2023年8月発売
神様のミスにより事故死したお人好しサラリーマンのヒロ。お詫びとばかりに、神からは若返った体と鑑定眼のスキルを授けられる。だが授かったスキル“神眼”を試しに使ってみたところ…なんと神様の能力をコピーして種族:半神になってしまう!さらに、なんでも好きに召喚できる“異世界召喚”まで手に入れたヒロは、辺境の森で念願だったスローライフを開始することに。森について早々、言葉を喋るもふもふたちに囲まれたヒロ。実はこの森は精霊動物たちが暮らす聖域だったのだ。ヒロが半神であることを嗅ぎ取った精霊たちからは「この森の神になってほしい」と頼まれてしまい!?不思議な森で収穫した食材や魔物の肉で料理を楽しみながらのんびり森を開拓していただけなのに、獣人やエルフの少女が仲間になったり、ドラゴンを手なずけてしまったり、さらに同じ異世界転生者たちが訪ねてきたり…チートすぎるヒロの周りにはどんどん人が集まってきて…。最強すぎる鑑定眼で異世界ライフを大満喫!ほのぼの冒険ファンタジー、はじまります!
最初に父親から教えられたのは自害の作法…細川忠興は愛を知らなかった。玉(ガラシャ)は、妻として忠興に寄り添いたいと思う。しかし父・明智光秀の謀反により、夫婦の運命は暗転。謀反人の娘となって幽閉された玉は、やがてキリスト教の愛に惹かれていく。一方、忠興は玉の心を失う孤独と恐怖から、刃を振り上げー。本当に大切にすべきものは何だったのか。物語は歴史上もっとも美しいラストシーンへ。
コロナ禍下、40歳を前に離婚した桐原まりえは、新たな生き方を模索し始める。直木賞作家が初めて、等身大の主人公で「今」を描く。「これから恋愛できるわね」、年かさのかっこいいマキさんはそう言うが、まりえはすべて自分の自由にできる生活が一番大事でそれを危うくする欲望に呑み込まれたくはない。でも、なにか不安で、なにか取りこぼしている気がする…。そんな折、些細なきっかけと少しの興味から、まりえは結婚相談所に登録する。そこで見聞きする世界は、思いもよらないものだった。切実な「現実」や結婚に対する価値観を次々と突きつけられ、年下の恋人とのあいだでも揺れながら、まりえは考え続ける。
ツイステッドワンダーランドを大ボリュームかつ繊細な文章表現でリアルに楽しめる、小説作品第2弾。
1992年、アメリカ・ロサンゼルス。私立高校での生活も終わりにさしかかり、アシュリーと友人たちは、学校よりもビーチで過ごす時間が長くなっていた。4月のある日の午後、ロドニー・キングという黒人男性を半殺しにした4人の警察官に無罪判決が下され、すべてが一瞬にして変わってしまう。激しい暴動・抗議活動が起き、生まれ育ったLAの街が燃え広がるなか、ただの女の子だったはずのアシュリーは「黒人の子」になった。白人の幼なじみとの不協和音、家族のなかの対立、自分への軽蔑…。ブラック・ライヴズ・マター(BLM)の源流となったロサンゼルス暴動という、じっさいの歴史的事件に着想を得た長編小説。
元婚約者、襲来!? ループ7回目の人生で、皇太子アルノルトのもとへ嫁ぐことになったリーシェ。 各国を跨ぐ贋金騒動が決着し、リーシェから改めて婚姻の誓いを立てて、二人の関係も一歩前進。 婚姻の儀も迫るなか、二人は揃って歌劇場を訪れるが、幕が開いた直後に歌劇の主役である歌姫・シルヴィアが倒れてしまう。 リーシェのスキルで救護活動を終えたところ、元婚約者のディートリヒがその場に現れ……!? 一方、リーシェの新しい友人となったシルヴィアは、とある騎士に恋をする。 その人物は、未来のアルノルトが重用した騎士・グートハイルだった。 アルノルトへの気持ちの置き所がわからないリーシェにとって、シルヴィアから聞く恋の話はとても新鮮でーー。 婚儀でのキスを意識してしまうリーシェを、アルノルトはこれまで以上に甘やかしてくる。 さらに誕生日のおねだりを言い付けられて悩んでいたら、ついに恐ろしい現皇帝との邂逅で大ピンチ!?
デザント王国の選ばれし宮廷魔導師『七師』アルノード。部下とともに強大な魔物はびこる領地の防衛に当たっていたが、理不尽な理由で国外追放を言い渡されてしまう。やむを得ず、アルノードは同じく不遇な扱いを強いられてきた部下を引き連れ、隣国リンブル王国へ。しかし、実はアルノードは、隣国ではその名を知らぬ者がいないほどの有名人だったらしくー!?最強の宮廷魔導師が、才能を見出した部下と成り上がっていく最強魔導ファンタジー、開幕!
RPG系恋愛ゲームの伯爵令息に転生した日本人のゼクスは、幼き妹カロンの未来を嘆いていた。悪役令嬢であるカロンは魔王の誘惑に堕ち、すべてのルートで必ず死ぬ。-こんなに可愛らしい妹が非業の死を遂げる。そんなこと許せるわけがない!運命を変えるべく、ゼクスはカロンを正しく育てようと決意する。無能と蔑まれる無属性魔法の適性持ちだったゼクスは、カロンを守るために前世の知識で新術式を次々と開発!常識破りの力を手に入れ、カロンにも正しい魔法の使い方を指導する。さらにカロンを狙う王宮のスパイを看破したり、カロンに愛情を注いで闇堕ちを防いだり、不安要素を払拭していきー!「お兄さまのお役に立てたのなら本望です!」「やばい。オレの妹、めちゃくちゃ可愛い」良い子に育つ妹を今日も兄は溺愛する!世界最強の兄が最カワ妹の破滅回避に挑むハートフル・ファンタジー、開幕!
“役立たず”とされる『生産魔術』適性を理由に、侯爵家を追放され辺境の村の領主となった少年・ヴァン。魔術を活かして戦地のど真ん中に砦を建造したものの、敵国の激しい攻勢によって砦は半壊してしまう。イェリネッタ王国のさらなる侵攻を警戒したヴァンは、砦を日本風のお城に大改築することに!城主を誰に任命するか頭を悩ませていたヴァンのもとに、とある人物が訪ねてきてー?
勇者と相棒の竜により拓かれた国ウィズレイン。男爵家の養子であるエルナは義姉に虐げられる生活の中で、竜として生きた前世の記憶を思い出す。初代国王である勇者を背に乗って飛び回ったそんな記憶。しかし、今世は人間。“人生”を楽しもうと考えていた。そんな矢先、国王として生まれ変わった勇者と再会しー?
婚約破棄されたことをきっかけに“大衆食堂ロベリア”をオープンしたリディア。するとリディアの作る料理に癒やしの力があることが判明!“聖女”だと崇められ始めてしまう!魔力がないことを理由に虐げられていた生活から一変、たくさんの人に囲まれ前向きに暮らし始めたリディア。そんなある日、公爵家令息・ロクサスが“大衆食堂ロベリア”を訪れる。ロクサスはリディアの不思議な力で未知の病「白月病」を患う兄を救ってほしいと、リディアを公爵家に連れ去りー!?不遇の少女が不思議な力と優しさで周りの人を幸せにする癒やしのグルメファンタジー、第2幕!
最後の舞踏会で復讐を遂げた公爵令嬢ディア。傍で見届けたノインに連れられファーシタルを後にした彼女は、物語の森にある屋敷で新たな生活を始めていた。人ならざる者の常識を学び、少しでもノインに相応しい存在になろうとするディア。一方、ノインもディアを伴侶とする未来のため、準備を進める。その一環としてファーシタルの民と因縁がある夏至祭の王のもとを訪れることになるのだが…?『長い夜の国と最後の舞踏会』の短編小説の他、リベルフィリアを舞台とする『来訪者』を収録。
月日が過ぎ、クラウディアとノアが訪れたのは、砂漠と黄金の国。その国は『黄金の鷹』によって作られたという。その宝が呪いに関連するとにらんで調査する二人の前に現れたのは、一匹の狐。その正体は若き国王アシュバルだった。彼はノアに衝撃の提案を持ちかけ…!?「俺の代わりに、王になってはくれないか」
太平洋戦争はアメリカ等の連合国が絶対正義で日本が絶対悪なのか?平和主義者で家族と幸せに生きる事を誰よりも願っていた好青年がなぜ特攻隊に志願し、海の藻屑と消えたのか?どうしても生きたい、生きて結婚し、幸せになりたいと心の底から願っていた男女の悲しき愛の文通物語。
勤勉だけど変わり者の伯爵令嬢のベルはナルシストな婚約者から一方的に婚約破棄される。元婚約者と彼の浮気相手に悪女の噂を流されるも気にせず独り身を謳歌しようとするが、突然幼馴染で将来有望な公爵ロバートから婚約の申し出が!?会えばケンカばかりの相手なのになんで!?嫌がらせかと警戒するのに父も兄も大喜びで応援ムード!?でろでろに甘やかされキスされて…相思相愛になった二人だけど元婚約者の魔の手が!こうなったら「悪女」として彼らにギャフンと言わせ、完璧なハッピーエンドを目指します!