制作・出演 : シューベルト
最高の音で楽しむために!
発売元
日本コロムビア株式会社最高の音で楽しむために!
ヨーヨー・マがエマニュエル・アックス、パメラ・フランクら気心のしれた仲間たちと演奏したシューベルトのピアノ五重奏曲「ます」。第4楽章の変奏曲のテーマが歌曲「ます」のメロディを使用しているため「ます」という副題がついていますが、希望と幸福にみちた明るい曲調の名作です。カップリングには、こちらも名曲「アルペジオーネ・ソナタ」を収録。美しくも哀しいメロディをヨーヨー・マとアックスが磨き上げられた美音と切れ味のいい表現を生かし、見事な演奏を聴かせます。ボーナストラックとしてピアノ五重奏曲「ます」の由来ともなった歌曲「ます」を、ソプラノの名花バーバラ・ボニーによる演奏で収録。まさしくこのアルバムに花を添えています。ヨーヨー・マと仲間たちによる楽しいリビングルーム・コンサート・アルバムです。
3枚の既発CDに新録音の5曲を加えたシューベルト選集。ナイーヴな感性で詩を心理的に掘り下げたボストリッジの自在な歌唱を、磐石の構えで支え小宇宙を形作るアンスネスのピアノ。絶佳のコンビに導かれてリートの世界を逍遥するのはまさに至福のひとときである。
「死と乙女」は、後のライヴ録音のものもあるが、こちらは最初の録音。正確で緻密なアンサンブル、深くて鋭い楽譜の読み、その上で4人が一体となって高揚してゆく様は、他の追随を許さない高みに達している。
過度な表情付けなどに頼らない素直な息遣いと美音、知的な構成感によって、作品の内容を十全に描き出したアンスネス30代の名録音。必聴。ただしこのセットによって、第19番を収めたボストリッジとのデュオ盤は国内盤化がさらに遠のいた。それだけは再考を促したい。★
朝比奈隆の87歳の時の録音。武骨というか、直接的な演奏が、ドイツ的なシューベルト像を作り上げていて、深遠さをも感じさせている。高品質な音質を獲得したHQCD仕様での再発。
伊藤恵によるシューベルトのピアノ作品集がスタート。後期のソナタにまとわりつく「死の影」などという文学的妄想にからめ取られず、あくまで音楽家としての感性によった控えめな語り口による演奏。そこから聴き手が自由に汲み取るものこそが真実か。
気鋭の脳科学者として注目を浴びている茂木健一郎が監修した、シューベルトの名曲集。交響曲から歌曲まで、広範なジャンルから選ばれており、シューベルトの入門アルバムとしても最適な一枚となっている。
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日本コロムビア株式会社シューベルトはすっきりと辛口のカルミナSQと、柔らかくなだらかに流れる田部のピアノがベスト・マッチといえる。シューマンの方は曲想を意識したのか、カルミナはシューベルトよりもロマン的な色彩が強い。田部のピアノは変わらずいい味だ。お勧めの逸品。
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ユニバーサルミュージック大好評のクラシック・イベント、“ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン”=LFJの2008年テーマ作曲家はシューベルト。LFJのソムリエ前島秀国によって、イベントに合わせて制作されたコンピながら、わかりやすすぎる(?)ブックレットと幅広い選曲が充実のひとこと。