制作・出演 : オアシス
B面集。カヴァーというより、ほとんどカラオケ状態で熱唱される(7)には大笑い。「ジョン・レノンのように歌いてェずら」と言わんばかりのこの態度が、ギャラガー兄弟を理解する鍵なのでは。煽るだけ煽ってなんの責任も取らない解説はいかがなものか。
『ビー・ヒア・ナウ』からのサード・シングル(1)のほかはシングルのみ発売された曲で、ストレートなロック(2)、哀愁のあるミディアム・ナンバー(3)、原曲に忠実なストーンズのカヴァー(4)と続く。さすが怖いものなしの人気者、4曲ながら充実している。
これぞ英国ならではのロック。音楽的な新鮮味は何もないけれど、とにかく力で捩じ伏せるような堂々たるバンド・サウンドで、メロディアスな歌を聴かせる文句なしのオアシスの通算3作目。既にビートルズ風な匂いすらもオリジナルとして昇華した力作。★
惜し気もなくシングルに新曲を投入することで有名なオアシス。今回も3曲がプラスされている。中でもスレイドのカヴァーになる(4)は出色。すでにシングルの収録曲だけでアルバム並の量を誇るだけにシングルといえども見逃せない。必聴盤であり必携の1枚。
ヒット曲(1)をフィーチャーした6曲入りミニ・アルバム。アルバム未収録の新録(2)〜(4)に加え、日本盤のみのボーナス・トラックとして(1)のデモ・ヴァージョン(5)と、ビートルズの「悲しみをぶっとばせ」のカヴァー・ヴァージョン(6)を収録したファン必携盤。
スバラシイ! 単なるロック・バンドのパワーをまざまざと見せつけてくれる。 表題曲は『マジカル・ミステリー・ツアー』期ビートルズ風味付け。 「アイ・アム・ザ・ウォラス」のカヴァーもある。他の曲も全部いい。 最高。すべての人に聴いてほしい若者音楽。
シングルだけで大いにもりあがったオアシスの、デビュー・アルバム。2本のギターが織り成すダイレクトなロックに、ネトっとしたヴォーカルが歯切れいい。前評判だけじゃない内容になっている。早くも次作に期待。ストーン・ローゼスみたくならないといいが。