映画むすび | 制作・出演 : 大原麗子

制作・出演 : 大原麗子

男はつらいよ・噂の寅次郎男はつらいよ・噂の寅次郎

旅からの旅の寅さんに“実は女難の相あり!?" 寅次郎、人生のはかなさをしみじみ知って反省する筈だったシリーズ22作! 旅の雲水(大滝秀治)から「女難の相が出ている」と忠告されて、 表面を取り繕いつつも心穏やかではない我らがフーテンの寅さん(渥美清)は、 今日も全国のおばちゃん相手に「アタシも女房持ち」と口八丁手八丁のテキヤ稼業。 そんな彼も信州で博(前田吟)の父・□一郎(志村喬)と偶然再会し、 彼の説く『今昔物語』を『コンニャク物語』と勘違いしつつも、人生について深く考えさせられる。 しかし“とらや"の店員となった美女・早苗(大原麗子)と出会うや否や、彼はガス溜まりの腹痛を起こし、 要するにまたも恋の煩悩の炎を燃やすのであった…!? まるでお地蔵様のような顔をした寅さんは、シリーズ第22作にしてついに人生の機微を知る!? □一郎曰く「大人物は反省して去っていく…」そう、寅さんは毎回反省しては心大きくなっていく…のか?

男はつらいよ・寅次郎真実一路男はつらいよ・寅次郎真実一路

失踪した夫を探す人妻に惹かれてしまった寅さん! 心焦がしつつ罪の意識に悩む彼の“真実一路"はどこにある? 松竹創業90周年記念作品『男はつらいよ』シリーズ第34作は、 まず冒頭の夢が松竹唯一の怪獣映画『宇宙大怪獣ギララ』(ちなみに、主題歌を歌っていたのは倍賞千恵子)をモチーフにしたSF仕立て。 そして本筋では、寅さん(渥美清)が人妻を愛してしまう。 突如失踪した夫の故郷へ赴く彼女に同行する寅さんは、 心のどこかに浮き立つものを感じてしまい、罪の意識に悩まされていく。 これまで彼は未亡人や、夫と別居中の女性などに恋したことはあっても、 夫を愛する女性に心惹かれるのは初めてなのであった。 そのマドンナふじ子を好演するのは、第22作『噂の寅次郎』以来、シリーズ二度目の登場となった大原麗子。 夫役の米倉斉加年もシリーズ準レギュラーだが、今回はストレスに侵されるエリート証券マンという設定などから、 現代サラリーマンの悲哀までも浮き彫りになっていくのだ。

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