小説むすび | 2024年3月発売

2024年3月発売

千秋 2千秋 2

晏無師(イエンウースー)と周帝・宇文邕(ユーウェンヨン)に謁見する沈嶠(シェンチアオ)。長安で自らの門派を立ち上げないかと周帝に誘われるものの、沈嶠はそれを断った。二人は宇文邕に遣わされ、宇文慶(ユーウェン・チン)の南下を護衛することに。道中、魔門・合歓宗(ごうかんしゅう)の長老たちから襲撃されるも無事に退けた。その後、沈嶠は晏無師と別れ郁(ユー)藹(アイ)を追う。一度は視力と武功を失った沈嶠だが、少しずつ回復していた。そこへ晏無師が再び現れ、沈嶠を攫い合歓宗の桑景行(サンジンシン)に渡す。桑景行との戦いで気を失った沈嶠。助けたのは、少年・十五(スーウー)とその師父だった。しかし、沈嶠を追ってきた合歓宗の者たちに十五の師父は殺されてしまう。師父の遺言に従い、沈嶠は十五を連れて碧(へき)霞(か)宗へ向かった。ところが碧霞宗では異変が起こっていた。沈嶠は因縁の相手、昆邪(クンイエ)と再会し……。 晏無師に裏切られた沈嶠は? そして晏無師にも困難が待ち受ける! どんな状況でも人の心にある善を信じる沈嶠と、ただ目的のために沈嶠を翻弄する晏無師。道門・仏門・儒門に各国の朝廷、そして魔門三宗、複雑に絡まり合うそれぞれの思惑の中で、ふたりの関係がどう変化していくのか、善悪とは何か、「千秋」とは...。 夢溪石(モンシーシー)先生が描く重厚で雄大な『千秋』第二巻をどうぞお楽しみください。

怪盗ギャンビット1 若き“天才泥棒”たち怪盗ギャンビット1 若き“天才泥棒”たち

ロザリンは、伝説的な怪盗一家のひとり娘で、類まれな盗みの才能をもつ少女。だが彼女は、稼業から足を洗い「ふつうの人生」を送ることを夢見て、ひそかに家出する計画を立てていた。そんなある日、ロザリンのミスで母親が捕まり、10億ドルの身代金を要求されてしまう。途方にくれるロザリンのもとに、〈怪盗ギャンビット〉への招待状が届く。それは、世界中から選ばれた新進気鋭の泥棒たちが盗みの技を競い合う、違法で危険なコンテストだった。ロザリンは母を救うために、命がけの闘いに身を投じる決意をするーー!! ライバルには、9歳からの宿敵ノエリア、ハンサムで謎めいたイギリス人の男子、決して隙を見せない日本人など錚々たる顔ぶれ。そして全員が暗い事情を抱えているのだった。彼らの運命を賭けた非情なゲームの幕が開く! はたして勝利するのはだれか!? 【おもな登場人物】 ロザリン:伝説の怪盗一家クエスト家のひとり娘。天才的な盗みの能力をもつが、素顔はさびしがりやな少女。 リアノン:ロザリンの母で実質的なクエスト家の当主。精子提供を受けてロザリンを産んだ。 ジャヤ:ロザリンのおばで相談相手。唯一心許せる存在。 ノエリア:かつてロザリンの親友だったが、裏切ってロザリンを鑑別所送りにしようとした。それ以来、宿敵のライバルに。 デヴロー:イギリス出身のハンサムな男子。ロザリンが心惹かれていくが……。

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