2023年9月発売
酒造での酒造りや養蜂による蜂蜜作りなど、文明レベルがどんどん上昇するイルク村。さらにナルバントの一族が合流し、イルク村の設備がさらに充実していくーアースドラゴン達の襲来を退けたイルク村に、再びメーアモドキが現れ、ある白い花の存在を教えられる。その花は良い香りの上、様々な薬効があり…。ナルバント達の活躍により、酒場や神殿などの建築が順調に進むイルク村。ゴルディアが運営する出来立ての酒場は早速領民たちで繁盛し…。新たな村人として、ベンの旧知のシスターと、ヒューバートの知人である、王城で礼儀作法を教えていた女性を招くことになり、ディアスは貴族の作法を教えられるが…。さらにディアスに悪意を持つ二人の貴族もイルク村へと向かっていて…。領主として、公爵として領民たちを守るため、ディアス、苦手な礼儀作法と格闘中!!
「フェザー」と呼ばれる板に乗って空を飛ぶ飛翔能力者の集団、王空騎士団。彼らは春と秋に飛来する巨大鳥“ダリオン”から王国を守る、国民の憧れの的であった。騎士団長の飛ぶ姿を見て、貧しい平民の少女アイリスは自分も自由に空を飛んでみたいと夢見ていた。しかし、飛翔能力は男性の1万人に1人の確率で目覚めるもの。ただの夢で終わるーはずだったが、彼女はひょんなことから飛翔能力が開花した。王空騎士団への入団が決まったアイリス。ひたすら楽しく飛ぶ少女の快進撃が始まる!
駄菓子屋といえば、やっぱり学校帰りに寄るところ! 魔族の侵攻により、ヤハギは駄菓子屋領主として戦争に駆り出されてしまった。 といってもジェノスブレイカーであっさりと侵攻を食い止めることに成功する。 しかし、その強さから国王に危険視されて、ヤハギは王都に住むよう強制されてしまう。 王都で与えられた土地は、二つの学院に挟まれ多くの生徒が通る場所だった。 これ幸いとヤハギは王都店を早速オープン、いろんな子供がやってきて……。 学校前に新規開店で駄菓子屋の心に火がつく第四幕、オープン!
即位したばかりの若き国王レイモンド二世は、政敵の思惑により遙か東方にある大国の姫君を王妃として迎え入れることになってしまう。「紫蘭は、私の字でございます。本来の名は、雪麗と申します」見た目も文化も違う東方の姫君を王妃にしたレイモンドは嘲笑と侮蔑の視線に晒されるが、彼女はただ大人しいだけの姫君ではなかった。言葉も文化も違う異国から来た彼女は、東方より持ち込んだシルクや陶磁器を用いてあらたな流行を生み出し、政敵であった公爵の権威すらものともせず、国事でも遺憾なくその才能を発揮する。次第に国王夫妻は国民の絶大な支持を集めていきー。「私が、貴方様を名実共にこの国の真の国王にして差し上げます」西洋の国王に嫁いだ規格外な中華風姫君の異国婚姻譚、開幕!
かつてその世界で魔法と最強を極め、【賢者】とまで称されながらも 『魔法戦闘に最適な紋章』を求めて未来へと転生したマティアス。 幸運にも最強の紋章を手に入れられたが、転生先の未来では魔法戦闘に 最適な紋章が「失格紋」扱いされ、優れた魔法理論さえ退化させられていた。 そこに魔族の陰謀を感じ取ったマティアスは、幾多の魔族の挑発を排し、 古代文明時代の人物たちを学園に据えて無詠唱魔法復活の礎にすると、 ガイアスを蘇生させて【壊星】を宇宙に還し、『破壊の魔族』をも退けた。 超人気異世界「紋章」ファンタジー、第18弾!!
隠した力は失われた魔法!? 元魔王に鍛え上げられた最強の黒魔導士、魔王城に再就職! WEBで話題沸騰のバトルファンタジー、待望の第3巻!
後衛職なのに対象者に触れないと支援魔法をかけられない白魔導師のルーミアは、欠陥魔導師としてパーティから追放されてしまう。 支援職の白魔導師は仲間がいないと活動できない。でも新しくパーティを組んでもまた追い出されるかもしれない。 悩んだ末にルーミアが出した答えはーー 「自分に支援魔法を重ねがけして私が闘えばいいんです……!」 ガントレットに重量ブーツ、とても支援職とは思えない装備を纏ったルーミアはソロ冒険者として名声を高めていく。 どんな敵も叩いて砕く! 物理型白魔導師の軌跡ーーとくとご覧あれ!!
小説『毒花の住む家』の中の悪役令嬢に転生したものの、前世の知識をフル回転させて、数々のフラグを回避してきたリディア。窃盗団による誘拐事件も、同じく転生者のサラの協力で何とか乗り切り、穏やかな日々がやってきたのもつかの間、イクスやルイード皇子らとの関係にも決着をつけないといけない時が迫りつつあった・・・。私の運命、これが本当のクライマックスかも!?
リューディアが王太女になって一年。サヴァルタ公国はメルヴレイ帝国から代官を派遣され、少しずつ発展していた。しかし、帝国への復讐を誓ったヴァレリウスはこれだけで満足するはずもなく、帝国打倒のための人材不足に悩んでいた。優秀な人材を得るため、彼はある案を思いつき…?帝国打倒のため、新たな仲間と共に彼らは再び動き出す。
ダンジョンが出現してから十年。 『弓使い』というハズレ職業が与えられた飯村一也は仲間の成長スピードに追いつくことができず、十年間一人でダンジョン攻略を続けていた。しかし、役立たずだと思っていたスキル『命中補正』が条件を満たしてレアスキル『必中会心』に進化。 それと呼応するかのようにダンジョンでは様々な異変が発生し始めるーー。 十年間燻っていた男の運命が、いま動き出す!!
天下一の道門玄都山の掌教〔注1〕・沈嶠(シェンチアオ)は、突(とっ)厥(けつ)〔2〕最強の男・昆邪(クンイエ)との戦いに負け、瀕死の重傷を負う。 偶然通りかかった晏無師(イエンウースー)に助けられるが、晏無師は自らが宗主を務める魔教・浣月宗(かんげつしゅう)に沈嶠を引き入れようとしていた。 意識が戻った沈嶠は、視力と記憶、掌教の地位まで失っていたが、晏無師の誘いを断り、過去を確認する旅に出た。 だが、その美しい容姿と、卓抜した武功のため、魔教の者に追われたり、極悪人の郡王の男寵にされそうになったり試練が続く。 そこに再び現れたのは晏無師。昆邪に敗れたのは玄都山の仲間による裏切りのためであることを知り、帰る場所を失った沈嶠は、晏無師と旅をすることにした。 気まぐれな晏無師は、武功が弱っている沈嶠を冷たく突き放したかと思うと、見た者がふたりの仲を誤解するほど甲斐甲斐しく世話を焼く。 晏無師の狙いが分からぬまま旅を続けていた沈嶠は、晏無師から昆邪との戦いで失くしたはずの「山河同悲剣」を差し出され……。 注 〔1〕門派を司る者 〔2〕現在のモンゴルに住んでいたとされる民族名
天下一の道門玄都山の掌教〔注1〕・沈嶠(シェンチアオ)は、突(とっ)厥(けつ)〔2〕最強の男・昆邪(クンイエ)との戦いに負け、瀕死の重傷を負う。 偶然通りかかった晏無師(イエンウースー)に助けられるが、晏無師は自らが宗主を務める魔教・浣月宗(かんげつしゅう)に沈嶠を引き入れようとしていた。 意識が戻った沈嶠は、視力と記憶、掌教の地位まで失っていたが、晏無師の誘いを断り、過去を確認する旅に出た。 だが、その美しい容姿と、卓抜した武功のため、魔教の者に追われたり、極悪人の郡王の男寵にされそうになったり試練が続く。 そこに再び現れたのは晏無師。昆邪に敗れたのは玄都山の仲間による裏切りのためであることを知り、帰る場所を失った沈嶠は、晏無師と旅をすることにした。 気まぐれな晏無師は、武功が弱っている沈嶠を冷たく突き放したかと思うと、見た者がふたりの仲を誤解するほど甲斐甲斐しく世話を焼く。 晏無師の狙いが分からぬまま旅を続けていた沈嶠は、晏無師から昆邪との戦いで失くしたはずの「山河同悲剣」を差し出され……。 注 〔1〕門派を司る者 〔2〕現在のモンゴルに住んでいたとされる民族名
部落の中の様々な権力関係、先祖代々の恨み、階級、ジェンダー、そして深刻な家庭内暴力……台湾原住民族に対して与えられがちな〈ユートピア〉的なイメージを打ち破り、タイヤル族のひとりの女性、懐湘の一生を通して、原住民の山地社会における生活の実相を初めてあからさまにした長編小説。
すべての推理が裏切られる快感! 誰もこの「館」(ミステリ)から抜け出せないーー。湖畔にある洋館を友人と共に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きゲームが開催されるという。だが、男女8人の参加者たちの前で、本当の殺人が起きる……。戦慄の最終章に備えよ! 大人気シリーズ「心霊探偵八雲」著者が全身全霊をかけて読者に挑む、一頁先さえ予測不能のノンストップ・ミステリ。
オーストラリアの田舎町で牧師が銃を乱射し、五人を殺して射殺された事件が発生した。町を訪れた記者のマーティンは、取材の中で牧師をかばう住民が多くいることを知る。だが、ひとりの老人が住民の言うことは信じるなと告げ……。事件の真相と町の秘密とは?
やくざ絡みの殺人事件や、正体不明の人物を送り届けることから猫の捜索まで。表向きは司法事務所、実態は調査や探偵もやる來栖穣介は、非合法なこともするが、基本的に正義の味方で人情派。駆け引きをする相手、こらしめる相手は曲者ぞろい。一話完結のドラマを存分に楽しめる連作短編集。
神学部元教授・八色ヨハネ先生は去る十一月一日に、一人暮らしをしていた大阪市西成区のアパートで死亡しているのが発見された。享年八十八。先生は生粋の日本人であったが、「約翰」と名付けられた。聖書にはヨハネがたくさん登場するが、先生の名前はイエスの先触れとなった洗礼者ヨハネから取られたそうだ。そんなヨハネ先生は、どのように生き、どのように死んだのかー。信仰とは無縁の人たちにも「人間が生きること」の意味を考えさせられる圧巻の一作!朝日新聞Reライフ文学賞第二回長編部門最優秀賞受賞作。
科学記者の「タマキ」は、ゲノム研究者になった幼馴染「ケイナ」と二十年ぶりに再会した。ステラーカイギュウ、リョコウバト、オオウミガラス、ドードー鳥と孤独鳥…自然豊かな房総半島で過ごした小学生以来、絶滅動物を偏愛するふたり。カリフォルニアで最先端研究「脱絶滅」に取り組むケイナに触発されたタマキは、江戸時代に日本に来た「ドードー鳥」の謎と行方を追う旅へ出た。日本、アメリカ、欧州、そしてドードーの故郷モーリシャスへ。やがてふたりの前に、生命科学と進化の歴史を塗り替える、驚愕の事件が待ち受けていたー