小説むすび | 2025年7月発売

2025年7月発売

スター作家傑作選〜シンデレラの一途な恋〜スター作家傑作選〜シンデレラの一途な恋〜

それが恋の芽だと、彼女はまだ気づかない。働き者で健気な娘のシンデレラ・アンソロジー!『しあわせな出会い』父亡きあと、意地悪な継母にこき使われる日々を送るクレシダ。父が遺した家や財産はすべて継母が支配していたが、年老いた家政婦モギーの身を案じ、家を出ていく気になれずにいた。そんなある日、捨て犬を助けた拍子に足を怪我したクレシダは、オランダ人医師のオルドリックに助けられた。その後も気にかけてくれる彼に、クレシダは淡い恋心を抱く。やがてモギーが終身年金を受けられることになり、クレシダもさる老婦人の話し相手の仕事を得て自立することになったーすべてはオルドリックの密かな計らいとも知らずに。『億万長者と無垢な花』貧しい牧師の娘タヴィーは、倒壊寸前の教会の仕事を手伝う傍ら、女学校の冷淡な学長に雑用係として薄給で働かされていた。そんなある日、美しい空き屋敷の湖で涼んでいると、すらりと背の高い黒髪の男性が不意に現れた。「ここは私有地よ。あなたの行為は不法侵入だわ」タヴィーが告げると、相手の金色の瞳が楽しげにきらめいた。「お互いさまだと思うが」なんて不遜な不審者なのかしら?そのときのタヴィーには知る由もなかったー彼がジャゴという名の億万長者で、この屋敷とタヴィーの新たな主人になることを!

【POD】君が時を動かした:君との約束〈完結編〉【POD】君が時を動かした:君との約束〈完結編〉

著者

潮史晶

発売日

2025年7月11日 発売

[商品について] ーお父さんを救ってくれたまひるさんのように、今度は私もー 中学卒業まで壮絶ないじめを受けていたものの、高校で出会った沢野まひるという少女に心を救われた矢島健一。そんな健一も、今や妻の京子と、そして不慮の事故により命を落としたまひるからその名をもらった娘のまひるを支える一家の父親となっていたーー。 やがて社会人になった矢島まひるは、学生時代にクラスメイトからのいじめが原因で学校を退学した広瀬守と再会する。当時、広瀬の力になれなかったことを密かに悔いていたまひるは、今もどこか心を閉ざしている様子の広瀬に声をかける。かつて父・健一を救った沢野まひるのように、彼女は広瀬の心を救うことができるのか……。 いじめが人の心に与える傷の深さと、その再生の軌跡を描いた愛と感動の連作シリーズ、ついに完結へ。 [目次] 1 始まりの日・終わりの日 2 かなわぬ夢 3 消えた光 4 フラッシュバック 5 再会と葛藤と 6 父の思い 7 それぞれのバレンタイン 8 時を動かすために 9 心近づきながら 10 二度目のデート 11 本当の気持ちと少しの勇気 12 はじめの一歩 次なる一歩 13 本当の家族へ 14 そしてすべてが繋がった 著者略歴 [担当からのコメント] かつて父・健一の心を救ってくれた沢野まひるはもうこの世にはいませんが、彼女の温かさを知っている矢島夫婦の娘として生まれてきたまひるには、彼女の心がたしかに息づいていると感じます。たとえ体がなくなっても、温かな心は人に受け継がれていく、そんなことを感じさせてくれる感動の力作です。 [著者略歴] 潮 史晶(うしお ふみあき) 本名:大竹裕久 会社員 61歳 著書に 『君との約束』(2015年、文芸社) 『夢かなえます──天使と始まりの赤子』(2024年、22世紀アート、電子書籍、POD書籍) 『君がいなくなってから──続・君との約束』(2024年、22世紀アート、電子書籍、POD書籍) がある

おっさん冒険者の遅れた英雄譚2 感謝の素振りを1日1万回していたら、剣聖が弟子入り志願にやってきたおっさん冒険者の遅れた英雄譚2 感謝の素振りを1日1万回していたら、剣聖が弟子入り志願にやってきた

ーー手遅れということはないさ。おっさんでも冒険はできる。 遅咲きの剣士が謙虚に進む、遅れた英雄譚第2弾。 エストランテの街を襲う未曽有の危機を難なく切り抜けたおっさん冒険者ガイ。 そんな彼のもとにノドカと名乗る東国出身の少女が現れる。 「あなたがガイ・グルヴェイグ殿ーーあのトマス殿の孫でござるか!?」 一方、エストランテの街の陰でなにやら良からぬ陰謀がうごめく。 真相を探るなかでたどり着いたのはーーなんとガイの実家、グルヴェイグ家だった! 「生きていたのか、ガイ。また躾けてやってもよいのだぞ?」 かつてガイを虐げ、追放した兄ハイネとの数十年ぶりの再会。 「昔から続く因縁に今、決着をつけよう」 これは1日1万回の素振りを続けて強くなりすぎてしまったおっさんが いまさら剣の高みを目指して謙虚に進む、遅れた英雄譚である。

七つの大罪七つの大罪

人を罪に陥れる七つの悪徳を 「七」に縁のあるミステリー作家が描く。 驚愕、恐怖、狂気……一気読みの七編! 【七つの大罪】 「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」を示し、 キリスト教において、人を罪に導くとされる七つの悪徳。 「罪の名は傲慢」中山七里/傲慢 名を馳せ人望も厚い一方で、弟子や秘書に対するパワハラが常態化している人気ジャーナリストに性的暴行された新人ジャーナリストは警察に駆け込む。 「手の中の果実」岡崎琢磨※7月7日生まれ/怠惰 突然不登校になった息子。原因がわからず不安が募る妻と私。私は葡萄農家である妻の実家に、息子と二人で滞在することを提案すると、息子はーー。 「移住クライシス」川瀬七緒/憤怒 自閉スペクトラム症を抱える息子の療育のために山梨の集落へ移住した矢先、息子が池に落ちて死亡した。悲嘆に暮れる夫婦の前に、大鎌を持った老婆が現れた。 「オセロシンドローム」七尾与史/嫉妬 久呂恵は夏目漱石の『こころ』で意気投合したKと交際に発展するが、嫉妬深さが原因で別れを告げられる。Kに言い寄る女がそそのかしていると疑った久呂恵は……。 「十五分」三上幸四郎/強欲 20万人超の登録者数をもつ動画配信者のイッツミーは、同業者であるQRお雪の殺害容疑をかけられていた。週刊誌記者の綺ヶ崎は、判決待ちのイッツミーの取材に訪れる。 「父親は持ってるエロ本を子どもに見つからないようにしろ」カモシダせぶん/色欲 隠しているエロ本を高校生の息子が読んでいた。叱ろうとすると「謝るのは父さんのほうだ」と言い始め……。 「最初で最高のひとくち」若竹七海/暴食 野放図で我儘な公介のため、ママはたくさんの料理をし、掃除をし、後片付けをし、工場で働く。そんなある日、葉村晶という探偵が人捜しにやってきた。

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