小説むすび | 2025年11月26日発売

2025年11月26日発売

しっぽのカルテしっぽのカルテ

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2025年11月26日 発売

感涙の動物病院ストーリー、誕生! 信州の美しい木立のなかに佇む「エルザ動物クリニック」。 獣医師としては凄腕だけれど、ぶっきらぼうで抜けている院長の北川梓、頼れるベテラン看護士の柳沢雅美と萩原絵里香、受付と事務を担う真田深雪。4人のスタッフが力を合わせ、日々運び込まれるペットや野生動物の治療を懸命に続けている。 瀕死の野良の子猫を見捨てられず、クリニックに飛び込んできた建築職人の青年・土屋。老犬ロビンの介護に悩む、自身も重い病を抱えた久栄。歪んだ結婚生活に苦しむ里沙を見守り続けてきたインコのタロウ……。 それぞれの人生と共にある、かけがえのない命をいかに救い、いかに看取るのか。生きとし生けるすべての命への愛しさがあふれる物語。 ◆著者プロフィール 1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て、1993年『天使の卵ーーエンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で直木賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞、 中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、2021年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。小説に「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズ、『二人キリ』『PRIZE-プライズー』、エッセイに『晴れときどき猫背 そして、もみじへ』『命とられるわけじゃない』『記憶の歳時記』など著書多数。

II

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二つの章から成る物語。読む順番は自由。 あなたの選択で、結末が変わる。 「一冊の本」の概念を壊す道尾秀介、 (2025年11月現在)累計35万部突破『N』を凌ぐ衝撃。 ホームレスの野宮と知り合った田釜は、元刑事だという野宮が語る幾つかの話に耳を傾ける。田釜も、野宮も、何かを抱えていた。(「ゲオスミン」) 硝子職人の律子と暮らす高校生の夕歌は、世間を騒がせた一家殺害事件の生き残りだった。彼女には誰にも言えない秘密があり……。(「ペトリコール」) 「本作は二つの章から成る物語です。読む順番は自由ですが、その選択により、結末は大きく変わります。どちらかの順番で読むと、二人の主人公を含め、多くの人が命を失います。別の順番で読むと、彼ら(彼女たち)は生き残ります。殺すか、救うか。あなたの選択が、人の生死を決定します。後戻りはできません。/著者より」 【著者プロフィール】 道尾秀介(みちお・しゅうすけ) 1975年東京都出身。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞を、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、同年『光媒の花』で山本周五郎賞、11年『月と蟹』で直木賞を受賞。その他の著書に『向日葵の咲かない夏』『鏡の花』『いけない』『N』『きこえる』など多数。

子供部屋同盟子供部屋同盟

芥川賞作家が挑む、痛快・世直しエンタメ! ◆ラランド ニシダ、絶賛!!◆ 子供部屋おじさんが魅せる復讐代行活劇。 社会に蔓延する悪党。悪党に傷付けられた市民。市民が頼るのは子供部屋おじさん。 子供部屋おじさん、悪党を討つ。 ーー書店員からも、絶賛の声続々!-- ◆ジュンク堂書店池袋本店 市川真意◆ スカッとするほどの勧善懲悪の中に、切なさや哀しみが入り混じる筆致が素晴らしかったです。 高橋さんならではのダークな世界観がポップに昇華されていて、とても面白く、夢中で読みました。 登場人物達の、じりじりしたルサンチマンの描写がお見事で、スリリングな展開はまるで映画を観ているようでした。 ◆BUNKITSU TOKYO 成生隆倫◆ 本当に「復讐は何も生まない」のか? 復讐することで生まれる感情に、あなたも気付いてみるといい。 ◆大垣書店 C.K◆ 胸をスカッとさせたい方必見! 個性豊かなこどおじ達が爽快な読了感を届けてくれます。 ーー「子供部屋おじさん」が、あなたの復讐、請け負いますーー 「こいつらを成敗できるのかと思うと、 わたくしも俄然、興奮してきました」 パワハラ、詐欺、痴漢えん罪、書店万引きーー。 裁かれぬ現代社会の悪を、人知れず断罪する者たちがいた。 ダークウェブに潜む謎の復讐代行組織「子供部屋同盟」。 社会から疎外された「子供部屋おじさん」たちが、 その特異なスキルを武器に、歪んだ正義を執行する。 芥川賞作家・高橋弘希が放つ、痛快無比の世直しエンタメ! プロローグ ファイル1 パワハラ上司成敗 ファイル2 オレオレ詐欺成敗 ファイル3 痴漢冤罪成敗 ファイル4 バイトテロ成敗 ファイル5 書店万引き犯成敗 ファイル6 いじめっこ成敗 エピローグ

放課後にはうってつけの殺人放課後にはうってつけの殺人

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目隠しをされて夜のドライブに連れ出されたような緊張感と暴力。 なんて心を抉ってくる小説なんだ。 胸が引き裂かれた後、食い散らされるような読書体験だった。 ーー乙一氏推薦!! 1988年北海道千歳市。クリスマスイブの夜、13歳の浅葉悟は、父の机から「血のついたコート」を発見する。テレビは白いワゴン車が絡む女児殺害事件を報じ、警察は町を巡回していた。父の乗る車もまた白いワゴン車だったのだ。平穏な日常を守るために、悟は少し離れた林に行き、「血のついたコート」を焼くのだが、その一部始終をクラスメイトの見船美和に見られてしまう。見船は悟に「私といっしょに、犯人をさがしませんか?」と意外な提案を持ちかけるのだった。 【著者略歴】 佐藤友哉 (さとう・ゆうや) 1980年北海道生まれ。2001年『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』でメフィスト賞受賞。2007年 『1000の小説とバックベアード』で三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『世界の終わりの終わり』『デンデラ』『ナイン・ストーリーズ』『転生! 太宰治 転生して、すみません』『青春とシリアルキラー』等がある。

荒原にて荒原にて

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中国における最高栄誉の文学賞といわれる「魯迅文学賞」受賞作。 閻連科も絶賛した小説集、ついに邦訳! 誰もが、どの家族もが、災禍を経験している。 人は絶望を超えていかに生きるのか──。 85年生まれ、「最後の世代の遊牧民」を自任する著者が 大草原でいのちと向き合いながら書いた、究極の野生文学。 家族の結びつき、愛馬との別れ、仲間との労働と旅。 動物との生きるか死ぬかの闘い、そこに降りかかる天災……。 モンゴル、チベットに近接する荒涼とした大地で 馬や牛、羊と共に暮らす男の、張り裂けそうな心を描く。 「俺たちの今の生活こそが物語だ」 雪山を進むネズミ駆除隊。どれだけ困難でも、来たからにはやらなければならない。 自然の猛威、血と肉の匂い、生と死の手触り。 経験した人にしか書けない、圧倒的なリアリティと詩情がここにある。 「生きることの孤独」を見つめ、心の奥の揺らぎと物語のかけがえなさを丹念に綴った。 魂をゆさぶる10の物語。 「索南才譲の小説は、私たちに土地と文学の意義を再考させ、 なぜ人は生きるのかを新たに定義する。 それにはある意味で、創作の偏りを是正する面がある。」 ──閻連科(小説家 帯コメントより) 「翻訳されることなくその土地に人知れず根を下ろしている宝が、 この世にはまだまだ存在しているのではないだろうか。 索南才譲の小説は、その宝庫へと読者を誘う扉のように思われる。」 (「訳者あとがき」より) 中国の最大の湖・青海湖近くの大草原で遊牧民として育った著者が 羊の番をするさなか、読書にのめり込み、いつしかノートに書きはじめた小説。 とことんローカルな地に根ざして書いた物語が、世界のあらゆる場所とつながる。 同時代を生きる私たちの心に響く、傑作小説集。 【目次】 シンハーナードンにて 牛の囲い 一人の馬飼い 徳州の酒場 ただ一つの音だけが それからどうする ハゲワシ かくかくしかじか 山の間 荒原にて 作者あとがき・訳者あとがき

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