2024年4月発売
ある日、目の前で異世界召喚された女子高校生を助けようとしたサラリーマンーに更に巻き込まれた高校生の伊勢原裕也。けれど一人だけ違うところへ落ちた先は、血まみれの甲冑の男の腕の中だった。その場で気絶した裕也が目を覚ますと、何故かベッドの上で!?甲冑を脱いだ中から現れたのは、銀髪の美神の如きイケメン。名をルトという。しかし、ルトは話もろくに聞かずに「俺の天使」と裕也を抱きしめて、強引に体を繋げようとしてきて…!?どうやらルトは途轍もない魔力を持つゆえに世間から隔離されて育ったためにコミュ障気味で、雛のように裕也に執着してしまったらしいが…?
辺境にて、神獣ユキの穢れを浄化し、森のかぶれ被害を解決したリリアス。ある日、薬師ケイアが暴れているとの知らせが届く。「私にはなにもないのよ!ずっと独りぼっちだったの!」孤独を抱えた薬師の心を救い、無事帝都に帰ることができるのか!?そして、家族との別れに直面したリリアスはー。ちびっこでも、辺境一の難題でも、トコトコと問題解決です!!
聖女と共に召喚されたタダのオマケと思いきや、実はチート級の魔力持ちだった女子高生の沙耶。今や帝国の聖女として、民を癒やし、結界のための魔力を提供しー。と忙しい日々を過ごしていたら、魔物討伐の任まで舞い込んで!?ワイバーンをはじめとする多数かつ強力な魔物たち。そこで沙耶がある提案をするとー。「はっはっは!実に荒っぽく愉快な策だな!」婚約者の皇弟ディザーク、聖竜ヴェインとともに戦う沙耶が編み出した規格外の作戦とはー?
戦争から帰った家族のために海鮮パーティ! 海鮮丼にアジフライ、そこから冷凍食品開発の話にーー?
モルダモーデと再びまみえるものの、危機を乗り越えて日々を過ごしていたカズハ。いつも通り料理に勤しんだり、こっそりザギル号の特訓をこなしたり…。しかし自らの記憶の欠損に気づき、「打倒モルダモーデ」を掲げ、魔力調整の訓練が必要だと焦り始める。保ち続けてきた人間と魔族との均衡が崩れつつある中、勇者として召喚された5人はそれぞれの想いを胸に研鑽を重ねていく。そして、再びモルダモーデと遭遇しー。なぜ自分が勇者に選ばれたのか?勇者の成熟とは?モルダモーデの真意とは?すべてが明らかになる堂々の完結巻!!
魔王ーそれはたった一人で国を滅ぼす人類の仇敵。人魔戦争から100年後、ジグラッド王国は魔王と講和条約を結ぶ。その代償は、魔王の生贄に王女を捧げることだった。「エリィ。私の身代わりになりなさい」しかし王女は婚姻を拒み、エリィは偽物の王女を演じることに。実はただのメイドだとバレたら魔王に殺されるー。エリィは“悪女”として振る舞うことで魔王に嫌われ、本物の王女と約束した“3ヵ月”を乗り越えようとするが…。「其方、面白いな」悪女を演じれば演じるほどに魔王はなぜかエリィを溺愛し始める。さらに、エリィは魔族全体からも慕われ始めて…。身代わりから始まる恋は本物か、偽物かー?
弱小貴族ローベント家の若き当主・アルス。実は転生者であるアルスは、武力も知識も一般的なレベルだが、「鑑定」という特別なスキルを使い出自や年齢を問わず有能な人材を集め、重用していた。有能な家臣の働きもあり、ますます力を発揮するアルス。その功績はますます高まっていた。だが、その力を恐れる敵により卑劣な策謀が企まれる。そしてその刃が、アルスに向かいー凶刃に倒れてしまう。ローベント家最大の危機に、家臣たちはー!
「家族」がきゅうくつなあなたへ。凛々しい娘、美しいおじさん、珍妙なおばさん。軽快な3人が送る、最高にイケてて、時々泣ける“これから”のホームコメディ!2023年韓国読者が選ぶ若い作家第1位。韓国でドラマ化決定の話題作!
作家のキョンハは、虐殺に関する小説を執筆中に、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、短編映画の制作を約束した。 済州島出身のインソンは10代の頃、毎晩悪夢にうなされる母の姿に憎しみを募らせたが、済州島4・3事件を生き延びた事実を母から聞き、憎しみは消えていった。後にインソンは島を出て働くが、認知症が進む母の介護のため島に戻り、看病の末に看取った。キョンハと映画制作の約束をしたのは葬儀の時だ。それから4年が過ぎても制作は進まず、私生活では家族や職を失い、遺書も書いていたキョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。病院で激痛に耐えて治療を受けていたインソンはキョンハに、済州島の家に行って鳥を助けてと頼む。大雪の中、辿りついた家に幻のように現れたインソン。キョンハは彼女が4年間ここで何をしていたかを知る。インソンの母が命ある限り追い求めた真実への情熱も…… いま生きる力を取り戻そうとする女性同士が、歴史に埋もれた人々の激烈な記憶と痛みを受け止め、未来へつなぐ再生の物語。フランスのメディシス賞、エミール・ギメ アジア文学賞受賞作。
大逆転後宮とりかえ伝、第五幕「道術我慢の鎮魂祭」、開幕!皇帝が朱慧月を監視しているー怪しい隠密の動きを察知して、一度雛宮に戻った玲琳たち。次なる一手は、近く執り行われる『鎮魂祭』に乗じて、入れ替わりの解消をすること。しかし、またしても皇帝の妨害が!隣国、丹との国境沿いの地域で、民に粥を施す『慈粥礼』を行うよう雛女全員に命じたのだ。その上、慧月の身体に入っている玲琳は、ほかの雛女と引き離され、劣悪な環境に赴くことに…。「突然の炊き出しなんて無理難題よ!」「慧月様と一層離れてしまうことだけが気がかりです…」道術が使えない慧月、孤立してしまう玲琳。監視の目に注意を払い、身動きが取りづらくなる二人に、ついに皇帝が自ら接触してきてー!?絶体絶命の第8巻!
「君が夢を叶えるための、力になりたい」ノゾムは、故郷を発つ前に交わしたリサとの約束を果たすことができなかった。そんな状況を裏で作り出していたのは、もう一人の幼馴染、ケンだった…。残酷な事実を突きつけられたノゾム。滅龍王ティアマットの干渉も日ごとに増していく中、それでも冷静でいられるのは、ずっとそばにいてくれた仲間がいるから。-大事なのは不安を消すことじゃない。抱えたまま、それでも前へ進むこと。ノゾムは亡き師匠の墓標に決意を誓う。そしてすべてに決着をつけるべく、ケンとの最終決戦の地へ向かうー!足りないのは、自信か、力か。-これは心の歩みを止めた少年が、未来へ進む物語。圧倒的王道青春ファンタジー、完結。
全米図書賞受賞作!突然死した兄への思い、ゲイだと告白したクラスメイトの失踪、マイノリティへの差別、友情と恋心のはざま、そして家族の愛情…。アイデンティティを探し求める黒人少年の気づきと成長から、弱さと向き合い、自分を偽らずに生きることの大切さを知る物語。
これは、コトリバコを“新解釈”する物語。我々に日本国の主権を譲渡せよ。二十四時間以内に行わなければ、コトリバコの呪いを全日本国民に向けて解放する。日本近代以降最悪の呪物と悪名高いコトリバコが、テロリストたちにより強奪された。コトリバコ奪還のため、島根県沖の洋上に浮かぶ「八八式研究所」へ潜入する、特務部隊「異形厄災霊査課(イヤサカ)」の隊員たち。しかしこの事件の奥底には、想像を絶する怪異的陰謀が横たわっていたー。