2023年1月発売
「僕と結婚してみるかい?」 変わった『祝福』を持つこと以外平凡な令嬢のリヴィアは、 ある日突然「悪役」に仕立て上げられ、婚約破棄されてしまう。 悪評のせいで次の婚約者探しが難航する中、 名門侯爵家のセリアンから身分違いの婚約の提案が!? しかも、急な求婚に戸惑うリヴィアに更なるトラブルが発生し…… 悪役にされた不憫令嬢と甘々な完璧貴公子の“まきこまれ”ラブストーリー開幕!
王都から離れた村で母と暮らしていたサラは、母の死を機に病や怪我を癒す不思議な力が目覚めた。村で献身的に人々を救うサラは、聖女として王都に迎え入れられる。だが、彼女を待っていたのは孤独と、力の酷使を強いられる日々。さらに、父のように慕っていた司祭の悪事を目撃し、口封じのため魔族の国「銀郎国」へと追いやられてしまう。絶体絶命の危機のサラを救ったのは、謎の青年クルトだった。クルトの計らいで、サラは聖女としての自分を隠し心機一転、銀郎国で普通の人として生きていくことを決意する。そんな折、隣国が銀狼国に侵攻、戦争となる。サラは仲間を救うために前線へと赴き「聖なる力」の発揮を決意するがー。果たして彼女は自分の意志を貫き通すことができるのか!?
◆◇◆少女を救ってくれた貴公子(アルヴィン)は、貴族の後継者だった◆◇◆ 絶望の淵にいたローザは、美貌の貴公子アルヴィンに救われた。今は聡明な少女として、骨董店で彼を支えている。しかし、アルヴィンがもつ教養や莫大な財産は、彼女にとって謎めいたまま。 ある日、ローザは貴族の青年をとっさの機転で助ける。家族に対する想いを語り合い、打ち解ける二人だがーー。なんと青年はアルヴィンの兄弟だった。彼こそ伯爵家でのアルヴィンの立場を奪った者だという。アルヴィンが貴族だったことに驚くローザだが、"妖精"にまつわる過去からすれ違い続ける兄弟のため心を砕き……? 〜妖精の伝承が薄れた産業革命時代。孤独な少女と美貌の青年が、かけがえのない愛を見つける。これは時代に忘れられた、優しいフェアリーテイル〜 ◆◇◆登場人物紹介◆◇◆ 主人公・ローザ …… 母が亡くなり天涯孤独になった少女。上流階級の美しい言葉と所作を身につけている。労働階級のなかでは浮いた存在だった。 銀の貴公子・アルヴィン …… 地位と財をもつが、風変わりで謎めいた青年。伝承上の妖精に対して強い関心を寄せる背景には秘めた過去があるようで…? ◆◇◆contents◆◇◆ 序章 アールグレイの届け人 一章 妖精盗みのティーキャディ 二章 黄色の女のボタニカルアート 三章 リャナンシーにさよならを 終章 ポットの妖精(ポットフェアリー)のためにひと匙を
青国の茶道楽妃・采夏の機転により皇帝・黒瑛への帝位簒奪を未然に防ぎ、後宮が落ち着いたころ。新たな妃が二名入内した。絶世の美妃・秋麗と男装の麗人・冬梅だ。出会い頭から折り合いの悪い二人に頭を抱える黒瑛だったが、采夏は茶飲み仲間が増えたと喜ぶ。 そんな折、青国に西方の大使が来訪する。お茶でもてなそうとする采夏だが、希望されたのは今は存在しない“幻の白茶”で……!? さらに、水害が采夏のせいと噂されたり、新たな妃が原因で黒瑛とすれ違ったり。采夏は数々の困難をお茶の力で乗り越えられるのか!? ※巻末には大好評のお茶豆知識を収録しています。 ■登場人物紹介 ・采夏(さいか)…茶道楽と呼ばれるほどお茶が好きな娘。うっかり入内し后妃となる。 ・黒瑛(こくえい)…「引きこもり帝」「出がらし帝」と冴えない噂の皇帝。 ■もくじ プロローグ 第一章 茶道楽ゆえに不名誉を得る 第二章 采夏は秋麗に白いお茶を見る 第三章 茶飲み友達に茶器を贈る 第四章 茶道楽はお茶のついでに全てを救う エピローグ
◆魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞受賞作◆ 父は娘を【呪い】と呼んだーー。 没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。 秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。 暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じーー。 呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。 ※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。 ◆登場人物紹介◆ ・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。 ・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。 ◆目次◆ 序章 寄る辺なき少女 第一章 呪われた婚約者 第二章 薔薇屋敷のあるじ 第三章 すがたのないひと 第四章 疑念と信頼 第五章 呪いと呼ばれたもの 第六章 交わるものたち 終章 渡り鳥の目指す場所 番外編 訪れた平穏、続く非凡なる日々 あとがき
幼い日。婚約の儀に縮こまっていた実瑚の記憶に残るのは、緊張をほぐす甘いお菓子と、差し出された親王様のふくよかな御手。月日は流れ、実瑚はお菓子作りが好きな、やんちゃな姫となっていた。 苦手な占いの勉強をした、ある日の帰り道。実瑚は通りすがりのお屋敷に橘の実を見つける。そこへ現れたのは見目麗しい青年“橘の君”。どこか懐かしい彼に橘の実を使った甘味を振る舞うと、宮中に住むという彼の父にも食べさせてほしいと請われて……? 運命の再会に誘われ、実瑚の占いとお菓子作りが宮廷の闇を暴く! 目次 一、星を握って生まれた姫 二、甘いお誘いにはご注意を 三、不安も戸惑いも明日の糧にする 四、たとえ嵐が来たとしても 五、桜の姫は未来を言祝ぐ 六、今宵、後宮に咲く あとがき
夜の神の一件は片付いたが呪いは解けず夜はうさぎのまま。 さらに謎の黒うさぎまで妻の寝室に居座るようになりジークハルトの悩みは尽きない。 一方夫の正体に気づいたロイスリーネは「どっちも同じ陛下よね」と全力でうさぎを愛そう(モフろう)と心に決める。 そこへジークハルトに求婚する王女が現れた! 二人は円満夫婦をアピールすべくいちゃいちゃするが!?
紆余曲折を経て絆を深めた国王ギルハルトと婚約者アイリ。しかし聖地である賢者の森に密猟者が侵入する事件が発生!調査のため二人で聖地に訪れるもギルハルトの人狼の血が騒ぎ出し、アイリから離れられなくなってしまい!?しかも、一晩同じベッドで過ごすことにー。「俺は…おまえが欲しいんだ」野性的な陛下にドキドキが止まりません!
騎士であることを理由に元婚約者に振られるも憧れの公爵様に求婚されたティツィアーノ。しかし結婚式当日、公爵様に恋人がいると聞いてしまい……「私も素敵な男性と幸せになってやるわ!」そう誓い式場から逃亡したティツィアーノが愛される女性になる作戦を立てる一方、公爵様は「他の男が彼女に触れるのは許さない」と結婚を諦めていないようで?
2023年1月TVアニメ放送開始! 世話好きな隣人との焦れ焦れ甘々ラブストーリー、第8弾! 「……今日は、帰らなくても、いいですか……?」 文化祭の喧騒も過ぎ去り、日常が戻ってくる。周は真昼への思いを改めて言葉にして伝え、ともに将来を誓いあった。さらにそれをかたちにしたものをプレゼントしたい周は、慣れないアルバイトを始めることにする。 一方、周の帰りを待つことになった真昼も、寂しさを抱えながらも、周への気持ちを伝えるべく密かに行動するのだった……。 これは、甘くて焦れったい、恋の物語ーー。
低身長が悩みの下野水希と高身長で人気者の高瀬菜央。身長差20センチの正反対な二人だが、席替えで隣になったり、一緒に登校したりと、確かに距離を縮めていた。そんな中、初心者ながらサッカー部に加入した水希は、他の部員に追いつくため、一つ年上の先輩女子・魚見とよく一緒に練習するように。一方、運動音痴な高瀬には球技大会の練習に付き合ってほしいと頼まれる。教室では高瀬、部活では魚見。二人に挟まれる水希だがー「わたしが、一番近くて仲良し?」距離を確かめるかのように、高瀬は想いをぶつけてきて!?エモさ満点の次世代身長差ラブコメ第2弾!
「私は元、ヴァンパイアハンターだ」 「……マジ?」 どこにでもいるギャルの女子高生、琉花のクラスにヤベー奴が現れた。 銀髪銀眼、十字架のアクセサリーに黒の革手袋をした美少女・銀華。 その正体は、悪しき吸血鬼を追う狩人だった。 銀華の隠された秘密を琉花は偶然知ってしまうのだがーー 「まさか、あんた……すっぴん!?」 「そうだが……?」 琉花の関心は銀華の美貌の方で!? コスメにプリにカラオケに、時に眷属とバトったり。 最強JKには日常も非日常も関係ない。 だってーーあたしらダチだから! 光のギャルと闇の狩人が織り成す、デコボコ学園(非)日常コメディ!
これが新青春のバイブルだ! GA文庫大賞《金賞》受賞、陰陽混合ネオ・アオハルコメディ! 【陽キャ】と【陰キャ】。 世界には大きく分けてこの二種類の人間がいる。 限られた青春を謳歌するために、選ぶべき道はたったひとつしかない。 つまりーーモテたければ陽であれ。 元陰キャの俺、上田橋汰は努力と根性で高校デビューし、陽キャに囲まれた学校生活を順調に送っていた。 あとはギャルの彼女でも出来れば完璧ーーなのに、フラグが立つのは陰キャ女子ばかりだった!? ギャルになりたくて髪染めてきたって……いや、ピンク髪はむしろ陰だから! GA文庫大賞《金賞》受賞、陰陽混合ネオ・アオハルコメディ! 新青春の正解が、ここにある。
戦乱の続く別次元の世界ーー常世 そこに暗躍する謎の組織「星砦」 そして謎の存在「愚者」とは? コマリと仲間たちが世界を救うべく立ち上がる! 待望のシリーズ第10弾! 常世の混乱を収拾するーー 大きな目標で合致したコマリは、スピカとともに旅立つ。 一方その頃、常世の各地にいる仲間たちも コマリを助けるべく行動を起こそうとしていた。 だが、そんなコマリたちの前に立ちはだかったのは、謎めいた存在。 「スピカ・ラ・ジェミニとテラコマリ・ガンデスブラッドを処分する」 みずからを「愚者」と名乗るその人物は、 六百年前にスピカの理想を打ち砕いた因縁の相手だった。 常世にも存在するという六つの魔核、 六百年前に別れたスピカの親友、 そして世界の中心に立つ「神殺しの塔」-- 常世の運命を賭け、コマリの戦いが、いま始まる!
「ミズハは何になりたいの?」 「分かんない。自分を壊したいだけ」 震災の記憶に囚われる学生詩人のリョウ、 エキセントリックだが純粋な心を持ったミズハ、 小説家を志す退廃的な美青年ナツト。 それぞれの孤独を抱えた三人の若者は、 やがて訪れる別れの予感を胸に、 生きることの絶望を分かち合うーー 詩人・岩倉文也が満を持して贈る 不穏にして至純の青春小説。 装画:浅野いにお
優劣比較決闘戦に勝利し、見事Sクラス代表を勝ち取った零。新しい環境、新しい仲間、これからの学園生活に胸を高鳴らせる。だが入学早々、Aクラス代表に宣戦布告を受けてしまう。しかも同じクラスの仲間たちは、零が代表であることに不満を持っているらしい。Sクラス代表は、負ければ退学…。慣れない環境、非協力的な仲間、そして退学の危機。ストレスに耐えかねた零が取った行動は、まさかの現実逃避!?だが学園から逃げ出した先で、なぜかたまたま居合わせた環奈と温泉旅行へ行くことに。「え、これ何てラブコメ?」
最終部突入!!史上最悪の戦争へ!! 浅井ラボが紡いだ巨大な物語「されど罪人は竜と踊る」シリーズが4年ぶりの再開とともに、最終部の開幕を告げる。怒涛の3か月連続刊行!! 復活を遂げたアブソリエル帝国を率いる皇帝イチェードは〈踊る夜〉の仲介によって〈龍〉を使い、再征服戦争を遂行していく。 ガユスは、許し難き兄ユシスとの対決から、深く懊悩する。迫ってくるイチェード親衛隊。劣勢のなかで、意外な同盟が成立。そして法院は禁じられた切り札を示す。 背信と激震が連鎖する世界で、ついに神聖イージェス教国が本格侵攻を開始。迎撃する各国とツェベルン龍皇国北方軍は苦戦。対抗できるのは十二翼将筆頭代理、バロメロオ公爵と人形兵団のみ!