。その人物は軍事クーデターにより日本に逃れてきていたのだが、現在行方がわからないそうなのだ。佐抜はあがり症だが、現地語を話せるという特技があった。相棒として紹介された元女子プロレスラーのヒナとともに、佐抜は彼の行方を求めて多国籍の外国人が暮らす「アジア団地」に足を踏み入れる。某国の民主化を警戒する外国勢力や日和見を決めこむ外務省に翻弄されながらも、佐抜はやがて大きな決断の舞台に近づいてゆく。
「不幸を呼ぶ子」と忌み嫌われる少女が、揺るがぬ友情を手にしたとき、いかなる力を発揮するのか。ファシズムが台頭するイタリアで、境遇も性格も正反対の二人の少女が出会い、社会の理不尽に立ち向かう様子を描いた傑作。
迷宮のような路地で見つけた写真集、不死の老人、ショアの記憶、聖書物語など、イスラエル文学紹介の第一人者による日本語版オリジナル・アンソロジー。ウーリー・オルレブ(国際アンデルセン賞受賞)、シャイ・アグノン(ノーベル文学賞受賞)など、世界が高く評価する作家の傑作を精選。
本書は、生誕250周年を迎えるドイツ・ロマン主義の作家ティークが1798年に出版した代表作。同じロマン派の作家E.T.A.ホフマンや画家ルンゲらに大きな影響を与えた歴史的古典であり、本邦初訳となる。 1520年頃と思われるドイツ・ネーデルラント・イタリアを舞台として、ニュルンベルクに住む高名な画家デューラーの架空の弟子フランツ・シュテルンバルトが、画業の腕を磨くため遍歴の旅に出る。画家や詩人をはじめさまざまな人物から刺激を受け、若き芸術家として成長していく。 芸術家としての自意識を持つ主人公が様々な出来事を経験し、その職業についての考えを深めるという「芸術家小説」の”元祖”であり、芸術観や芸術家像などをめぐり、あらゆる時代の芸術家志望の若者の心を打つ。 主な登場人物 まえがき 第一部 第一巻 第一部 第二巻 第二部 第一巻 第二部 第二巻 訳注 訳者解説