2024年発売
シリーズ累計25万部突破!(電子書籍を含む) 既刊続々大重版のヒット作! 「小説家になろう」1億9000万PV突破! ドラマCD Ver.3.0同時発売!! 「友のためなら、封印の獣とて敵ではないぞ?」 ゲームの神に愛された者たちの無自覚最強ファンタジー第9弾! 書き下ろし番外編収録!
王都クエスト後、功績を認められた蓮華は多額の報酬ゲット!知らぬ間にテイムした骸骨アインと新装備を揃え、平穏な時を過ごしていた。そこへ、ついに吸血鬼用コクーン試作機完成の知らせが!わくわくしてシステムメニューを初めて開くと、『配信』の項目が目に入る。なんと、今までのプレイ内容がすべて全世界中に垂れ流されていたらしい!まぁ今更いいかと、配信者であるヴィオラのサポートの下、視聴者と会話したり、助言をもらったり、さらにゲームを満喫!そのまま新エリア東の森攻略へ三人で出発するが、探索中にどことなく違和感を覚えて…?超初心者ゲーマー吸血鬼のドタバタVRMMO放浪記第二弾!
「兄上にね、招待状!」晩餐会から1ヶ月、アーシャは弟から家族旅行に誘われ舞い上がっていた。だが1年会わないうちに次男テリーが何やら悩んで家族とも距離ができている様子。それならと、兄さまが悩める弟を笑顔にしてみせます!と決意する。広大な湖がある別荘地で、登山やボート遊び、乗馬に錬金術を使ったゲーム、一緒に夜更かしするなかで少しずつ素を見せるテリー。悩みの種はアーシャにあったようで…?「兄上を、兄上と、呼んではいけなくなるって…。それは、嫌だ」-ただ兄弟でいるために。偉大なるマイペース兄上が導く、ほのぼのブラザーズファンタジー第4弾!
ソロキャンを満喫できないまま転生した少年・ラグナは、食事文化の遅れたヒノハバラ王国で過ごすある日、前代未聞のスキル“万能調味料”を手に入れた。メチャウマすぎて権力者にバレると一生幽閉コースらしいのだが…「やっとキャンプ飯を堪能できる…!(感涙)」まったりキャンプへの思いは止められず、スキルをバリバリ極めることに!?家族の心配もなんのその、粉骨砕身していると、炎を操る“ガストーチ”、異常な火持ちの“備長炭”等、お役立ちアウトドアスキルを次々ゲット。ワイルドボアの退治も調理も味付けも、全部こなして絶品お肉を食らいつくすー!?目指せ、気ままな暮らしとたき火でつくる絶品ご飯!趣味を追いかける全力少年の異世界キャンプファンタジー!
「筆頭公爵の僕にできない交渉はありません!」 涼の次のお仕事は……船を買ってくること!? 無理難題を前に、まさかの交渉人として覚醒!? シリーズ累計30万部突破!(電子書籍含む)
パワハラで心を病み実家に帰った元社畜・森田直樹が拾ったのは、緑髪の女の子だった。魔物から助けたら懐かれたのだ。ドリと名乗る家なき子のようで、お世話することに。生活費を稼ぐため、畑仕事と動画配信を始めるとー「のびのびー」と謎のおまじないをかけて野菜の成長を促す、二人の一生懸命な姿に視聴者がめろめろに!病気がちな祖父も元気を取り戻し、直樹のトラウマも癒える幸福な日々だったが…。ある日、ドリの正体がドリアードと発覚し、植物を操る稀有な力を狙う輩に攫われてしまいー?
「兄さんのためーー最強の街、お見せしましょう!」 難攻不落の城塞で兄の命を護り抜け! “家族第一主義”な麒麟児による前代未聞の一大反逆劇、第二弾! 書き下ろし番外編収録! コミカライズ2024年連載開始予定!
この物語には、二人の「私」と、二つの「真実」がある。 結城真一郎氏絶賛! 読み始めて思った。「王道の辻堂作品だ」と。 読み終えて思った。「まんまと騙された」と。 昼と夜で、一つの身体を共有する茜と咲子。 しかし「昼」が終わりを告げたとき、予想だにしなかった「夜」の真相が明かされるーー。
歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う五つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。 読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕かーー? 異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。 5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える 矢野 隆 有我 --鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。 天野純希 死霊の山 --室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。 西條奈加 土筆の指 --江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。 蝉谷めぐ実 肉当て京伝 --江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。 澤田瞳子 ねむり猫 --江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。
ジャンルの始祖・清張にとって、「社会派推理」とは何だったのか? 『或る「小倉日記」伝』(1955)で芥川賞を受賞し、『点と線』(1958)でブレイク、『小説帝銀事件』(1959)で現実の事件に取り組み、『日本の黒い霧』(1960)でノンフィクションへーーと、松本清張はデビュー以来、瞬く間に新たな領域を開拓し、のちに「社会派推理の祖」と称された。 1950〜60年代の日本を背景に、本格派/社会派、純文学/エンターテインメント、フィクション/ノンフィクション……といった複数のジャンルの枠を超えて成立した「社会派推理」の実像は、清張没後30年を経てなお、いまだ広く知られていない。 本書では、その「社会派推理」をテーマに、初書籍化となる中篇(表題作)はじめ、これまで単著・全集未収録だった貴重な小説・トーク・エッセイを中心にセレクトした。 本人およびその同時代作家たちによる証言を通して、「社会派推理」が求められた原点、そしてその展開の軌跡と可能性の中心をさぐる。 【目次】 [小説] 閉じた海(1973) よごれた虹(1962) 雨(1966) [対談・座談] 私小説と本格小説ーー対談・平野謙(1962) 推理小説の作者と読者ーー座談・高木彬光/水沢周(1962) 作家と批評家ーー対談・権田萬治(1973) [エッセイ・インタビュー] 広津和郎(1968) 石川達三(1985) 白の謀略(1977) 世界が激動しても、人間は変わらないんだよーー生前最後のインタビュー(1992) 解説・藤井淑禎
日本軍は多大な犠牲を払いつつもグアム島を攻略し、米海軍の攻撃先鋒を潰すことに成功した。これを機に、日本政府は英国を通じて講和を打診をするのだが、米国政府からは一顧だにされない。なぜなら、米軍には強力な戦艦や巨大な空母といった新鋭艦が続々と加わりつつあり、次こそは勝利を得られると確信しているのだ。 米軍が戦力を拡大し続けるのであれば、このまま守りに徹していてもいずれ日本軍は押し負けてしまう。であれば自ら決戦を挑み、圧倒的な勝利をもって米国の戦闘意思を挫くしか道はないのかーー。 トラックを根拠地とする米海軍主力を撃滅せよ、との難題を課せられた連合艦隊は乾坤一擲の大作戦を開始した。 「米国を和平交渉の場に引っ張り出すためには、決定的な勝利が必要となる。かの日本海海戦に匹敵するほどの勝利が」 連合艦隊司令長官 山本五十六大将
1700年前、世界の涯のとある国に大きな夢と志を持った皇子がいた。その名はヤマトタケル。若き彼は大王に命じられ、西国征伐の旅に出たー。運命を背負い立ち上がった青年は何を思い、この地を駆け抜けたのか。この国の始まりに思いを馳せる、ロマンあふれる壮大な神話物語。
自殺もしくは自死専門のエリート死神。五つの挿話の主人公に本編の死神が絡み、物語が展開していく。それぞれの挿話の主人公はすべて六十五歳以上の老人で、これまで懸命に生きてきたが、ときには運悪く、あるいは不条理な定めに翻弄され自ら死を望む。そのシグナルを天上の死神がキャッチし、娑婆に降りてきて、苦しみの負担を取り除き、心安らかに天上に導いていく。五つの物語に登場する老人たちの悲喜こもごもの人生の終活に、あるときは積極的に、あるときは少し傍観的に、死神が絡み合うという娯楽作品である。
ダリア文庫で出版した作品の短編や全サ小冊子を収録した作品集。書き下ろしも収録! 「え、なにその、やきもち焼いてるみたいな」 すれ違い、ぶつかり合った二人の行きついた先。『くちびるに蝶の骨 〜バタフライ・ルージュ〜』のその後の穏やかな日常を描いた書き下ろしを収録。その他、『不埒シリーズ』『花ふるシリーズ』『勘弁してくれ』、『バタフライシリーズ』の今では手に入らない小冊子や特典を詰め込んだ作品集。
「怪と幽」16号は、特集二本立て! 第一特集 陰陽師を知る もともとは古代律令国家の官職のひとつでありながら、さまざまな物語のなかに登場し活躍し、我々の心をつかみ続けている陰陽師。天文と暦を読み解き、占いや祭祀やまじないを行うその者たちは、歴史上にあまた実在し、研鑽を積みながらそれぞれの時代に合った姿に進化し続けてきた。現在、古と同じ〈陰陽師〉は存在しない。だが創作のなかでは、ときに史実を採り入れながら、令和の今も新たな陰陽師像が生み出され続けている。呪術や式神を操る特殊能力者のようなイメージとともに想起されるようになった彼らは、そもそもどういった存在だったのだろうか。また、現代の我々にとって陰陽師とはどのような存在なのか。 フィクションのなかの陰陽師、歴史のなかに実在した陰陽師、両面から迫ります。 第二特集 京極夏彦「巷説百物語」了 デビュー30周年を迎えた京極夏彦の代表作「巷説百物語」シリーズ。完結編『了巷説百物語』が、いよいよ今夏刊行される。「怪」から「怪と幽」へと連載された本作は累計140万部に達し、『後巷説百物語』で直木三十五賞、『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞し、史上初となる同一シリーズで文学賞三冠を獲得した。京極作品クロニクルの起点となる本作は、「書楼弔堂」「江戸怪談」そして昨年『【ぬえ】の碑』が刊行されて大きな話題を呼んだ「百鬼夜行」シリーズにも繋がってゆく! 完結編の刊行を目前に控えた今こそ、「巷説百物語」を振り返る。 ※【ぬえ】は空へんに鳥の漢字 ●表紙 石黒亜矢子 特集と連動し、「安倍晴明と京極夏彦」をモチーフに描き下ろし!
西暦2096年、ニューヨーク。実の家族による組織犯罪集団“アサヒナ・ファミリー”の末弟である朝比奈伊右衛郎は、囮捜査にはまり、巨大複合企業ハニュウ・コーポレーションのCEO、羽生氷蜜の手に堕ちる。氷蜜の手により、有機都市東京・千代田区神田の羽生芸夢学園に強制入学させられることになったイエロー。犯罪者からの更生のため、有機電脳と特甲服をリンクさせた電装化体験型遊戯“ジャケット・プレイ”の訓練を受ける彼の前に、ファミリーを率いる父・朝比奈レインボウが立ち塞がる。2020年代のサイバーパンク×壮絶ゲームアクション。
どうしていままで忘れていたのだろう。あんなに先生が大好きだったのに…。看護師の美咲は冷蔵庫を被写体にした写真を目にし、14歳の時に出逢ったピアノの先生を思い出した。チェルニーの練習曲をうまく弾けない美咲は、ピアノに嫌気がさしていた。そんな時に出逢ったのが由貴奈だった。楽譜通りに弾くことを強いる他の先生と違い、由貴奈はあなたらしく弾けばいいと言葉をかけてくれる。そして「悲しい曲を弾く時は、捨てられた冷蔵庫を思い浮かべればいい」と不思議な優しい言葉をかけてくれるが、そこには由貴奈の悲しい過去が隠されていた。ほどなく由貴奈の老齢の父が奇妙なことを呟く。「あの子はピアノが誰より上手だった。人としては許されないことをしたけれど」やがてピアノレッスンは終わりをつげる。悲しみに満ちた状況で…苦しい過去を見据え、新たな道を歩む人々に光をあてる、温かさとせつなさの物語。