小説むすび | 2024年12月発売

2024年12月発売

【POD】景色と情景【POD】景色と情景

「二人でライブがしたい!」 音楽から逃げていた中山がそう叫んだのは、伊々坂のライブ終演後すぐの事である。それぞれの思いを胸に言葉を交わし合う二人は、似ているようでどこか違う。 * シンガーソングライターの伊々坂友秋と中山大之は、2021年秋に行きつけのライブバーで偶然出会い、なんとなく意気投合した。中山が音楽活動を休止してしまってからも、彼らの交流は途絶えなかった。 活動休止から約一年後、伊々坂の企画ライブを見に行ったことをきっかけに、中山は「もう一度音楽と向き合おう」という気持ちになった。早速、中山は伊々坂に「共同企画をしよう」と声をかけた。 彼らは「まだ売れていない二人が成長していく過程を見てもらう」というコンセプトと、「一年後に大きな会場でライブをする」という目標を立てて、走り出した。 その成長劇のタイトルは『景色と情景』。 23年10月から24年11月にかけて、彼らが描いてきた軌跡に迫った。 ※注:この物語はノンフィクションです。 【目次】 二人の道が交差した日 『景色と情景』の幕明け 第二章「共鳴」 第三章「鏡の向こうの交差点」 第四章「写らないもの」 最終章に向けて 最終章

逃亡犯とゆびきり逃亡犯とゆびきり

出版社

小学館

発売日

2024年12月11日 発売

親友が、シリアルキラーになった フリーライターの世良未散のもとに「女子中学生墜落死事件」の執筆依頼が入った。エロやお笑い記事を書きながら、いずれは社会派のルポをと願っていた未散には願ってもない仕事だ。 転落死した15歳の少女・清水萌香は、死亡時スマートフォンを所持しておらず、「あたしは一一七人に殺された」という遺書を残していた。周囲の人間の、萌香に対する評価もさまざまだ。深まる謎に翻弄されつつ書いた記事の「前編」が雑誌に掲載された日、未散のスマホに着信が入る。それは、高校時代、未散にフリーライターとしての基礎をもたらした、親友・古沢福子からだった。「記事、読んだぞ」「2-Aの神崎を思い出したよ」とだけ告げて電話は切れる。しかしその言葉は、萌香の抱えていた闇を明らかにするものだった。 事件の真相に迫る「後編」の記事は評判を呼び、未散はライターとしての知名度を上げる。しかしそれを福子に伝えることは叶わない。なぜなら、福子は4人の男女を殺害した容疑で指名手配中の身だからだ。どこにいるかも、連絡先もわからない。次第に、未散は福子からの電話を心待ちにするようになる。それが、前代未聞の事件の端緒になるとも知らずに……。 【編集担当からのおすすめ情報】 『死刑にいたる病』、「殺人依存症」シリーズ、「ホーンテッド・キャンパス」シリーズなど、ヒット作を次々に生み出す櫛木理宇さんの最新刊。 シリアルキラーとして追われる身となった親友との、ちょっと歪んだシスターフッド。その先に待ち構える、思いもよらない展開とは? 櫛木作品ファンも、初めて手に取る人にもおすすめな、ノンストップ・サスペンス!

銀嶺のかなた(一) 利家と利長銀嶺のかなた(一) 利家と利長

出版社

文藝春秋

発売日

2024年12月11日 発売

歴史時代小説の第一人者・安部龍太郎の集大成! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めたーー。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌で〈上様の近習〉となった利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本書の冒頭は、柴田勝家率いる織田勢と上杉勢が激しく争う「手取川の戦い」。そこで手痛い敗北を喫するも、謙信の急死で形勢を挽回した織田勢は加賀ばかりか能登、越中の大半を支配下に組み込んでゆく。信長の馬揃えのため上洛した利家にもたらされたのは、「能登一国を任せるゆえ励め」との言葉だった。さらに利長は信長の近習、さらに娘婿にまで取り立てられる。 しかし、国持大名として能登一国をどう収めるのか? 越中への侵攻の行方は? 数々の難題に立ち向かう前田利家のもとに、まさかの本能寺における信長の訃報が届けられ……。 第一章 手取川……P5 第二章 能登入国……P71 第三章 越中侵攻……P149 第四章 信長逝く……P221 第五章 超人秀吉……P307

銀嶺のかなた(二) 新しい国銀嶺のかなた(二) 新しい国

出版社

文藝春秋

発売日

2024年12月11日 発売

直木賞受賞作『等伯』を超える安部龍太郎の野心作! 戦国末期、前田利家・利長父子の決断こそが日本の流れを決めたーー。 織田信長と柴田勝家のもとで手柄を打ち立て、〈槍の又左〉と戦国に名を轟かせた豪傑・前田利家と、その息子で温厚かつ秀才肌の利長。世代間ギャップと性格の違いを背景に、父子は時に激しく対立しつつ、乱世の荒波を乗り越えていく。 本能寺で信長が斃れた後、清須会議を経ても豊臣秀吉と柴田勝家の争いは日ごと増すばかりだった。そして遂に後に「賤ケ岳の戦い」と言われる決戦で、ふたりは雌雄を決することになる。長年の恩義から、勝家のもとで前田利家・利長親子は、秀吉と対峙することになるが、決戦で思いもよらぬ事態が起こったことで!? その後、関白となり権力の座に就いた秀吉から、最大の信頼を得た前田父子。盟友・佐々成政との死闘を経て、天下静謐のため自ら信じた道を進んでいく。そして新しい時代に向けた北陸の雄・加賀藩の礎が着々と築かれ……。 第六章 金沢入城……P5 第七章 盟友対決……P91 第八章 勝者と敗者……P149 第九章 一炊の夢……P229 第十章 忠義か大義か……P295

富豪の無慈悲な結婚条件富豪の無慈悲な結婚条件

オレンジの木の下でキスをした昔の恋人に、 あまりに非情な契約結婚を命じられて。 父の葬儀の日、オデッサは絶望の中にいた。 ずっと娘を支配してきた父はいなくなったが、 彼女と裕福な老人との結婚が立ち消えになることはなかったからだ。 その男に手首をつかまれ、もう逃げられないと観念したとき、 オデッサは氷のような美貌を持つギリシア富豪アレスに救われた。 10年前に自分を捨てた恋人の彼にすがるしかもはや道はなく、 彼女は痛む手首をさすりながら懇願した。「私をここから連れ出して。 あなたの欲しいものはなんでもあげるから」 だが、富豪が突きつけた条件はあまりに残酷だった。「君には僕と 5年間、結婚してもらう。そして子供を2人産み、親権を僕に渡せ」 家の支配から逃れたいヒロインが飛びこんだのは自由のない結婚生活のはずでしたーー冷酷なヒーローに昔と同じく胸がときめくことを除けば。大スター作家S・ケンドリックのドラマティック・ロマンスが好きな方は見逃せないスター作家M・ブレイクの作品です!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP