出版社 : KADOKAWA
激闘の末、虚無の〈門〉となった〈剣聖〉を倒したレオニス。全てが終わったかと思われたその時、姿を現したのはリーセリアの父、エドワルド公爵だった。 〈異界の魔王〉と契約した彼は告げる。〈魔王〉の力によって人類を救済する、と。〈魔王計画〉--その計画はしかし、この世界に生きる人々の多くを犠牲にするものだった。 父を止めるため剣をとるリーセリア。だが、その時、破壊したはずの〈門〉の中で〈虚無の女神〉が目覚めはじめる。 世界の命運をレオニスに託し、最後の力を使うロゼリア。 破滅の運命に抗うため、第十八小隊は〈第〇九戦術都市〉に乗り込み、最後の決戦へーー!
エラドリア王国の第三王子である転生者ルーファスは召喚スキルを継承し、創造神からスキルの存在を世界に広めてほしいと使命を与えられた。思いつくままにモフモフ魔法生物を召喚しながら異世界生活を満喫するルーファスは、スキルを広める一歩として、近隣のフルート公爵領へと視察に向かうことになった。 兄・レナードと公爵領へ向かう道中、怪しい盗賊と遭遇する。召喚スキルの力で撃退したルーファスたちだったが、何やら不穏な気配が広がり……? さらには公爵領の鉱山でなんと古代遺跡を発見!? やらかし王子・ルーファスが、トラブルに巻き込まれながら世界を変える一歩を踏み出す! いたずら好きなフェアリーやドリルを使いこなすモグラの魔法生物など、新たな仲間も登場する異世界モフモフライフ第二弾!
クリスを黄の寮の「死神」に迎え、ついに三寮戦の幕が上がる! フーリィ、ラピス、アステミルを擁する蒼の寮と、フレア、三条黎、劉悠然を擁する朱の寮。圧倒的戦力を誇る他寮の攻勢に対し、黄の寮はヒイロ、月檻たちが実力を発揮しつつも綱渡りの用兵を強いられる。 一方、戦いの裏では、ミュールを狙うアイズベルト家が黄の寮の戦力を削ぐべく暗躍していた。 一進一退の攻防のなか、ヒイロたちの機転により暗躍の事実が公になったことで、三寮戦の決着は寮長同士の一騎打ちに持ち込まれる。 「出来損ない」「似非」と蔑まれたミュールが、ヒイロの教えを胸に、運命の決戦に挑む!
沙季の様子がおかしいーー。 どこか機嫌が悪そうで、けれど悠太が大丈夫かと問いかけても笑顔で「大丈夫」と答えるだけ。 秘密。共有されない悩み。 それは「すり合わせ」を良しとする二人の関係では珍しいことで、悠太は沙季の状態を心配する。 以前ならどうすればいいかわからず、適切なコミュニケーションを取れなかったかもしれない。 だが今は一年以上を共に過ごしてきた経験がある。 彼女のことを知り、関係を深めた今だからこそできる支え方もあるはずだと、悠太は沙季のためにできることを実行していく。 悠太の成長と“好き”の感情、はじめての家出、温泉旅行。 置き去りにした過去と対峙し、“兄妹”は大人へと成長するーー。
春から高校に入学した男女6人が暮らす、格安シェアハウス。 シェアハウス内の恋愛は絶対禁止というルールなのだがーー 橘陽万里「たぶん彼、わたしのことが好きですよね……」 月山玲奈「ヤバい。アタシ今、アイツのことが気になってる」 五十嵐澪「1秒でも早く告白して確保しないと非効率的だ」 星秀一郎「女子をプールに誘うの、緊張するッスね……!」 不破颯太「あいつに告白して成功したら、残りの人生は全部ウイニングランだな」 日比谷蓮「ここでキスしたら即退去……。いや、でも……!」 ラブコメは始まるか、始まらないか!? 掟破りのシェアハウスストーリー、開幕!
勤めていた会社が倒産し、さらに住んでいたアパートが火事で全焼するという、なかなかにエグい災難に見舞われた主人公・荒田耕助。不運にも職無し家無しとなってしまった彼は、近所の公園で現実逃避しようとするが、公園に入るやいなや意識が暗転しーー気がつくと、太陽が二つありクジラが空を飛ぶ不思議な島にいた。そんな見るからに地球ではなさそうな島で耕助を待っていたのは、まるで生き物のように意思疎通してくる立て札で……? 天文学的確率の不幸を引き当て異世界の無人島に転移した主人公が、謎の立て札から指示を受けながらサバイバル生活を送る、モノづくり系無人島開拓奮闘記。ガチャ要素があったり文明の利器が登場したり空から美少女が降ってきたりと、一筋縄ではいかない日常が始まる♪
強敵ヴォルガンを倒し、勇者の称号を手に入れたカイル達に魔王ダークハートから手紙が届く。そこには人族と魔族の和解について記されており、カイルたちは両種族の共存に向けて協力するのだった。 共存の第一歩として人間界と魔王国の境界が解放され、二つの国は繋がった。そして魔王城で開かれる人族と魔族の有力者たちが集う親交パーティーに参加するため、カイル達も魔王国へと向かう。両種族とも突然の共存に戸惑いはあったが、親交パーティーでは双方が歩み寄りの姿勢を見せ、カイルも魔族の少年・ナイオスという友人ができた。こうして人間と魔族の和解は順調に進んでいるかと思われたが、突如国境付近で暴動が起きる。そして、カイルたちも次第にその戦いへ巻き込まれていき……。そんな遅咲き&最強三十路の爽快冒険活劇第二弾!
どうして、わたしなんかを選んだの? 行き場もなく夜の街をさまよっていた家出少女チル。ある夜、路地裏に突如降ってきた黄金の髪を持つ美しい男。その口が発したのはーー「うまれかわりを、のぞまれますか?」「我が王よ」 かくして、チルは異世界に取り込まれる。破れたマントを胸に抱えて迷い込んだのは、かつて豊かな織物の国と呼ばれた動乱の国リスターン。 一度はすべてを諦めた無力な少女は、荒廃した国を救い、王となり得るのか。少女文学の旗手が贈る、ドラマチックロマンファンタジー。 『ミミズクと夜の王』から17年。こんな紅玉いづきを、待っていた!! プロローグ 伝承の誓句 第一章 青い鳥と黄金 第二章 思い出をつむぐ糸の国 第三章 空白の玉座 第四章 夜に生まれる国 第五章 踊る強襲 第六章 終わりにしてはじまりの森 第七章 偽王と新王 第八章 果てのない未来の国 エピローグ 運命よりも強い恋
皇帝廟での花嫁試験に合格し、田舎娘から皇太子・明の妃となってしまった雨蘭。後宮生活が始まり明からの愛が増すなか、恋愛に不慣れな雨蘭は明に気持ちを伝えようと一人奮闘していた。 そんなある日、雨蘭は皇帝の命で3ヶ月後のお花見会に皇太子妃として参加することに。本格的なお妃教育に加え、後宮では幽霊騒ぎが発生。明に想いを伝えるどころか、すれ違いの日々が続いてしまう。 さらに、お花見会に招かれた隣国の皇子には、ある良からぬ噂があってーー。 田舎娘の大逆転後宮ロマンス第2巻! 【登場人物】 ・雨蘭(ゆーらん) 貧乏な田舎出身で家族を養うため都で仕事を探していたところ、皇太子の花嫁探しに参加することになり合格してしまう。 並外れたポジティブ思考の持ち主で料理が得意。 ・明(みん) 現皇帝の孫で皇太子。 美青年だが女性が苦手で、皇帝廟では身分と容姿を偽っていた。 口は悪いが面倒見の良い一面も。 プロローグ 第一章 立派なお妃さまになるまであと三月 第二章 琥珀宮の女幽霊は 第三章 運命をともに エピローグ 番外編 春過ぎる前に
目が離せない。姿を探さずにはいられないーー。 地味な娘だーー軍神の側近シキのホタルへの第一印象はそんなものだった。何かを洗い流すかのように静かに涙を零すその姿を目にするまでは。 軍神の妃の侍女ホタルにとって、飄々として何を考えているか掴めないシキが一番苦手だった。「遠耳」と呼ばれる特異な聴覚の持ち主であることを知られるまではーー。 恋に落ちることなどあるはずもなかった騎士シキと侍女ホタル。そんな二人がどうしようもなく惹かれていく様を、甘くもどかしく描く『軍神の花嫁』もうひとつのロマンス。 第一章 第二章 第三章 第四章 番外編〈その想い〉
天帝に人の罪を告げにゆく三尸の虫が飛びたつ庚申の日。死者に成仏するための“最後の晩餐”を提供する臘月宮で働く新米女官・林花のもとには、様々な死者がやってくる。のだがーーなぜか死者ではないはずの皇帝・黄辛の姿が。 謀反による大火事から救われて以来、頻繁に訪ねて来るようになった黄辛から、林花は意見を求められる。それは彼の間諜が立て続けに変死を遂げたというものでーー。 人ならざるものの邪悪な気配。古の因縁がもたらす禍が、臘月宮にも迫ろうとしていた。 =人物紹介= ◆林花/りんか◆ 敵国のスパイとして処刑されかけたが、死霊を見る能力を買われ、臘月宮で働くことに。宮廷料理人だった父の腕を継いでいる。 ◆黄辛/こうしん◆ 武神と呼ばれた父帝の跡を継ぐ、民からも絶大に支持される若き皇帝。林花とは、浅からぬ縁があるようでーー? ◆猛虎/もうこ◆ 前世で黄辛の命を救い四品の位を賜った、帝の愛犬。林花に懐いている。 ◆墨蘭/ぼくらん◆ 臘月宮の女主。不思議な力を持ち、その一切が謎の不可侵な存在。 壱 尚儀の西施乳 弐 皇太子の白灼蝦 参 絵師の叫化鶏 肆 老兵の炸排骨 伍 修容の肉燥飯 陸 貴妃の月餅
「最初で最後の星戦だ。すやすや寝ているがいいさ、星の大敵」 帝国と皇庁ーー永きに渡り対立していた二国が、災厄と魔女イリーティアという"共通の敵"を前に手を組んだ。天帝ユンメルンゲンと女王ミラべアの対話を経て共同戦線を張り、それぞれ精鋭を連れて星の中核を目指すことになった両国。当然イスカとアリスも別ルートにて行軍することに。 「いい、イスカ! どっちが先に星の中核に着くか、勝負よ!」 しかし星の深淵で待ち受けていたものは、天帝の予想を超える禍々しき怨念だった。細音啓が放つ大人気ファンタジー第16巻。行こう、星の戦場へ。
時は来た。数多の犠牲を生みながらも革命に王手をかけた『灯』は、一年もの時間をかけ築き上げた計画を最終段階に移す。一方、王国最強の防諜スパイ『ニケ』は沈黙を貫いていた。 『--あの男がいる限り革命は必ず失敗する』 二年前、『焔』の双子が命を落とした要因にして、ニケすらも容易に手を出せない存在ーー『蛇』のフィクサー《藍蝗》。今なお革命の裏に潜み続ける最悪の黒幕が、遂に本性を現す。 『終わりだ、『焔』の未来たちよ』 ”世界の秘密”を探る者、守る者、破壊する者。三者三様の思惑が絡み合う中、運命を決める革命の朝が始まる。
故郷、敬陽を奪還したものの、アダイによって攫われた白玲。 軍師・瑠璃や皇妹殿下・美雨に支えられ、俺は決意する。 「行くぞ。うちの姫様をーー白玲を助けに?」 一方、策を弄する鼠をものともしないアダイ率いる【玄】軍を前に都は陥落寸前。 だけどよ、アダイ。売られた喧嘩は買ってやるから、俺に面を見せに来いーー 最終決戦が、はじまる。 「最強の二人」が再び並ぶとき、乱世は終結する。それは古の【皇英】と【王英】か、それとも【双星の天剣使い】かーー 「行くぞ! アダイっ!!!」「来いっ! 張隻影っ!!!」 転生英雄と美少女達の戦乱ソードファンタジーーー遂に決着。
【シリーズ連続重版大ヒット中】 極上の異世界ハーレムファンタジー!! レベル99を誇る伝説の冒険者から、レベル1の少年へと生まれ変わったマイト。はじまりの街で美少女パーティと仲間になり、二周目の冒険を始めた彼は……はやくも街の英雄扱い!? 「王都を狙っている魔族に勝てるのは……貴方しかいません」 新たに舞い込んだ“王都に巣喰う吸血鬼”をめぐる依頼は、マイトのかつての仲間をも巻き込み、混迷を極めていくがーー 「あなたのためなら、私はいつだって……この身を捧げます」 ーー奔走するマイトの元に、最強の美女軍団が集結していく! 「あんたのことだし、どうせまだ実力を隠してるんでしょ?」 ……二周目冒険者、いつの間にか無敵のハーレムづくり完了!?
春になり、私には”できないこと”が増えた。ルームメイトになった宮城との距離は、前よりずっと近いはずなのにどこか気まずくて。触れることも、キスすることも、会話さえもままならない。これまでの当たり前を取り戻すために、五千円に代わる新たな言い訳がーー新しいルールが私たちには必要だ。 春になり、私には”分からないこと”が増えた。使われていなかった五千円とルームメイトになった仙台さん。その事実は、当たり前のように解釈していたこの関係を、180度違うものに変えてしまって。どうしてあの時、仙台さんはーー今更湧き上がる疑問の答えを、私は知りたいのかどうかも分からない。
「肉じゃが作り過ぎちゃったので、よかったら……」 高校入学を機に一人暮らしを始めた日、お隣さんからおかずのお裾分け。彼女の名は森江ルフ。誰もが認める超絶美人だが、どこからどー見ても耳が長い、いわゆる『エルフ』。--なんで!? 「部屋でゲームしませんか?」「食べ物を……分けてください」「一緒にご飯作ってると、新婚さんみたいだなって」 “清楚”なイメージと違ってルフさんはゲーオタで酒好きのニート。そんな彼女は、何かと俺を誘ってきて……。 2人でご飯を食べて、触れ合う近さでゲームして、温泉で浴衣姿の彼女から抱き着かれる。ダメエルフ彼女とのほのぼの日常生活!
第36回ファンタジア大賞《金賞》&《細音啓特別賞》W受賞!! 『主人公的行動』--例えば、困っている人を助けたり、窓際の席で転校生と出会ったり。そんな行動を力に変える兵器・スターゲイザーは、まさに小日向茜のための兵器……だった。 「おまえは小日向茜の代わりに、戦わねばならない」 茜が命と引き換えに世界を救ってから一年。一人残され、絶望の中引きこもる幼馴染・高橋嗣道に、それは突然告げられた。 茜を殺した仇敵の復活。迫る人類の危機。対抗できるのは、茜からスターゲイザーの後継者に設定されていた嗣道だけ。 「だから、天才科学者の私がお前を主人公にしてやる!」 突如現れた少女・山田麒麟による、《主人公化計画》が始動!?
来るべき比翼の日。だがそこに堕落の果実を強奪する組織が現れー『第惨事チョコレート大戦』。 グレンの反対を押し切り魔獣退治についてきたシスティたち。彼女らを待っていたのはサキュバス!? 『世界最強の魔獣』。あの“迷”探偵がまたまた登場。今度は怪盗と直接対決?-『魔導探偵ロザリーの事件簿・飛翔編』。 国外任務のためグレンとセラが潜入。怪しまれないよう新婚夫婦を装うことになりー『偽装夫婦のシンフォニー』。 そしてーー禁忌教典をめぐる戦いを終え、卒業の日を迎えたシスティたち。だが現れたグレンは最後にとんでもないことを突きつけるーー「要するに、”最後の卒業試験”ってやつだ」
シリーズ累計30万部突破!(電子書籍含む) 「じついも」イラストを一挙収録した千種みのり画集も同時発売! ーーーーーーーーーー 弟が欲しいと、子どもの頃に願った。家族3人で過ごした日々は、やがて壊れる仮初だとしても幸せだった。 あの時は叶わなかった願いだったけど、今はーー 「涼花を助けてください…あの子には真嶋くんが必要なんです」 小深山さんは、俺にそう言って頭を下げた。元母との再会、涼花との血の繋がり、そして……彼女の病状。 頼れる建さんも倒れ、兄として取るべき選択に悩むなか、上田兄妹が、月森たちが、西山が……俺のために立ち上がる! そしてーー 「大丈夫。兄貴には僕がついてるから! 必ず僕が……」 「弟」みたいな「妹」とともに。俺の幸せは……ここにある!