制作・出演 : あがた森魚
佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど
ベスト・アルバム『20世紀漂流記』が話題となったあがた森魚のニュー・アルバム。タイトルからして不思議な世界を醸し出している時代を越えた青春謳歌作品集。あがた世界を堪能できます。
20世紀漂流記20世紀漂流記
30年におよぶ長い活動歴を総括した20世紀集大成ベスト・アルバム。年代順に収録された名曲の数々に、書き下ろし新曲を追加収録。レーベルの枠を超えた選曲はファンには嬉しいところ。
僕は天使ぢゃないよ僕は天使ぢゃないよ
あがたが制作・監督・出演した『僕は天使ぢゃないよ』のサウンドトラック。バック・ミュージシャンにはティン・パン・アレーが名を連ね、大滝詠一の最新ソロ・アルバムからも3曲引用している。
乙女の儚夢乙女の儚夢
「赤色エレジー」がヒットしちゃってテレビにゲタはいて出ていたのがもう15年前となると、最近のあがたのタンゴぶりに見られるアクティブさは貴重だと思う。時間なんてほっといても流れるんだもんね。デビュー作(これ以前に実は自主制作盤あり)、林静一画の美しいジャケット、見開きオリジナル附録付でなくて残念『乙女の儚夢』72年作。ゲスト多彩74年作『噫無情』これまたカラー・ブックレットなしで無念。さらに75年発表の(制作は74年)あがた監督主演映画『僕は天使ぢゃないよ』のサントラ盤と、決して精緻でなくどちらかといえばラフでルースなセンチメンタルだが、それだけにあがただけのズサン美がとこしえに力強い泣き節なのである。