おむすび | 2025年3月5日発売

2025年3月5日発売

戦火のバタフライ戦火のバタフライ

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講談社

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2025年3月5日 発売

君に、このバトンを託す。蝶の羽ばたきを受け、彼らは立ち上がる。 太平洋戦争末期。前線も本土も戦場だった。数え切れない命が散った。 南方戦線でただ一人生き残った尾崎、東京大空襲で家族を失ったさくら。前線でさくらの兄に命を救われ、厚生省職員となった尾崎は、大物政治家の助力を得て民間戦争被害者への国家補償の実現を目指す。 そんな尾崎の身辺に次々と不審な出来事が起き、署名運動を始めたさくらも思わぬ妨害に遭う。 何者かの思惑。官僚組織の論理。見え隠れする特務機関の影。立ちはだかる時間の壁。 時を経て、世代を超えて、それでも彼らは命がけで思いをつないでいく。 信じ続けること。伝え続けること 終戦から80年。深い祈りを込めた、著者の新たな代表作! 第一部  一章 戦場のバタフライー一九四五ー  二章 下町の紅夜ー一九四五ー  三章 モノトーンの街ー一九四五〜一九五三ー 第二部  一章 決起ー一九七二ー  二章 顔のない群れー一九七三ー 第三部  一章 最後の夜ー一九八二ー  二章 どうか虹を見てくれー一九九五ー 補記

世界99 下世界99 下

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集英社

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2025年3月5日 発売

私たち、ピョコルンに、全部捨てられるようになりましたよね。 性欲を。出産を。育児を。介護を。人生の時間を食いつぶす、あらゆる雑務を。 14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。 しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。 そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。 ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。 村田沙耶香渾身の大長編、ここに完結。 都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とはーー。 【著者略歴】 村田沙耶香(むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。

世界99 上世界99 上

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集英社

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2025年3月5日 発売

この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。 村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編! 【著者略歴】 村田沙耶香(むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。

あの空に花が降るとき、僕はきっと泣いているあの空に花が降るとき、僕はきっと泣いている

著者

森田碧

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ポプラ社

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2025年3月5日 発売

ジャンル

Netflixにて大人気配信中の映画「よめぼく」の森田碧が放つ、渾身の最新作! 高校二年生の秋、染野翼は夜の函館山でのデートを最後に、恋人だった一ノ瀬千夏を病気で亡くした。千夏を失ってから、不登校気味になった翼は空虚な日々を過ごし、趣味のギターや作曲した動画の投稿もできないでいた。心の支えはひとつーー彼女が残した"公式アカウント"。千夏は残される翼を想って、自分にメッセージを送ると自動返信されるよう、いろいろな言葉を設定していた。さらに、あるキーワードを送ると動画が届くらしい。翼はそれを探そうと毎日彼女にメッセージを送っていた。 そんな中、幼馴染の永戸真一が面白い動画を見つけたと家を訪ねてくる。それは、千夏の声にそっくりな、レモンティという顔を伏せた高校生の歌い手の動画で……? やがて、たどり着いた千夏の隠しメッセージとはーー。 心が震えて涙が溢れる、「よめぼく」シリーズの森田碧が放つ、渾身の最新作! 函館が舞台。 装画:飴村 ■著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞。「よめぼく」シリーズは累計55万部を突破し、2024年にNetflixにて映画化され、大人気配信中。

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