小説むすび | 2025年発売

2025年発売

人形のアルファベット人形のアルファベット

奪われし者たちの悲鳴がグロテスクに世界を覆う。GRANTA「若手作家ベスト20」選出、英語圏で最も注目を集める作家による、シャーリイ・ジャクスン賞受賞作を含む鮮烈のデビュー作! 肉片が、聞いているーー。 ミシン、人形、缶詰、蜘蛛、そして女たち……。 ★シャーリイ・ジャクスン賞受賞(本書収録作「ワクシー」) ★GRANTA「若手作家ベスト20」選出(イギリスの老舗文芸誌「GRANTA」が10年ごとに選出) 雑誌「MONKEY」(スイッチ・パブリッシング刊/「アガタの機械」/柴田元幸訳)や「文藝」(河出書房新社刊/「ネズミの女王」/上田麻由子訳)で話題の著者による鮮烈デビュー作が、ついに刊行! ******** 「既成概念を覆す試み」 ーーウォール・ストリート・ジャーナル 「素晴らしい! 印象深く、しかし、すぐに消えてしまいそうなほど儚いイメージ。グルドーヴァは、美しさを描くための最も難しいテクニックを見事に駆使している」 ーーデボラ・レヴィ(『ホットミルク』著者) 「ダークで知的で美しく、絶妙にグロテスクな、グルドーヴァの世界を読む喜び。 ーーヘレン・オイェイェミ(『あなたのものじゃないものは、あなたのものじゃない』著者) 裂けたストッキングと手縫いのベルベットのドレス。知的なバロック小説であり、完璧かつ大胆、巧妙かつ繊細な傑作。アンジェラ・カーターの正統な後継者であるカミラ・グルドーヴァの、飾り気がなく、それでいて魅惑的な文体を、ぜひ読んで、愛してほしい!真似ごとや作り物ではない、真に奇妙に輝く宝石のような作家だから」 ーーニコラ・バーカー(2007年ブッカー賞最終候補作『Darkmans』著者) 『人形のアルファベット』は、独自の世界を細部に至るまで創り上げている。初めて見る風景なのに、まるでずっとそこにあり、誰かに見つけられることを、そして魅了されることを待っていたかのよう。 ーーシーラ・ヘティ(ニューヨーク・マガジン誌2018年ベストブック『Motherhood』著者) ******** 日常をグロテスクに彩る、珠玉の13編!

木漏れ陽木漏れ陽

イケイケのヤクザが、親分の死を機に愛する家族のため足を洗った。 そして夢だったマンガ家を目指す。 だが男に残された時間は、あまりに少なかったーー。 映像化決定!!! 人は、人生最後の日に、誰を想い、何を残していくのか? 沖田臥竜渾身の感動作が生まれたことに、心から嫉妬し、感嘆した。 ーー藤井道人(映画監督) 関西を拠点とする暴力団・中山連合に在籍する小泉拓朗は、目上の者にも平気で歯向かう気性のヤクザだった。 そんな小泉が雪乃という女性と出会い、変わり始めていく。 やがて娘が生まれ、二人は夫婦になる。 そんな中、親分である川中が襲撃され死亡。 それを機にカタギになる決意をした小泉は、昔から夢見ていたマンガ家を目指し、バイトをしながら原稿用紙に向かい続ける。 息子が生まれ4人家族になったが、徐々にすれ違っていった雪乃との関係は、気づいた時には大きな溝になり、二人は離婚。 毎週末、子どもたちに会うことを生き甲斐に、マンガの連載を目指し日々奮闘する小泉。 そこには「きれいな金で子どもを育てたい」という想いがあった。 そんな中、小泉はステージ4の肺がんという診断を受け、余命宣告をされてしまう。 愛する子どもたちのため、叶えたい夢のため、小泉は残された人生をどう使い、何を残すのかーー。

青い鳥、飛んだ青い鳥、飛んだ

一度でも道を踏み外した者は、決して許されないのか? 万引き犯を死なせたコンビニ店主、万引きで捕まった過去を持ち、生活苦から必死に生きる女性。 各々の人生を通して描かれる苦悩と葛藤、そして再生ーー。 ドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 『夫よ、死んでくれないか』で注目の著者が描く問題作! 大手フランチャイズ加盟のコンビニ店主・柳田克己は、「万引き犯など最低の人間」という信念を持ち、「万引きをさせない」のではなく、決して見逃さず「捕まえる」ことにしていた。 ある日、克己は菓子パンを万引きした男を捕まえようとしたが、もみ合ううちにその男を死亡させてしまう。 そして克己は逮捕され、人生は暗転していく。 一方、児童養護施設で暮らしていた頃に万引きで捕まった過去を持つミチル。 彼女はバイトを掛け持ちしながら必死に一人で生きていたが、コロナ禍の「シーセッション(女性不況)」で仕事を次々に失い、現在は違法メンズエステ店で働いていた。 必死に生きながら、自分の夢の実現を目指す彼女は時折思うことがある。 あの日、捕まっていなければ。 そんな二人が、ある事件を契機に巡り会うことに……。

チュートリアルが始まる前に5 ボスキャラ達を破滅させない為に俺ができる幾つかの事チュートリアルが始まる前に5 ボスキャラ達を破滅させない為に俺ができる幾つかの事

『ダンマギ』屈指の最強キャラ・黒騎士との激闘の末、新たなパーティーメンバーとして彼を迎え入れた凶一郎。 黒騎士を迎え入れたことで焚きつけられた遥たちの士気も上がり、ついに最終層の攻略へと本格的に動き出す。 凶一郎のこの世界における唯一にして絶対の目的──死ぬことが運命づけられた姉・文香を救う【万能快癒薬(エリクサー】を手に入れるため。 ダンジョン『常闇』最終階層に君臨する最強のボスモンスター、“邪龍”アジ・ダハーカ。 クソッタレな運命(シナリオ)を覆すべく、チュートリアルのただの中ボス、否──『ダンマギ』を愛する転生者は、最強のパーティーメンバーとともに最大の正史叛逆に挑む──! 「キョウくん、必ず無事に帰ってきてくださいね」 「あぁ、姉さん────約束だ」 そして過去最大の大幅加筆により、WEB版でも明かされていないシリーズ最大の“謎”もついに明かされる──! このラノ&つぎラノW上位ランクインで話題沸騰! 過去最大ボリュームで贈る圧倒的カタルシス! ゲーム転生ファンタジー・第5弾!

地方勤務の聖騎士 〜王都勤務から農村に飛ばされたので畑を耕したり動物の世話をしながらのんびり仕事します〜(1)地方勤務の聖騎士 〜王都勤務から農村に飛ばされたので畑を耕したり動物の世話をしながらのんびり仕事します〜(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2025年5月16日 発売

幼い頃から聖騎士になることに憧れ、不断の努力で夢をかなえたジャスティン。だが彼を妬むライバル・ハンクによって横領の濡れ衣を着せられ、地方へと左遷させられてしまう。  のどかな農村で聖騎士としての仕事などあるのか?と不安になるものの、群れからはぐれた魔狼の討伐に始まり、領主の護衛、さらにドラゴンまでもが襲来したり、意外と忙しい日々に追われることに。さらにジャスティンを追って自ら地方勤務を志願した後輩女騎士・エリナとひとつ屋根の下で暮らすことになりーー?  自分を温かく迎えてくれた領主や住民のために剣を振るい、鍛錬の合間に農作業の手伝い……「地方勤務も悪くないかも?」とジャスティンの気持ちが傾きかける一方、騎士団ではジャスティンの事件が何者かの陰謀ではないかと捜査が進められていたのだった。

カバンの勇者の異世界のんびり旅2 〜実は「カバン」は何でも吸収できるし、日本から何でも取り寄せができるチート武器でした〜カバンの勇者の異世界のんびり旅2 〜実は「カバン」は何でも吸収できるし、日本から何でも取り寄せができるチート武器でした〜

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KADOKAWA

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2025年5月16日 発売

高慢の魔王・スペルヴィアと神眼の大勇者・ミサカの協力を得て、ダンジョンからの脱出を果たしたカバンの勇者・佐久平啓介。 まずは自分を捜しているというOTK商会へ向かうことにしたのだけど、道中でトラブルに巻き込まれてしまう。そんな啓介の前に現れたのは…… 「その……オタク……さん? なの……?」 「ケースケ殿ぉぉおおおお!」 啓介がずっと捜していたOTK商会のギルマスにして弓の勇者・飯田オタクだった! 見た目がすっかりイケメンとなったオタクさんとの束の間の交流を経て、ひとつのやりたいことを達成した啓介は、次なるやりたいこと「ミサカの解放」のために、旅を再開する。 カバンの更なるレベルアップに必要な経験値を得るため強力な魔物が住む【妖精郷】へと向かうのだが、帝国軍人の少女ディートリヒとその部下ヘルメスが旅に同行することになり……!? チートなカバン片手に、異世界を旅するとんでもジャーニー物語、第2弾!

ダンジョン付き古民家シェアハウス4ダンジョン付き古民家シェアハウス4

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KADOKAWA

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2025年5月16日 発売

冬を迎え、古民家から見える景色も一面の銀世界へと様変わりする。 炬燵で伸びる猫のノアさんや庭を駆け回るブランを横目に、美沙たちはクリスマスパーティの準備に勤しんでいた。 大切な人たちとご馳走を食べながら美味しいお酒を飲む。そんな当たり前で、でも特別な日常。 古民家でのシェア生活も、もうすぐ一年になろうとしていた。 のんびりとした田舎でのスローライフと、刺激に満ちたダンジョンライフ。 楽しい日々はあっという間に過ぎて、そしてこれからも続いていくーー 幸せいっぱいの古民家スローライフ、第4弾! 書き下ろし短編「シェアハウスのホワイトデー」と「ノアさんの後日談」も収録!! 第一章 冬のはじまり 第二章 十階層探索 第三章 カモ肉とダウン 第四章 十一階層探索 第五章 南の海で遊ぼう 第六章 シェアハウスのクリスマス 第七章 年越しダンジョン 第八章 十二階層探索 第九章 黄金のリンゴ 第十章 冬の終わり 閑話 シェアハウスのホワイトデー 書き下ろし ノアさんの後日談

両膝を怪我したわたしの聖女両膝を怪我したわたしの聖女

決 壊 す る 文 体 ーー圧倒的な感情がほとばしり、膨れ上がり自壊する言葉の群れが未熟な欲望を覆い尽くす。10歳の少女らを閉じ込めるひどく退屈な夏休み、早熟なふたりの過激で破滅的な友情。 スペイン最南カナリア諸島発、世界18カ国語に翻訳の問題作。  ◇ ◇ ◇ スペイン・カナリア諸島に暮らす、10歳の「わたし」と親友イソラ。 せっかくの夏休みは、憂鬱な曇天に覆われていた。薄暗い貧困の地区を抜け出して、陽光のふりそそぐサン・マルコス海岸に出かけたいのに、仕事に追われる大人たちは車を出してやる余裕がない。ふたりの少女は退屈しのぎのため、不潔にして乱暴、猥雑で危うい遊びにつぎつぎ手を染める。 親友というには過激すぎる、共依存的関係性。 「わたし」にとってイソラはまるで聖女のように絶対的な存在だった。イソラが両膝を怪我すれば、舌でその血をなめとった。イソラの飼い犬になりたかった。粗暴な物語に織り込まれた緻密な象徴の数々。子どもらしいイノセンスとは無縁の、深い悲しみに由来する頽廃と陶酔の日々。 イソラと共にある日常は永遠に続くかに思われた。しかしーー  ◇ ◇ ◇ Andrea Abreu, Panza de burro (2020) 装丁:コバヤシタケシ 装画:さめほし「夜明けの海」 あんなに大胆で、あんなに怖いもの知らずに ほんのちびっとだけ イソラ・カンデラリア・ゴンサレス=エレラ 松葉の下のキノコ これは雨になりそうだ クリームを、首にクリームを タイヤをきしませながら行くメタリックのビマー ヨソモンは臭い ウサギを嚙まずに丸ごと食べちゃう フアニータの叫び声は十字路の向こうまで響いた イソラを食べてしまう まだはつ明されてないような愛ぶをしてやるぜ イソラの足がアスファルトを踏む 猟犬みたいにやせっぽち こすりつける 両膝を怪我したわたしの聖女 イエス・キリストの小さな顔 その日はキャベツシチューしかなかった iso_pinki_10@hotmail.com ペペ・ベナベンテのBGM クロウタドリの羽みたいに黒い目 エドウィン・リベラ ジャガイモひとつごとに半キロ 胴体にナイフ イソラが存在しなかったときみたいに 女に残る最後のもの わたしたちはこんなふうに夜の蛾のように ひとりでこする 這い回るトカゲ 広場の上につるした色紙 訳者あとがき

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