2024年発売
恋に狂った母と、母ではない恋人との結婚を選んだ父。母が亡くなり、ミネレーリは伯爵家を継いだ父に引き取られるも、そこに彼女の居場所はなかった。そんなある日、数多の女性から「王子様」と称される次期宰相のカクトスが、ミネレーリに舞踏会のパートナーを申し込む。カクトスに想いを寄せていた異母姉妹のリリーローザは嫉妬し、家族の確執はより激しさを増していく…。
〈誰かが私たちの助けを待っている!〉 なんでもない偶然、どうってことない超能力、たわいもない親切で、奇想天外な物語が回っていく! 『フィフティ・ピープル』『保健室のアン・ウニョン先生』でおなじみの韓国の人気作家チョン・セランがつむぎ出す、愉快、痛快、やさしさいっぱいの冒険譚。 ********** 科学者のジェイン、アラブの建設現場で働くジェウク、年の離れた高校生の末っ子ジェフンの三姉弟。 海でのバカンスから戻ると突然、超能力を持ったことに気がつく。 身に覚えのない、しかも“超”というにはあまりにもビミョーな“能力”に戸惑う3人。そして、「誰かを救え」というメッセージと小包が届く。 ──いったい誰を……どうやって救えと!? J・J・J三姉弟の世にも平凡な超能力 あとがき 訳者あとがき
悪辣・卑賤・強欲・執着・姑息 人間の暗部を冷徹な視線と怜悧な計算で描き、幻想を写実する。 新仮名遣い・新字で読めるオリジナル・アンソロジーで再発見。 === 【収録作品】 つめる アヴオグルの夢 典雅なる自殺者 黒い手帳 黄泉から 予言 骨仏 西林図 手紙 無月物語 無惨やな 人魚 女の四季 母子像 川波 一の倉沢 雲の小径 【解説】愛の残酷、或いは劇的な虚無の精神 つめる アヴオグルの夢 典雅なる自殺者 黒い手帳 黄泉から 予言 骨仏 西林図 手紙 無月物語 無惨やな 人魚 女の四季 母子像 川波 一の倉沢 雲の小径 【解説】愛の残酷、或いは劇的な虚無の精神
2018年全国同人雑誌振興会・文芸思潮主催、第12回全国同人誌最優秀賞河原林満賞を受賞した「隣人」を始め子どもをテーマに書かれた小説三作。「隣人」は、大阪で起こったネグレクト事件を参考に書かれた作品。当時作者は二人のいたいけない幼児が無事に保護され生き延びた可能性もあったのではないか。ほんの少しの運命の取り違えで命を救い得た可能性があったのではないかと心底考え、それを小説にした。二人の幼い命の冥福を心から願いながら。「バーサス」は阪神大震災の前年に過労死したタイ人女性が残した幼子の顛末を絵画や時間への意識をツールにしながら書かれた作品。産まれてくる命の尊さを底流においたものである。「学校の森」はいじめ問題の最も注視すべきことが十中八、九までが親や教師、大人側の問題であって、いじめたとされる側の子どもも被害者であること。それに対する大人の認識の欠如を子供の姿からあぶり出そうとした作品。今の社会が根強く持っている本音の差別意識、人権意識を、社会の大人たちはどれほど自ら意識できているであろうか。意識しなければ子供の世界に起きていることに気付かない。純真な子供たちは知らず知らずにその影響を受け取っている。この三作は子供に起きていることは大人社会の反映であるとの認識を強く促している。
20世紀ドイツ文学を代表する作家であるヘルマン・ブロッホの死後に遺稿から編纂された長編小説をドイツ文学者・古井由吉が翻訳した言語芸術の最高峰ともいえる名作を復刊。本作の訳業は古井由吉が作家への道を歩むきっかけのひとつに。 山間部の山村で素朴に生活を営む人々。その村に都会から「誘惑者」が流れつき、しだいに村は「誘惑者」の妄想に浸透されていく。語り手である田舎医師を通して描かれる、村人たちの空疎な熱狂と荘厳なる自然。筑摩世界文學体系(1973年2月刊行)に収録の同名作品の復刊。コンパクトサイズ、1段組で読みやすく。 ◆誘惑者 上 語り手のまえがき 1章 漂泊者 2章 黄金 3章 夢 4章 思い出 5章 素朴 6章 不安
20世紀ドイツ文学を代表する作家であるヘルマン・ブロッホの死後に遺稿から編纂された長編小説をドイツ文学者・古井由吉が翻訳。ときにはひとつの文で数頁にまでおよぶこともある、ドイツ語の表現を極めた特異な文体を、古井由吉だからこそ翻訳なしえた言語芸術の最高峰。 「誘惑者」に浸透されていく村人たちと、侵されることのないひとりの老婆。やがて語り手である田舎医師も眩惑されていき、ついには宗教的儀式である出来事が。田舎医師を通して描かれる、村人たちの空想な熱狂と荘厳にそびえ立つ山々の様子。 筑摩世界文學体系(1973年2月刊行)に収録の同名作品の復刊に書き下ろしの解説(早川文人・金沢大学)を追録。 ◆誘惑者 下 7章 憎しみ 8章 甦り 9章 孤独 10章 救済 11章 羞恥 12章 無限なるもの 語り手のあとがき ◆訳者解説 ◆解説 ヘルマン・ブロッホ/古井由吉の『誘惑者』 早川文人(金沢大学)
K-BOOKとK-カルチャーをガイドする新媒体、創刊! ■特集は「まるごとチョン・セラン」 佐久間宣行さん、小泉今日子さんがおすすめして話題となった『フィフティ・ピープル』、Netflixでドラマ化された『保健室のアン・ウニョン先生』など韓国文学のファン層を広げ続けている作家チョン・セラン。その魅力を、さまざまな角度から掘り下げます。 ・書き下ろし短編小説を日・韓2言語で掲載 ・親交がある作家・朝井リョウによるエッセイ(「結ぶ人」)寄稿 ・この秋の新刊を含む、邦訳書を全作紹介 ・チョン・セランおすすめ、ソウルのブックスポット ・チョン・セラン用語辞典 ‥‥など、チョン・セラン全面協力による特集です! ■この秋の新作も多数掲載 出版社イチオシのK-BOOKブックリスト 「K-BOOKフェスティバル」に参加する出版社35社から、この秋イチオシ本をご紹介。文芸書、絵本、語学書など幅広いジャンルのブックリストとしても楽しむことができます。 ※K-BOOK読者に愛されてきたフリーペーパー『ちぇっくCHECK』をさらに充実した内容でムック化。創刊を記念して「買切特別掛率・50%」でお届けします(最少ご注文冊数:3冊) 書き下し短編小説「もつれたものを解いたら」 チョン・セラン作品紹介ー『アンダー、サンダー、テンダー』から邦訳新作、未邦訳作品までー 朝井リョウ「結ぶ人」 ソ・ヒョイン「チョン・セランとともに越えていく」 都甲幸治「ニットとペットボトルーチョン・セランの作品について」 翻訳者から見たチョン・セラン 編集者から見たチョン・セラン 私の好きなチョン・セラン チョン・セラン関連用語辞典 チョン・セラン100問100答 ソウルのおすすめブックスポット 日本語で読めるK-BOOK「ひらく一冊」 翻訳が待たれるK-BOOK 9選 書き下し短編小説原文「엉킨 것을 풀어 펼치면」
幼い頃に祖国を滅ぼされ、敵国ローラン帝国に捕虜として囚われている王女ロヴィーサ。 彼女にはかつて伝説のドラゴンと心を通わせることができたという亡国デルネイドの王族の血が流れているという秘密があった。彼女が十歳になったある日、ローラン帝国皇帝の即位五十年を祝う式典の余興として晒し者にされ、屈辱に震える彼女を救ってくれたのは、ローラン帝国の属国であるユーボルトの王子イデオン。 初めて出会ったはずなのに、彼に強く惹かれてしまうロヴィーサ。扉越しにお互いの想いを確かめ合う二人だったけれど……。そして時は流れ、ローラン帝国皇帝ボリバルのお飾りの妃となり、ドラゴンを呼び寄せることを命じられたロヴィーサだが……ある夜、城が襲撃され彼女は攫われてしまい? 「--あなたは私を裏切った」略奪したロヴィーサを激しく求めたのはーー王となったイデオンだった! この愛が大陸の運命を左右するーー。伝説のドラゴンを巡る、超エロティック&壮大な溺愛ラブロマンス!
育児中も、おじさんも、俳優も、ネイルのある毎日はいつだって幸せ クスリと笑えて胸温まるーー。しをん節炸裂! ザ・王道“お仕事”小説 あらすじ 月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。爪を美しく輝かせることで、日々の暮らしに潤いと希望を宿らせるーーネイルの魔法を信じてコツコツ働く毎日である。そんな月島のもとには今日も様々なお客様がやって来る。 巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居を跨ごうとしない居酒屋の大将。子育てに忙しく、自分をメンテナンスする暇もなくストレスを抱えるママ。ネイルが大好きなのに、パブリック・イメージからネイル愛を大っぴらにはできない国民的大河男優……。 酒に飲まれがちながらも熱意に満ちた新米ネイリスト・大沢星絵を得て、今日も『月と星』はお客様の爪に魔法をかけていく。 登場人物 月島美佐 『月と星』を営むネイリスト。丁寧で正確な施術が得意。悩みは人手不足。仕事に忙しく、恋の仕方は忘れてしまった。 大沢星絵 求職中の新米ネイリスト。独創的なセンスの持ち主だが、基礎技術に少しだけ難アリ。すぐに人と打ち解ける高い能力を持つ一方、酒に飲まれると記憶を綺麗に失う。 松永 居酒屋「あと一杯」の大将。巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居をまたごうとしない。煮付けを大沢に溺愛されている。 上野琴子 子育てに忙殺される。ネイルをしたいが、「母親失格」と思われるのではと気に病んでいる。 村瀬成之 国民的人気を誇るイケメン俳優。ネイルを心から愛するも、パブリック・イメージからそれを明かせずにいる。
27年前の轢き逃げ事案、あれは〈殺し〉だったのか? 電気街・秋葉原に眠る“ある一族の秘密”が、時を経ていま目覚める。 警察小説の巨匠・佐々木譲が描く未解決事件【コールドケース】 ◆あらすじ 1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。被害者は秋葉原【アキバ】に根を下ろす一族経営の電器店の常務だった。 未解決のままだったこの事案に、2024年11月、〈殺し〉の可能性が浮上する。 警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と、地元・万世橋署の“やる気のない年上部下”柿本のバディは、電気街の歴史を搔き分け真実を摑めるのか!? 主演・松重豊でドラマ化も果たした〈特命捜査対策室〉シリーズ、待望の最新刊! ◆シリーズ既刊 『地層捜査』 『代官山コールドケース』 (ともに文春文庫刊)
広島県の山深い村で遊びまわった幼少期、職業会計人を目指しつつも麻雀にのめり込んだ大学時代。波乱に富んだ社会人生活。一生にただ一人、心から愛した妻との出会いと死別。それでも常に人との出逢いを喜び、楽しみ、成長の糧として人生を愛し続けてきた一人の男の人生讃歌。そして、人生はまだまだ続く! はじめに◇父親と神主◇幼少の期◇米ぬかと養子◇我慢と勇気で、養子の解放◇自由きままな田舎生活◇中学時代の淡い思い出◇高校生活を楽しむ◇就職から大学進学へ◇彼女との別れ◇大学で麻雀を学ぶ◇妹の存在◇就職と労働組合◇プログラミング◇教育産業へ◇転身と宝物◇二つ目の宝物◇広島本社へ◇竹の子で穴子を釣る◇世界宗教統一望協会の浸食◇統一望協会に挑むも◇癌と戦う◇さようなら! かっちゃん!◇非正規だが公務員◇愉快な仲間たち◇世の中には色んな人が◇妹との出会い◇終わりに
災厄級の最強新米無職、降臨!!! ノリで辞表を叩きつけてブラック企業を退職した「新米無職(24歳)」のハルト。 彼は、日銭を稼ぐため最近人気の職業【探索者】となりダンジョンに挑戦するーー パーティを組まず、ギルドに登録もしない、謎の野良探索者として! 「あの人、ソロで19階まで攻略しているって言ってたけど、さすがに嘘だよね……?」 「19階って、パーティで挑んでも半分が死ぬ魔境だぞ? そんなバカな……」 結果、モンスターと泥臭い戦闘を繰り広げ満身創痍な日々を送ることになったハルトは界隈で密かな話題に! しかし周囲の視線もなんのその、彼の目的はホワイト企業に再就職すること! だが、転職活動はまるで進まず。 それとは裏腹に驚異的速度で力をつけたハルトはボスゴブリン制圧、幻の素材獲得に人助け……本人は自覚のないまま伝説の存在にーー!? 無自覚無双の野良探索者が人知れず陰謀に巻き込まれ偉業を達成したりしなかったり(!?)する異色の冒険譚、開幕!
召喚魔法師(グランドサモナー)がモンスター融合をしてみたら!? うっかり湖の底で溺れ、久しぶりに死に戻ったキースは風霊の村からリスタート。 仕切り直しとばかりに召喚モンスター達と戦闘訓練に励み、自らも鍛練に一層精を出す! そうして【水泳】【潜水】など新たなスキルを習得しレベルアップしたキースは結果的に、プレイヤーの中で初めて召喚モンスターの融合を成し遂げることに。 紆余曲折の末、新たに仲間となったのはキメラとーーヤンデレ風味の嫁候補!? 「サモナーさんの様子は? 新情報がまた何かありそうなんだけど」 「どこかで会いたいな、戦闘を生で見てみたい」 周囲の熱い視線をものともせず、召喚魔法師は今日も今日とて突き進む! ……行き着く先は誰も(本人も)知らないが、とにかく進む、自由気ままに! Web未公開の書きおろしエピソードも収録! 「小説家になろう」で4.5億PV突破ーー物語の裏でイベントは未だ進行中、ますます加速する最大級の戦闘録(プレイレポート)、スタート!!
王女様のお悩み解決も最強魔女にお任せ! 花嫁に贈るのは、世界を彩るとっておきの魔法! 王女アリシアの婚約により、結婚ブームが起きているクロイズ国。 プリューム村も例外ではなく、休暇でやってきたウェインとともに村に下りたレイシーは、娘の結婚祝いに悩むセドリックと出会う。 すると、困り果てたセドリックに「お祝いに相応しい料理を一緒に考えてほしい」と言われ、依頼として引き受けることに。 村の子供の協力もあり「飴で花をつくる」ことを思いつくレイシーたち。 しかし、べたつく飴の成形は難しく不格好な花ができあがるばかり。 レイシーも焦りを感じるが、ウェインの言葉をきっかけにクッキングペーパーの発明に成功! セドリックも綺麗な飴細工を娘に贈ることができ、無事に依頼達成となった。 肩の荷が下りほっとしたのもつかの間、今度はウェインが考えこんでいる様子。 すると、彼がプリューム村を訪れた理由ーー国王からレイシー宛の依頼を預かってきたことを知らされ……? 臆病な最強魔女の『何でも屋』ライフ、第三幕!
歴代の聖女たちの願いが少女へと繋がる!! 「ウィンダリアの雪月花」として生まれたセレスティーナは自由なセカンドライフを送っていた。 そんな自由な生活を第二王子のルークが脅かそうとしてくる。 困っているセレスを守るため、オルドラン公爵家当主のオースティより公爵家の養女となる提案を受け、セレスはその庇護下に入ることに! なぜそこまで自分を助けようとしてくれるのか疑問に思うセレス。 実は、公爵家は過去に聖女から受けた大きな恩があることが判明する。 その話を聞いたセレスは、少しずつ聖女としての記憶と感情を取り戻していくーー。 立て続けに起きた事件から離れセレスは少しでも気分転換にと、魅了の香水の研究をすることに。 試しに屋敷に飾ってあった何気ない花と、研究途中の香水を混ぜてみると、なぜか本物が出来上がってしまったようで……? 家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第四弾!!
せいや(霜降り明星)の17年来の夢、叶う! 半自伝小説ついに完成!! ある朝、机がひっくり返っていた。 いじめは急にはじまった。 それでもイシカワは高校を休まなかった。 奪われかけた青春を コントで取り返す文劇祭(ぶんげきさい)、まもなく開演!! 「どん底から這い上がった人のほうが絶対に強い!」(せいや)
[商品について] ーこころから愛するすべてのものたちへー 生声に 涙止まらず 母となりしや 子の幸せを 願うばかりし 探したる 四葉見つけし 幸せの 願いを込めて 本にはさむや 七夕の 短冊飾り 願いしや 平和を信じ 今を生きたる 柿を取り 干し柿作り 思い出す 母の手作り 懐かしい味 (本文より) 家族、自然、命、平和…。そんなこの世のすべてへの讃歌を、いま届けたい。--かけがえのない瞬間と大切な人への等身大の想いを詠った短歌に加え、幼い頃の息子あっくんが春夏秋冬の自然や動物たちと育んだぬくもりの日々を描いた童話「あっくんとまほうの庭」を収録。こころにあたたかな火を灯す短歌・童話集。 [目次] 「あっくんとまほうの庭」 プロローグ 春 初夏 夏 秋 冬 エピローグ 短歌 著者メッセージ [担当からのコメント] 本書に収録された「あっくんとまほうの庭」は童話ではありますが、自然や動物たちとお話しするあっくんの姿には心がほっこりと温まるような安らぎを感じます。お子さんと読むのももちろんおすすめですが、日々仕事や家事などで心が疲れてしまいがちな方にもぜひ読んでいただきたい一書です。 [著者プロフィール] 大森 富士子(おおもり ふじこ)
プライベートが充実してくると、仕事への影響も、周りの目も少しずつ変わってくる。 ある日、事務用品の販売会社で働く日和は、鳥取で行われる見本市にアシスタントで行ってほしいと頼まれた。 翌日そのまま鳥取に残れることになったが、仕事のプレッシャーから、旅の計画はほぼゼロでーー。 ひとり旅を始めて5年。初めて一人で行った熱海で、ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げていった。 パワースポットを巡り、土地のおいしいものに舌鼓をうち、旅を重ねるたびに自信がついて、心が大きく成長していくのだった。 日和は、企画切符で福島を訪れたり、遠距離恋愛中の蓮斗に会う前にひとりで長崎・佐賀を満喫したり、 まだ出会えていない絶景とご当地グルメを求めて旅に出る! 今回の旅先は福島、佐賀、長崎、鳥取! 第一話 福島 --スワンシュークリームと円盤餃子 第二話 佐賀 --絶品ゲソ天と温泉湯どうふ 第三話 長崎 --垂涎のレモンステーキ 第四話 鳥取 --モサエビと活イカ姿造り
古今東西の書物が集う墓場。 明治の終わり、消えゆくものたちの声が織りなす不滅の物語。 花も盛りの明治40年ーー高遠彬の紹介で、ひとりの男が書舗「弔堂」を訪れていた。 甲野昇。この名前に憶えがあるものはあるまい。故郷で居場所をなくし、なくしたまま逃げるように東京に出て、印刷造本改良会という会社で漫然と字を書いている。そんな青年である。 出版をめぐる事情は、この数十年で劇的に変わった。鉄道の発展により車内で読書が可能になり、黙読の習慣が生まれた。黙読の定着は読書の愉悦を深くし、読書人口を増やすことに貢献することとなる。本は商材となり、さらに読みやすくどんな文章にもなれる文字を必要とした。どのようにも活きられる文字ーー活字の誕生である。 そんな活字の種字を作らんと生きる、取り立てて個性もない名もなき男の物語。 夏目漱石、徳富蘇峰、金田一京助、牧野富太郎、そして過去シリーズの主人公も行きかうファン歓喜の最終巻。 残念ですがご所望のご本をお売りすることは出来ませんーー。 【目次】 探書拾玖 活字 探書廿 複製 探書廿壱 蒐集 探書廿弐 永世 探書廿参 黎明 探書廿肆 誕生 【著者略歴】 京極夏彦 きょうごく・なつひこ 1963年生まれ。北海道小樽市出身。 日本推理作家協会 第15代代表理事。世界妖怪協会・お化け友の会 代表代行。 1994年『姑獲鳥の夏』で衝撃的なデビューを飾る。1996年『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門、1997年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、2000年 第8回桑沢賞、2003年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、2004年『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、2011年 『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、2016年 遠野文化賞、2019年 埼玉文化賞、2022年 『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞。
竹千代は今に天下を掌中に入れおるぞーー。 室町幕府の権威が低下し、各地で戦乱が巻き起こっていた激動の時代。 松平家が城を構える三河、周辺国である尾張、遠江、美濃、駿河、信濃らが絡む東海地方の覇権争いは熾烈を極めていた。 そんな争いのなかで、織田家ついで今川家の質物として囚われていた松平家の竹千代ーー後の徳川家康。 数奇な運命を辿った幼少期から天下人へ。 直木賞候補『まいまいつぶろ』の著者が、天下統一を果たした男を鮮やかに浮かび上がらせる十の物語。 【著者略歴】 村木嵐(むらき・らん) 1967年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業。会社勤務を経て、95年より司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、後に司馬夫人である福田みどり氏の個人秘書を務める。2010年『マルガリータ』で第17回松本清張賞受賞、23年『まいまいつぶろ』で第12回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第13回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞し、第170回直木賞候補作品となった。他の著書に『阿茶』『まいまいつぶろ 御庭番耳目抄』『またうど』など。