制作・出演 : エリック・ジョンソン
豪華メンツを適宜配し、故ハイラムに捧げた本作でもスターンという奏者が強いロック気質の持ち主とわかる。ヴァイ&ウェックルとの「ビッグ・ネイバーフッド」「モロッキャン・ロール」はもろにハード・ロック、ジョンソンとの「6thストリート」「ロング・タイム・ゴーン」も、始めソフトで徐々に“地”が。全編メロウな「ソング・フォー・ペッパー」、ファンキーな「ザッツ・オール・イット・イズ」も◎の痛快ギター。
アメリカでも注目のオルガン奏者のアルバム。ホレス・シルヴァーの「シスター・セイディ」が最高にヒップ。ジミー・スミスも取り上げたが、アーシーな味わいのこの楽器の演奏者の琴線を揺すぶるのだろう。敦賀のサポートには巨人コブ。ギター、テナーも抜群でファンキー&メロウな逸品。★
発売元
株式会社ポニーキャニオン沖縄出身、元ディアマンテスのシンガーがニューヨークで録音した3作目。井上陽介が編曲したR&B感覚濃厚な音に乗せて力強くディープな歌を聴かせる。快活な「スタンド・バイ・ミー」やファンキーな「ザ・サイドワインダー」に張りのある声が合い、抑えた表現から情感あふれる「ザ・マン・アイ・ラヴ」もいい。多くの曲で敦賀明子のオルガンが活躍。
ファンキー娘・敦賀の2枚目。ギター入りの正統派オルガン・トリオ+1は最高にスウィンギーだ。長足の進歩を遂げたアドリブ、エリック・ジョンソンも“外さないソロ”で応酬! ラテン・パーカッションも利いている。“日本のニュースクール”と化した大阪音楽大学の注目株。★
自称ジミ・ヘンドリックス・ファンのギタリストは多い。彼もその1人。42歳、テキサス出身の彼はキャロル・キングなどのセッションを経てソロへ。民族音楽とアシッド感覚を盛り込んだ幻想的かつ哀愁のメロディを奏で、一連のジミヘンもどきと一線を画す。
あのアラン・ホールズワースが認めた、知る人ぞ知る“ザ・ギタリスト!”の、4年ぶりのソロ第2作目。ポップ、ロック、ジャズ、ブルース…多重人格者のように色々な曲を書き、ギターを弾く。技巧を技巧と感じさせないスムーズさが凄い。歌と顔もまたいい。