制作・出演 : エアロスミス
復活アルバム第1弾。2002年ラスベガスで行なわれた一夜限りの特別なステージの模様が収録されているということもあってか、何枚かあるライヴのうちでもどこか特別な熱気があるように感じられる。演奏だけでなく、カヴァーも含め、選曲も興味深い。
1973年のアルバム・デビューから早30年、ベテランとしてロック・シーンに君臨するエアロスミスのベスト・アルバム2枚組。『バンプ』や『ゲット・ア・グリップ』収録曲を中心に、ゲフィン音源から選曲。
エアロによるブルース、R&Bのカヴァー・アルバム。といっても、こいつらにかかると、そんじゃそこらのカヴァーでは収まらない。選曲の良さはもちろん、マテリアルを完全に自分たちのナンバーとして消化しているところが凄い。さすがNo.1バンド!
エアロスミスの30年に及ぶ歴史を集大成した初のオール・タイム・ベスト盤がついに登場! ゲフィン時代も含む選りすぐりの代表曲30曲以上に新曲も加えた、初心者からマニアまで思わず納得の必携盤だ。
『アルマゲドン』のサントラからの第1弾。ダイアン・ウォーレン作の(1)は大甘のバラード。元々彼らはバラードものも得意だけど、この新曲に関してはロック・ミックス(2)も含め“らしさ”が不足。(3)(4)も未発表テイクなのでファンは買いでしょうが……。
旧コロムビア在籍時代のブツをまとめたベスト。年代順に並んでいるが、通して聴いて感じるのは、ブルース感覚やファンク感覚などさまざまなブラック・ミュージック語彙の咀嚼のうまさかな。サントラ提供のビートルズ曲カヴァーや未発表ライヴも入っている。
先頃、『パーマネント・ヴァケイション』という充実したアルバムを発表したばかりのハード・ロック・グループで、最近のモトリー・クルーやラットなどのヘヴィ・メタルブームの草分け的存在にあたる。メロディーもしっかりにしているのが心強いところで、しなるような力強い演奏には天下一品の魅力を発揮した。『野獣生誕』は'73年のデビュー作で、(3)が代表曲。『飛べ!エアロスミス』は'74年の2作目、3作目の『闇夜の…』には、ランD.M.Cのラップで大ヒットした「ウォーク・ディス・ウェイ」を収録。
世界的なスーパースター、エアロスミスの第一次黄金期を代表する名盤。「お説教(ウォーク・ディス・ウェイ)」や、タイトル曲「闇夜のヘヴィ・ロック」など、数々の名曲を収録した1975年発表の3rdアルバム。
第一期絶調期を総括したライヴ盤(78年)。当時から不法に乱発されていた海賊盤に対する皮肉を込めたチープなジャケットはCDサイズのためか毒を失しなってしまっていて残念。しかし、それを凌駕する熱さは健在でハード・ロック入門盤としても適。
修道院で録音するなど緻密な音作りを極めた前作に続いて発表された本作は、エアロファンにとっては少々物足りない内容だった。バンド解散、ジョー・ペリー脱退など良くない噂ばかりが当時流れたが、愛娘に授けた(9)だけはエアロ節の真髄を垣間みる名曲だ。