制作・出演 : アート・ペッパー
男性トップ・ジャズ・ヴォーカリストが、ミュージカルに因んだスタンダード・ナンバーを快唱。アート・ペッパーの瑞々しいプレイも聴きもの。1. トゥー・クロース・フォー・カンフォート 2. ワンス・イン・ラヴ・ウィズ・エイミー 3. ア・スリーピン・ビー 4. 君住む街角 5. オール・アイ・ニード・イズ・ア・ガール 6. ジャスト・イン・タイム 7. ハロー、ヤング・ラヴァーズ 8. 飾りのついた四輪馬車 9. オールド・デヴィル・ムーン 10. ホワットエヴァー・ローラ・ウォンツ 11. トゥー・ダーン・ホット 12. ロンリー・タウン 【パーソネル】 メル・トーメ(vo) フランク・ロソリーノ(tb) アート・ペッパー(as) マーティ・ペイチ・オーケストラ、 ★1960年1&2月、ロサンジェルスにて録音
最高の音で楽しむために!
1960年、L.A.録音のアルバム。ワン・ホーンのカルテット形態によるスタンダード名曲集で、安定したプレイを聴かせてくれる。その後の長い引退生活を考えると、感慨深くなる一枚。
付かず離れず、軽やかな足取りで踊るかのようなアート・ペッパーとウォーン・マーシュの共演盤。ペッパーの充実したコンテンポラリー期の口火を切るにふさわしい佳作で、さわやかで乾いた西海岸の空気を感じさせてくれる。
A.ぺッパーのカルテットによるオランダでの未発表、81年の録音。演奏時間を気にしないライヴでペッパーが吹きまくる大熱演となっている。長尺のトラックが4曲、なかでも18分超の「マンボ・コヤマ」は、躍動的なリズム陣をバックに迫力十分のペッパーのアルトが素晴らしい出来映え。
H.ホーズは1952年からの軍務で日本にも駐留しているが、このアルバムはその直前1951年の初リーダー作。初とはいえ、ここでの彼のプレイはダイナミックそのもの。そのアドリブはピアノ版パーカーと想起させるほどの迫力だ。一曲だけだがA.ペッパーが参加していることもアルバムの価値を上げている。
制作・出演
アート・ペッパー / ウィントン・ケリー / クロード・ウィリアムソン / ジャック・モントローズ / ソニー・レッド / ペッパー・アダムス / モンティ・バドウィグ / ラリー・バンカー発売元
日本コロムビア株式会社インタープレイからのドキュメント・シリーズ第9弾。ペッパーがトロントのジャズメンと共演したライヴ。この頃の彼は比較的好調だったようで、自作冒頭曲の迫力あるソロでもそれが十分に伝わってくる。バックではセネンスキーのプレイが印象に残った。
アート・ペッパーのカムバック作『リビング・レジェンド』の直前、75年3月に収録された発掘音源。大学で行なわれたコンサートだ。参加したバディ・コレットによる私家録音。今回「クール・ブルース」が新しく追加された。メンバーが豪華で、ペッパーの演奏は好調である。
貴重なシリーズからヘイグとベイカーの共演がアルバム化された。ジャム・セッションの模様を収録しているので内容は散漫だが、マニアなら目が離せない一枚だろう。音質もよくないし、顔合わせ以外に興味はないが、それでもこうした発売は嬉しい。