2022年発売
その先に待っているのは、魔女の望む世界なのかーー。 聖創学院を蝕む、多すぎる種類の怪談。だが、その怪談はある時期から徐々に数を減らし始め、いくつかの特定の噂が囁かれる頻度が、著しく上がっていき……。 一方、文芸部との溝が埋まらないままの武巳は、保健室で“魔女の血”を供する儀式を目撃し、詠子の本当の願いを聞いてしまう。 「世界を、変えるの。私の見る世界に、そのままになるように」 鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第12弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。 序章 魔女の物語 一章 天より声、降る 二章 人より怪、出づ 三章 心より影、来る 四章 黙より音、涌く 間章(一) 黒衣の物語
あなたとはぐくむ、この幸せーー。 義姉の身代わりとして辺境の国オストロムの「黒狼王」のもとに嫁いできた、薄幸の王女エデル。蛮族の王と恐れられていた青年王オルティウスは、エデルの優しく健気な心根に触れ、彼女を貶めようとする者たちから守り抜く。 心が通じ合うようになった二人は、お忍びの城外散策などかけがえのない時を過ごしていた。だが、絶大な権力を持つ枢機卿の訪問とともに、思いもよらぬ人物が姿を現し、二人の気持ちはすれ違いーー。 これは、偽りの結婚で始まった二人が、幸せをはぐくむ物語。 プロローグ 第一章 第二章 閑話 第三章 エピローグ
100年に一人の逸材と称されるプロレスラー・棚橋弘至!! x 一代でブシロードグループを築き上げた男、木谷高明!! 肉体力と経営力! “現在最強”のタッグが異世界に転生ーー!? トラックにはねられそうになった子どもを救うため事故に巻き込まれ、“異世界”に転生した棚橋と木谷。 ドラゴンとの決戦を制し、通貨革命を成し遂げ、国家再建を果たしたふたりの前に“魔王”が立ちはだかる! はたして、武力と智恵を兼ね備えた異世界最強にして最賢の男を、棚橋と木谷は打倒できるのか!? ーーこれは、まったく新しい異世界転生物語。 『終末のワルキューレ』のアジチカによる描き下ろしイラストも大量収録! さあ、異世界無双の旅へ出かけよう!
峡部聖は転生者である。何者にもなれなかった前世を激しく後悔していた聖は、今度こそ優秀になって、彼女もつくって、誰かを助ける人生をおくり、そしてーー自分の生きた証を遺したい! という願いを抱いていた。そんな彼の転生先はどうやら陰陽師の家庭のようだ。聖は前世の経験と知識をフル活用し、赤子の頃しかできない霊力増強法を見出し、持て余した時間で霊力を鍛え、誰よりも早く陰陽術を学び、スペシャリストの道を駆けあがっていく。ちょっと俗っぽい願いもあるけれど、二度目の人生を謳歌する一人の男の転生譚!!
〈あらすじ〉 氷星の大決戦、後半戦に突入! アンヘル公爵率いる帝国軍第二艦隊を撃退した輝星達だが、息つく暇もなく今度は皇帝に直卒された第一艦隊が襲い掛かる。帝国艦隊はその質と量で皇国艦隊をはるかに優越しており、さらに皇国側は連戦により弾薬のほとんどを撃ち尽くしてしまっていた。 この絶望的な戦況に際し、皇国に寝返った最強軍師ディアローズは起死回生の一手を発動する。勝ち誇る皇帝に、巨大な刺客が迫るーー。 最強パイロットと最強軍師のコンビは、果たして帝国軍に勝利できるのか。そして恋のいくさの決着はどうなるのか……。すべての答えはここにある。女難戦記、完結編! 〈著者からの一言〉 なんとなんと、ここまで来ることが出来ました!女難戦記、完結です!書籍版女難戦記一巻の刊行から一年、とうとうここまでたどり着くことができました。正直、作者が一番驚いております。北斗輝星の最後の旅をお楽しみください! 最後の旅といえば、本巻には特典SSとして本編完結後の後日譚、北斗君の里帰り編も収録されております。気合を入れて書き下ろしましたので、そちらもお楽しみいただければ幸いです!
のんびりスローライフ生活を送るはずのメイロードだったけれど、なぜか次々と仕事の依頼が舞い込み、ゆっくりしている暇がない! ある日、イスの大商人であるサイデムおじさんから、高位貴族の婚約式のプロデュースを手伝ってほしいと頼まれる。それはこの国と隣国をつなぐ大仕事だった!! そのほかにも街の魔法屋の再建や魔法学校教授であるミンスの食生活の悩み解決まで……。公爵家や王家からの信頼も厚いメイロードの評判はあっという間に国中に広まり、シラン村の人々からはますます伝説の人物扱いになってしまう。自由気ままに生きるために、メイロードはあることを心に決めーー!?
形ばかりの正妻と知りながら、恋焦がれていた王国騎士団長と結婚したラシェル。後継を儲けるためだけの愛のない新婚生活を経て、ようやく授かった息子を必死に育てるものの、とある事件をきっかけに彼女は命を落としてしまう。しかし、目を覚ますと、結婚式の日に時間が巻き戻っていた! なぜ二度目の人生を送ることになったのか、やり直しの意義とは何かを考えるラシェル。--今度こそ、本当に大切にするべきもの、愛するわが子を守ってみせる。そう、あなたの愛など要りません! 決心した彼女は過ちを繰り返さないよう、新しい幸せな人生に向かって歩みはじめて…… 虐げられた令嬢の大逆転劇、開幕!
由緒ある侯爵家の長女として生まれたローズマリー。彼女は継母と異母妹に虐げられながら、身を潜めるようにして暮らしていた。ところがそんなある日、ローズマリーは突然皇宮に呼び出される。彼女を呼んだのは、このフロイエン帝国の太陽とも呼ばれる皇太子・アレクシス。容姿端麗にして有能極まりない彼は、ほとんど話したこともないローズマリーに突然婚約を申し込んできて…。辛いことばかりだった人生が、皇太子の溢れんばかりの寵愛を受け、今、光り輝く。虐げられていた令嬢が見初められ溺愛される、王道シンデレラファンタジー!
ひょんなことで異世界に転生して、神様からお詫びチートを受け取ったフィエルテ。宰相の父と、国王の妹の母、才能たっぷりな兄弟という最強の家族と「運命の番」からの愛情たっぷりに育った彼女は、目立たずにのんびりこの世界を満喫するつもりだった。しかし無限の魔力を持ち、精霊たちに溺愛される彼女を世界は放っておいてくれない。学園祭では「世界樹候補」に出会い、魔力の勉強では光の精霊に振り回される第二王子を救うために奔走したり、ついには国を守護する聖獣に出会ったり…。フィエルテの周囲ではどんどん事件が起きていく。そんな事件に対して、フィエルテは自分の持つ能力をフルパワーで発揮してー!?
幼くして侯爵家に嫁いだエリーゼは、夫アランから妻としての扱いを受けないまま16歳となった。そんなある日の夜会で、身分を偽って訪れていた若き国王アルフォンスと意気投合、惹かれ合うことになる。エリーゼが、ときめきを自覚しながらも一晩の会話だけを良い思い出として引き下がろうとする一方で、アルフォンスは、彼女の境遇がかつて自分が救えなかった実母たる先代王妃とよく似ていること、またエリーゼ自身の笑顔と話しぶりに惚れ込んでどうしても諦めきれず、彼女を救おうと決意する。その矢先にアランがようやく自身の愚行を反省し始めるが、時すでに遅し、エリーゼはアランと共にアルフォンスに呼び出され…。
家族に虐げられ、九十四番目の側妃として入った後宮でも虐げられていた令嬢・クラリーチェ。図書館で本を読むことだけを楽しみにひっそりと暮らす彼女に、ある日衝撃的な知らせがもたらされる。それはクラリーチェの『夫』である、好色王・フィリッポが亡くなったというもの。「これでようやく、後宮から解放されるわーー」国王崩御をきっかけに荒れる後宮でクラリーチェは安堵の表情を浮かべ、自らの人生を振り返っていた。脳裏に浮かぶのは、後宮入り前に出会った青年の存在。彼との再会を願うクラリーチェの前に、次代の王・エドアルドが現れてーー? 再会から始まる溺愛物語、開幕!
宿敵であったバルベールとの講和会議を順調に進める一良たち。その最中、突如として蛮族軍の使者として、ハベルの兄であるアロンドが現れる。アロンドにより蛮族軍側の講和提案が行われ、会議は一時中断することに。その後、リーゼのもとに一緒に連れていたマリーの母親リスティルを預けることに成功したアロンドは今まで行ってきた活動の真意を話すことに……アルカディア、バルベール、蛮族による戦争の終結に向けた最後の策とは!?「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー、待望の第十六弾。
彼の地への扉を封じるため、ロキシー、マイン、スノウ、そしてライブラに操られたエリスを伴い、最後の戦いに挑む!!
帝都を混乱に陥れた呪物騒動はまだ終わってはいなかった…!精霊人の女王の呪いに沈まんとする街を《千変万化》が駆け抜ける!
隣国プロクス王国との戦争を防ぎ、魔法学校に帰ってきた少女たち。フェリスはプロクスでの暴走を止めてくれたジャネットに恩返しをしようと奔走し、そのためならなんでもすると言い放つ。「じゃあ……わたくしの恋人になってくださいます?」。我慢できずにお願いしてしまうジャネット。驚いたことに、フェリスは願いを受け入れる。降って湧いた幸運に、ジャネットは夢かと疑いながらフェリスとデートする。フェリスは恋人もデートもよく分かっていない様子だが、二人で可愛い洋服を見て回ったり、レストランに行ったり、演劇を観たりと満喫する。そんな中、ジャネットは奇妙な経験をしていたーーー。
心の声が聞こえる高校生・鏑木律による来栖さんのコミュ力向上特訓も終わり、奇妙な師弟関係から対等な友達となってスタートした新学年。 新クラスには霧崎涼音や雛森さくら達もいるなか、 (これからも仲良く出来たら嬉しい……えへへ) 相変わらず来栖さんは心の中で不意にデレては、律を照れさせていた! 休日には律の部屋で遊んだりと、ふたりの距離が縮まっていく一方ーー「彼女がいるって嘘なんでしょ」 来栖さんとの距離感から、涼音にトラブル回避のための嘘がバレてしまい!? 「私と律の関係って、なんだろうね」 お互いが落ち着く“気の合う同士”で止まっていた関係が、ついに動き出す!
『勇者』ヴァンを巡る騒動も一段落して、平穏を取り戻したゾルタンは夏真っ盛り。しかし、レッドの脳裏では、リュブが告げたタンタの加護についての予言が燻っていたーー。 『枢機卿』という大いなる加護を前に、『導き手』としてできることに思いを巡らせるーーものの、真夏のゾルタンのうだるような暑さは、ゆっくり思案するには厳しすぎて……。 「お兄ちゃん、夏休みに南の島へバカンスに行こうよ!」 眩しい太陽に煌めくビーチ、夜には満天の星の下でバーベキュー。皆揃って一夏のスローライフ・バケーションへ!
☆★第7回カクヨムWeb小説コンテスト ラブコメ部門《特別賞》★☆ 独身会社員の俺・新木吾朗は、清純派アイドル・桃花愛未の大ファンだ。 ある日、彼女の“熱愛疑惑”が報じられーーショックのあまり会社を休んだ。 週刊誌には、コンビニ前で彼女が男の手を握っているかのような写真。 「……これ、俺じゃね?」 そこには以前財布を拾ってあげた女の子と自分が写っていて!? さらに『疑惑についてお話したいことがあります』SNSに届いた怪しいメッセージ……俺を呼び出したのは、渦中の桃ちゃん本人! グループを脱退すると言う彼女に、それでも応援し続けると宣言した俺が、 「特等席から、私を見守ってくれますか?」 推しの日常と、再起の道に寄り添うことになるなんて。