2024年7月発売
空き巣に入った家の少女とともに、家ごと異世界へ飛ばされてしまった安達。そこで出会ったのは、軍神の力を持つ皇帝軍の将軍・アダマスだった。彼いわく、少女が絶大な魔力を持つため、対立陣営によりこの世界に召喚されたのだという。巻き込まれた形の安達だが、彼女を現世へ帰すためには対立陣営が所有する宝剣が必要と知り、それを盗み出すために一役買うことに。手始めに、少女の代わりにアダマスの妻になった振りをすることになるが、大胆不敵で自由な安達に本気になったアダマスから、熱烈に口説かれるようになり…?
趣味節約、特技貯金、公私共にムダ遣いが嫌いで若くして敏腕経理部長となった三条夏人はタイムセールに向かう途中、車に撥ねられてしまう!目が覚めるとー王国きってのチャラ男で浪費家の伯爵令息であるカラム・クリスティーに転生していた!夏人としての前世を思い出したカラムは伯爵家の財政を立て直し、領地改革に成功。その手腕を聞きつけた大蔵省からスカウトされ、そこで働くことになるが、最大の問題は冷徹と称されるアルテミス・ランドルフ公爵が直属の上司であること…。学生時代から公爵に毛嫌いされてきたカラムは、なるべく彼と関わらないように職務に励むも、なぜか公爵は嫌味を吐きながら自らカラムに接触してきてー!?
歌姫・碧小路美和が降り立った百年前のヨーロッパは、現在のロシア・ウクライナ戦争が始まった時のように人心ともに荒廃していた。美和はオペラの舞台では成功するも、男たちに蹂躙され心を病む。華麗なるオペラの旋律がさらに追い詰める。
彼と彼女。先輩と後輩。彼と親友。彼女と彼女。元カノと今カノ…。2つの視点でラストが変わる“パラレルラブストーリー”。ジャスト140字で紡がれる、ほろ苦い恋の話。
本厄の年に芥川賞を受賞したLこと柳千慧を襲う災厄の数々-ストーカー、女性差別、外国人差別、同性愛差別、トランス差別…あらゆる差別に抗して生き延びるために言葉を紡ぎ厄を祓う闘争と再生の書。入魂の1000枚書き下ろし!!
武田倫太郎は幼少期から感性が鋭く、中学校での歴史の授業中になぜか源義経の霊を見てしまう。以降、ときおり霊と対話するようになった倫太郎は祖父のコンサル会社を継ぎ、IT系大企業の案件を担当することになるが、そこに現れたのは、あろうことか、莫大な財を築いたマネーゲームの天才にして空前の成り上がり者、豊臣秀吉だったー。生きることに虚しさを感じ、不器用で人づきあいも避けてきた倫太郎は英傑に後押しされながら難しい案件に挑むも、倫太郎の心身にはある変化が…。ビジネス、ミステリーなど、あらゆるジャンルと時代を超えた前代未聞のエンターテインメント小説シリーズ、最新刊!!!
サーカス団の虎魔獣に攫われたハルトを救うべく、追跡するオニキスたち。たどり着いた先は、危険な火山地帯。そこには穢れに襲われたドラゴンとフェニックスが横たわっていた。さらには、ハルトを襲う黒服たちも現れ、絶体絶命の危機!!ハルトは彼らを助け出し、無事に脱出することはできるのか!?
ついに自身が聖女であることを教皇に打ち明けたマリー。教皇は驚きながらも真摯に受け止め、王都で聖女マリーのお披露目パレードを催した。市民は聖女の誕生を大いに喜び、パレードは大成功の内に幕を閉じた。そんな聖女の評判は王都に留まらずマリーの故郷にも広まる。噂は双子の妹リリーの耳にも届き、嫉妬に狂ったリリーは勢い余って自身の「加護の横取りのステータス」を明かしてしまう。ガインたちは村を追われたリリーと家族を匿う為、マリーの故郷に派遣されたのであった。一方、聖女でありながら冒険者登録をし、正式にガインたちに仲間入りしたマリー。冒険者としての意欲を燃やしている中、マリーの相棒としてテッドと呼ばれる若者が加入してきた。どうやらテッドはマリーと以前会ったことがあるようで…?
ドロテアから愛の告白を受けたヴィンスは、高まる想いを抑えられず狼に獣化した。どうやらヴィンスは満月の夜に感情が昂ると狼に獣化する性質らしい。モフモフ好きのドロテアはこの上ない可愛らしい姿を見れてこ満悦だが、ヴィンスは複雑な心境のようだった。そして二人は婚約の挨拶をするため、ヴィンスの両親が住む最北の都市『レビオル』に向かう。初めての土地や義父母の対面を楽しみにするドロテアだったが、実際に会うとなんだかヴィンスと義父母の様子がぎこちなく…?
夫エルネストにそう告げられたヴィオレッタは、離婚しない代わりに自由に動く権利を求める。そして「自由」を得たヴィオレッタは痩せた土地の農業改革に挑んでいく。実はヴィオレッタは転生者であり、自分の美食のために子ども時代から農法研究を続けていた。米の栽培、小麦の増産、養蜂、牛乳の品質向上、砂糖の開発ー前世知識と現世経験を活かしてヴィオレッタは突き進む。すべては美食のために!
スキル狩りからの逃亡に成功し、学園に通うことになったテルミス。成績優秀で先生から一目置かれるが、一部のクラスメイトから嫌がらせを受けることに。そんな中、テルミスは異国から来た「海の民」と呼ばれる少女・ナオミと打ち解けていく。最高に楽しい人生を送るため、テルミスは学園で大きな一歩を踏み出すー。書き下ろし番外編も衝撃のクライマックス!
霧深いロンドンの街で“十七”という数字に付きまとわれた不定期船の船乗りが“十七番地”の家で体験した“世にも奇妙な物語”。ヒッチコック映画「第十七番」の原作小説、待望の初邦訳!
ネット全盛の時代に斜陽産業と化した新聞業界。中でも地方紙は凋落の一途を辿っていた。将来の幹部候補と目された社会部キャップ・岡部の退職理由を探るように言われたサブキャップの花村は、一枚の絵葉書をもらうー。四半世紀の記者経験を有する著者が心血を注ぎ込んで描く“記者の誇り”とは?
「僕は、君を幸せにできているのだろうか?」前世で不自由な体となった自分を支え、身を挺して守ってくれた妻・マリエーヌを今度こそ幸福にすること。死に戻りを果たしたアレクシア公爵は、その唯一の願いのために奔走していたー過去の記憶を共有できない寂しさには、気づかないふりをして。一方マリエーヌにも悩みがあった。夢で見た車いすの青年は誰なのか…大切な何かを忘れているような違和感を抱えたまま、公爵の誕生日祝いに出かけると、二度と会いたくなかった人物に遭遇してしまい!?「今世でこそ、愛し合う本当の夫婦になりたいー」死に戻りで愛を見つけた冷血公爵×不遇なおっとり女神令嬢のやり直し溺愛ファンタジー、感涙必至の第二巻!