2024年12月発売
常連の木こり達の村に、突如炎を身に纏った魔人が襲来!ルッツも討伐に向かうが、愛斧『白百合』を歪めるほどの超高熱を前に撤退を余儀なくされ、リベンジを誓うことに。 そこでルッツは『白百合』を一度砕き、それを素材に新たな魔剣を製作。その出来栄えは、付呪を施したゲルハルトも生涯最高傑作だと唸る、魔法武具の歴史を変える逸品でーー 「条件が合えば神さえ殺せるかもしれんな」 歴代魔剣を凌ぐ魔力量の刀『鏡花水月』、その異能とは!?
米特化スキルと前世知識を活かし、米のおいしさを広めるため奮闘中のフェリク。見栄えも気にしたごはんケーキや醤油とかつお節を使った焼きおにぎり茶漬け、ふわとろな天津チャーハンなど新メニューを考案していく。さらに、お米文化拡大のため農村や集落を視察中に梅の実を発見。梅干しに梅ジャム、梅酒など無限の可能性に期待を膨らませていた!! そんな中、フェリクの活躍が王族の目にもとまり王女からの依頼で料理を作ることになったり、国王とも会うことに!?
イザベラ・デステ 生誕550年に捧ぐ 戦乱の続く15世紀北イタリア。 フランスの大軍に包囲された小国マントヴァ。 若き侯妃イザベラの運命は? レオナルド・ダ・ヴィンチが生涯憧れ続けた“永遠の女性” その秘密がいま明かされる! マントヴァ侯妃として政治・外交に優れた手腕を発揮し、イタリア・ルネサンスの芸術隆盛を支えたイザベラ・デステ。 その裏で、夫と家族を愛し、理不尽な運命に翻弄され傷つきながらも、身命を賭して国を守り抜いた、一人の女性としての素顔を情感豊かに描きだす。 1 少女 2 マントヴァ侯妃 3 身命を賭して
第2回ドリコムメディア大賞≪大賞≫ 悪いのは、人か魔物か “伝説の魔女”と共に歩む、面倒で素敵な旅路へようこそーー <あらすじ> かつて黒き竜が生み出した魔物たちを説き伏せ、従えたと呼ばれる魔女リングリーン。その末裔リーンも同じく魔物を従わせる能力を持っていた。そんな彼女に命を助けられた、魔女狩りの異名を持つ冒険者ハクラはある事情から護衛として雇われ、一緒に旅をすることになる。 特別な力を持つ彼女に舞い込んでくるのは、どれも厄介な魔物が関わる事件ばかりなのだが、実は魔物ではなく人間側にも原因があって……。 「人間って、ほんとにわかんない」 自信家でわがままで、だけどどこか放っておけない小悪魔な魔女と歩んでいく普通じゃない物語が始まろうとしていた。
3女神と家族も一緒に、念願のスローライフ開始!! 新たな出会いでいっぱいの、異世界成長録第2弾! <あらすじ> 3女神から力を貰った貧乏男爵家の末っ子ヒスイは、ひょんなことからドラゴンに襲われていたリコリス侯爵親子を助けることに。 彼らに気に入られ、土地の永住権を貰ったことで、ヒスイは姉たちと共にようやく大嫌いな実家から脱出するのであった。 貰った土地に3女神と共に家を建てて温泉を作ったり、冒険者になって住民と交流したりと、念願の異世界スローライフを楽しむヒスイ。ところが街で起きた謎の呪い騒ぎがきっかけで、思わぬ戦いに巻き込まれ、何故か英雄扱いまでされてしまい? 旅立ち、冒険、新たな出会いーー全てが詰まった異世界成長録第2弾!
公爵令嬢のミレイナ・エモンスキーは、この世界が物語の中だと気がついた10歳の時から、推しであるセドリック第三王子の幸せを家庭教師兼、幼馴染としてずっと見守ってきた。 8年後のダンスパーティーでセドリックは正ヒロインのシェリーと出会い、結ばれる予定。 ミレイナ自身も相手を見つけなきゃと婚活に力を入れることをセドリックに打ち明けるのだが、セドリックは目の色を変えて、ミレイナに求婚してきてーー!? 天然令嬢と執着ツンデレ王子のじれキュンラブストーリー!
いま! の問題意識で名著を読み直すシリーズの23 巻目は、夏目漱石晩年の作品『明暗』を取り上げる。 テーマは「家族」。漱石は、急速に変化していく社会と、それに急かされていく私的領域との軋轢が最も顕著に表れる「家族」には常に注意を注ぎ続け、『坊ちゃん』『それから』『こころ』などの代表作で常に触れてきた。その流れの最後の作品である『明暗』。漱石研究を専門に置きつつ、フェミニズム、結婚、家庭などへの論評、著作を多く執筆している飯田祐子氏が、変質していく「家族のありかた」を、明治期の漱石の視点をベースに置きながら考察。「家族を作り、維持していく」ことの複雑さ、難しさ、そこで生じる問題点は時代を超える。 序章 日本近代のハイブリディティ 第1章 「家族」という劇場 第2章 言葉とジェンダー構造 第3章 男性性と「金」 第4章 お延「愛」 第5章 七つの三角形 終章 明暗の家族ゲーム
第三部「領主の養女」アニメ化決定!アニメーション制作:WIT STUDIO「このライトノベルがすごい!」(宝島社刊)殿堂入り!シリーズ累計1100万部突破!(電子書籍を含む)「第五部 女神の化身5〜Ⅻ」の特典SSほか、WEB掲載分など単行本に未収録の短編&中編を計21編収録!香月美夜解説入り!
第24回 歴史浪漫文学賞特別賞 氏政の意地と秀吉の深謀 関東制覇目前の北条氏の前に 天下統一を目指す秀吉が立ちはだかる 果たして戦は避けられなかったのか
「二人でライブがしたい!」 音楽から逃げていた中山がそう叫んだのは、伊々坂のライブ終演後すぐの事である。それぞれの思いを胸に言葉を交わし合う二人は、似ているようでどこか違う。 * シンガーソングライターの伊々坂友秋と中山大之は、2021年秋に行きつけのライブバーで偶然出会い、なんとなく意気投合した。中山が音楽活動を休止してしまってからも、彼らの交流は途絶えなかった。 活動休止から約一年後、伊々坂の企画ライブを見に行ったことをきっかけに、中山は「もう一度音楽と向き合おう」という気持ちになった。早速、中山は伊々坂に「共同企画をしよう」と声をかけた。 彼らは「まだ売れていない二人が成長していく過程を見てもらう」というコンセプトと、「一年後に大きな会場でライブをする」という目標を立てて、走り出した。 その成長劇のタイトルは『景色と情景』。 23年10月から24年11月にかけて、彼らが描いてきた軌跡に迫った。 ※注:この物語はノンフィクションです。 【目次】 二人の道が交差した日 『景色と情景』の幕明け 第二章「共鳴」 第三章「鏡の向こうの交差点」 第四章「写らないもの」 最終章に向けて 最終章
親友が、シリアルキラーになった フリーライターの世良未散のもとに「女子中学生墜落死事件」の執筆依頼が入った。エロやお笑い記事を書きながら、いずれは社会派のルポをと願っていた未散には願ってもない仕事だ。 転落死した15歳の少女・清水萌香は、死亡時スマートフォンを所持しておらず、「あたしは一一七人に殺された」という遺書を残していた。周囲の人間の、萌香に対する評価もさまざまだ。深まる謎に翻弄されつつ書いた記事の「前編」が雑誌に掲載された日、未散のスマホに着信が入る。それは、高校時代、未散にフリーライターとしての基礎をもたらした、親友・古沢福子からだった。「記事、読んだぞ」「2-Aの神崎を思い出したよ」とだけ告げて電話は切れる。しかしその言葉は、萌香の抱えていた闇を明らかにするものだった。 事件の真相に迫る「後編」の記事は評判を呼び、未散はライターとしての知名度を上げる。しかしそれを福子に伝えることは叶わない。なぜなら、福子は4人の男女を殺害した容疑で指名手配中の身だからだ。どこにいるかも、連絡先もわからない。次第に、未散は福子からの電話を心待ちにするようになる。それが、前代未聞の事件の端緒になるとも知らずに……。 【編集担当からのおすすめ情報】 『死刑にいたる病』、「殺人依存症」シリーズ、「ホーンテッド・キャンパス」シリーズなど、ヒット作を次々に生み出す櫛木理宇さんの最新刊。 シリアルキラーとして追われる身となった親友との、ちょっと歪んだシスターフッド。その先に待ち構える、思いもよらない展開とは? 櫛木作品ファンも、初めて手に取る人にもおすすめな、ノンストップ・サスペンス!
歴史時代小説の第一人者・安部龍太郎の集大成! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めたーー。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌で〈上様の近習〉となった利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本書の冒頭は、柴田勝家率いる織田勢と上杉勢が激しく争う「手取川の戦い」。そこで手痛い敗北を喫するも、謙信の急死で形勢を挽回した織田勢は加賀ばかりか能登、越中の大半を支配下に組み込んでゆく。信長の馬揃えのため上洛した利家にもたらされたのは、「能登一国を任せるゆえ励め」との言葉だった。さらに利長は信長の近習、さらに娘婿にまで取り立てられる。 しかし、国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、まさかの本能寺における信長の訃報が届けられ……。 第一章 手取川……P5 第二章 能登入国……P71 第三章 越中侵攻……P149 第四章 信長逝く……P221 第五章 超人秀吉……P307
直木賞受賞作『等伯』を超える安部龍太郎の野心作! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めたーー。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌の利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本能寺で信長が斃れた後、清須会議を経ても豊臣秀吉と柴田勝家の争いは日ごと増すばかりだった。そして遂に後に「賤ケ岳の戦い」と言われる決戦で、ふたりは雌雄を決することになる。長年の恩義から、勝家のもとで前田利家・利長親子は、秀吉と対峙することになるが、決戦で思いもよらぬ事態が起こったことで!? その後、関白となり権力の座に就いた秀吉から、最大の信頼を得た前田父子。盟友・佐々成政との死闘を経て、天下静謐のため自ら信じた道を進んでいく。そして新しい時代に向けた北陸の雄・加賀藩の礎が着々と築かれ……。 第六章 金沢入城……P5 第七章 盟友対決……P91 第八章 勝者と敗者……P149 第九章 一炊の夢……P229 第十章 忠義か大義か……P295
【東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞大賞受賞作】 私に小説のネタになりそうなコイバナを教えてください! スランプに悩む恋愛小説家の少女は、 2年2組教室で『恋愛の神様』と呼ばれる少年と出会う 恋と推理と、ちょっとの不思議が織りなす学園ミステリ 上城北高校二年二組、窓際一番後ろの席には『恋愛の神様』がいる。「彼女いない歴=年齢」なのに『恋愛の神様』として様々な恋愛相談を受ける、岩永朝司、十七歳。放課後やってきた二年三組の小井塚咲那は、「私に小説のネタになりそうなコイバナを教えてください!」と真剣な眼差しで頼みこんできた。恋愛小説家だというのに恋を知らない咲那は、コイバナと交換に『神様』の助手となり、恋愛相談を二人で解決していくのだが……。爽やかな余韻も美しい「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。
【東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞大賞受賞作】 僕が先生たちの代わりに、証拠を集めます 高等支援学校に入学した15歳の青崎架月は、 初めてできた友人たちと学校生活の中で 出合った三つの謎に挑む。 彼らの日常と謎解きが静かな感動を呼ぶ、連作学園ミステリ 中学時代、クラスのお客様扱いでぼんやりと過ごしてきた青崎架月。15歳の春、この明星高等支援学校に進学したことで、そんな日常にちょっとした変化が。先輩が巻き込まれたゴミ散乱事件、ロッカーの中身移動事件、生徒失踪事件を同級生や先輩の手を借りながら解決していく。高等支援学校を舞台に、初めてできた友人たちとの対等な付き合いに戸惑う架月の青春と、彼が出合った謎を描く連作集。 「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。
■【創立70周年記念】(1)川野芽生、嶋津輝、田中啓文、酉島伝法、町田そのこ、米澤穂信の豪華執筆陣による、書き下ろし読切。(2)本邦初訳短編やコラムなどで贈る、特集「現代英国ミステリのゆるぎなき至宝ーーアン・クリーヴスの世界」。(3)川出正樹が贈る、評論『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション』出張版。■錯綜する証言の先に見えた、五人の本当の関係とは? 貫井徳郎「不等辺五角形」最終回ほか。
たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。 宇部家の五人姉弟の末っ子・禄朗は、十四歳年下の元オリンピック選手・ユイと婚約したばかり。〈たいやき波平〉の店主として働きながら、休日はアンパイアとして活躍する大の野球好き。 結婚を目前に、禄朗はユイに自分の秘密を打ち明ける。それは「人がその言葉に込めた嘘がわかる」ということだった。 偽名を使う女性、週末の予定を偽る甥っ子。 特別な力のせいで、禄朗は商店街の様々な事件に気付いてしまい、 巻き込まれてしまう。 さらに、高校球児として活躍していた際、 「ある事件」で揉めたアンパイアとの因縁も……? ■著者プロフィール 小路幸也(しょうじ・ゆきや) 1961年北海道生まれ。『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞し、デビュー。著書に累計100万部を突破した『東京バンドワゴン』シリーズ、『カレンダーボーイ』『COW HOUSE』『ピースメーカー』『東京公園』など多数。
「きみはこの先を望んでいる? ぼくたちがひとつになることを」 秘書のヘレンは、過去に肉親を事故で失ったことから、 恋愛でも生活面でも冒険をせず、安全に生きると決めていた。 だからこそ、数多くの女性と短期間だけの交際をくり返す 上司ガブリエルのような危険な男性と海外出張するなど、 絶対に避けなければならないことだった。 それなのに、彼とロマンティックなリゾートホテルに泊まり、 恋人のふりをすることになってしまう。 しだいに惹かれ合うふたりはついにベッドをともにするが、 愛を信じようとしないボスとの関係など、 帰国すれば終わってしまうとヘレンにはわかっていても……。 ダニー・コリンズファンの方に特におすすめ! 過去に負った心の傷から人を愛せず、軽い交際ばかりくり返す億万長者のCEOと、同じく過去のせいで人生では冒険をしないと決めている秘書。正反対の生き方をするふたりの間に、突如、恋の電流が流れてーー?
オレンジの木の下でキスをした昔の恋人に、 あまりに非情な契約結婚を命じられて。 父の葬儀の日、オデッサは絶望の中にいた。 ずっと娘を支配してきた父はいなくなったが、 彼女と裕福な老人との結婚が立ち消えになることはなかったからだ。 その男に手首をつかまれ、もう逃げられないと観念したとき、 オデッサは氷のような美貌を持つギリシア富豪アレスに救われた。 10年前に自分を捨てた恋人の彼にすがるしかもはや道はなく、 彼女は痛む手首をさすりながら懇願した。「私をここから連れ出して。 あなたの欲しいものはなんでもあげるから」 だが、富豪が突きつけた条件はあまりに残酷だった。「君には僕と 5年間、結婚してもらう。そして子供を2人産み、親権を僕に渡せ」 家の支配から逃れたいヒロインが飛びこんだのは自由のない結婚生活のはずでしたーー冷酷なヒーローに昔と同じく胸がときめくことを除けば。大スター作家S・ケンドリックのドラマティック・ロマンスが好きな方は見逃せないスター作家M・ブレイクの作品です!