小説むすび | 2023年9月28日発売

2023年9月28日発売

富豪が望んだ双子の天使富豪が望んだ双子の天使

寂しい夜は我が子を抱きしめて思う。 この孤独を、愛する彼に温めてほしいと。 サディは3歳の双子の男児を育てるシングルマザーとして、 ヨハネスブルグで孤軍奮闘の日々を送っていた。 4年前、ロンドンで出会った富豪のアンガスと一夜を過ごしたあと、 彼女は連絡先をなくしてしまい、数カ月後、妊娠に気づいた。 名前しか知らないせいで、彼のことはさがしようがなかった。 二度と会えないとわかったときは、どれだけ泣いたか知れない。 そこへ突然、遠い外国にいるはずのアンガスが彼女を訪ねてくる。 記憶にある以上に魅力的な彼に、サディの胸は騒いだ。 だが彼は双子が写った写真を突きつけ、説明を求めてきて……。 R-3754『富豪は愛も魔法も信じない』に登場していたシングルマザーに興味津々だった方、お待たせしました! ヒロインはヒーローと再会し、惹かれる気持ちが再燃します。しかし彼は子供のことは望んでも、ヒロインを生涯の伴侶として考えてはいませんでした。

午前零時の壁の花午前零時の壁の花

わたしは日陰にいるのが分相応。 そう自分に言い聞かせるけれど……。 NYの語学教師リアーンは、母や姉妹と今季最大のパーティへ。 名うてのイタリア大富豪アレッサンドロ・ロッシが主催者だという。 美しい漆黒の髪に彫りの深い顔立ちの男性に足を踏まれたリアーンは、 それがアレッサンドロであることに気づいて心臓が早鐘を打った。 だが彼の興味を引いたのは、明るく社交的な妹のほうで……。 壁の花となったリアーンが独りテラスにいたとき、真夜中の鐘が鳴った。 ふと、会場から駆け出していく妹を見つけて外へ捜しに行くと、 階段のところにアレッサンドロがガラスの靴を持って立っていた。 その靴は妹が落としていったもの。切なさをこらえるリアーンに、 アレッサンドロが言った。「彼女を見つけるのを手伝ってもらいたい」 HQイマージュでトップを争う大人気作家ケイト・ヒューイットの新作が2年ぶりに登場! いつかおとぎばなしのように王子が現れるのを密かに夢みる日陰の姉リアーンと、愛や結婚を信じず誰とも恋愛しないと決めているアレッサンドロのラブストーリーです。

子爵の身代わり花嫁は羊飼いの娘子爵の身代わり花嫁は羊飼いの娘

子爵の花嫁のふりをする私ーー ベールを脱げば、ただの灰かぶり。 マーサは幼い頃、上流階級にのし上がりたい父方の祖父から “不義の子”の烙印を押され、邪魔とばかりに屋敷を追い出された。 今は農場でかいがいしく羊の世話をする毎日を送っている。 そんなある日、祖父の手元に残された異母妹が、 さる子爵と政略結婚させられそうになっていることを知る。 だが妹には別に恋人がいて、子どもまで身ごもっているらしい。 姉妹は外見がそっくりなので、婚約披露の舞踏会から結婚式までの1週間、 マーサに時間稼ぎをしてもらっている間に駆け落ちしたいと妹は言う。 妹の幸せを願い、マーサは身代わり花嫁として祖父の屋敷へ向かったーー 新郎の子爵ザカリーと会い、一目で激しく心を揺さぶられるとも思わずに。 姉妹の違いは髪の色だけ。赤毛のマーサは妹と同じ濃い褐色に髪を染めると、妹のメイドを伴って一路祖父の屋敷へ。婚約者ザカリーはまるでヴァイキングのようにたくましく聡明な男性でした。こんなにすてきな人がなぜ、評判のよくない成り上がり者の孫娘などと結婚しようとしているのか不思議に思うマーサでしたが……。

誘惑の落とし穴誘惑の落とし穴

純真無垢な乙女が陥る、 危険な恋の落とし穴ーー 結婚詐欺師に騙されて傷心した親友のため一肌脱ぐことにしたケリー。 舞踏会で魅力的な女性を演じて結婚詐欺師の男を誘惑し、 首尾よく惹きつけたら、鉄槌を下す計画だ。 じつのところ、恋もろくにしたことがないケリーには荷が重かったが。 ところが会場で出逢ったのは、鋭いダークブルーの瞳の大富豪ブラフ。 魂まで見透かされそうな彼のまなざしに、ケリーは警戒した。 私の役目は、この舞踏会で妖艶な大人の女を演じきることよ! しかし、ケリーが時折見せる不安そうな様子に疑念を抱いたブラフは、 心の中で豪語した。“最初のキスでたいていのことはわかる” そして、彼女の隙をついて、熱く激しく唇を奪ったーー! 《特選ペニー・ジョーダン》から、中世の面影を残す町ライ・オン・アバートンに住む女性たちのロマンスを描いた4部作〈美しき報復〉の1話目をお贈りします。ケリーは、恐ろしく男性的なブラフの唐突なキスのテストでどうなってしまうのでしょうか?

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