制作・出演 : ケント・ナガノ
制作・出演
アドリアンヌ・ピエチョンカ / ケント・ナガノ / ベートーヴェン / ポール・グリフィス / マクシミリアン・シェル / マリカ・クズマ / モントリオール交響楽団 / モントリオール交響楽団合唱団 / モントリオール響 / リチャード・ロバーツナガノのRCA第1弾。世界初録音である「ザ・ジェネラル」は脚本家グリフィスによって再構成された現代の劇音楽「エグモント」。注目すべき交響曲第5番は最近流行の細身で軽量のスタイル。フレージングにもひと工夫ある。非常に辛口な仕上がりと言える。
発売元
キングレコード株式会社ケント・ナガノのハルモニア・ムンディ・フランス第1弾。ベートーヴェン唯一のオラトリオを、作品の再評価にもつながる充実した演奏で聴かせる。ドミンゴら共演陣にも注目。
やっぱりこれだけ規模も大きく、複雑な作品だけあって、今まで出た演奏はどれも素晴らしい。本作も、ライヴとは思えない精度の高いアンサンブルと、ライヴならではの、ダイナミックで、熱気があふれたものになっている。まあそれにしても、BPOはさすがだなあ。★
ナガノは本場仕込みのせいか、輪郭をきっちりと描きながら、これらの曲に必要な淡く柔らかい色彩を非常にうまく、かつ自然に表出している。なまじフランスの団体でなかったからこそ成功したとも考えられるが、この水準でこの価格は、間違いなくお買い得。
キリ・テ・カナワのクリーミーな声が最も似合うのは、プッチーニのオペラのヒロインではないだろうか。そんな彼女の円熟の歌唱が十八番のレパートリーで堪能できる。プッチーニの珍しいピアノ伴奏の歌曲が収められているのもうれしい。
劇的物語「ファウストの劫罰」はベルリオーズ40代の力作で、オペラを志向した2時間にも及ぶ大作。何より独唱陣が素晴らしい。オケにしても大胆な管弦楽法の妙を丹念に描き出している印象。ベルリオーズ生誕200年目にあたる2003年にうってつけの熱演である。★
レーピンのフレンチ・アルバム。モナコに家を持つレーピンはラテン系の音楽も得意だ。ケント・ナガノ&ロンドン響の好サポートを受けての録音。価格を下げての再発売。
フランス民謡を採取して作られたカントルーブの「オーヴェルニュの歌」は、親しみやすく魅力的な作品が多い。それらを天使の歌声のようにチャーミングなアップショウの歌で聴く。
制作・出演
ケネス・ターヴァー / ケント・ナガノ / ジューン・アンダーソン / バーバラ・ヘンドリックス / バーンスタイン / レナード・バーンスタイン / ロンドン・ヴォイセス / ロンドン交響楽団 / ヴィクター・アックアー制作・出演
アラン・ロンバール / キリ・テ・カナワ / ケント・ナガノ / ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団 / フィルハーモニア管弦楽団 / マレク・ヤノフスキ / モーツァルト / リヨン国立歌劇場管弦楽団 / ロンドン交響楽団ヨーロッパを拠点に活動を行なう指揮者、ケント・ナガノがレーベル移籍後初のアルバムをリリース。秋よりベルリン・ドイツ交響楽団の主席指揮者となる彼の、初のマーラー交響曲。
ケント・ナガノの指揮するバレエ音楽の魅力は、ノリの良い躍動感と色彩的な表情の豊かさ。彼の演奏を聴いていると次々に展開していく舞台が目に浮かぶようだ。まるでリズムに乗って物語を旅しているような気分。聴くうちにどんどん音楽に引き込まれていく。