制作・出演 : ダニエル・バレンボイム
チャイコフスキー:交響曲第5番&1812年チャイコフスキー:交響曲第5番&1812年
以前はかなり力任せだったり過度に意識的な音楽作りが目についたバレンボイムだが、やはりこういうスーパー・オケを振るようになると、むしろオケとの共同作業という面が強くなってくる。だから演奏にはとくに気負ったところがないが、いささか安全運転かも。
ワーグナー:管弦楽名曲集ワーグナー:管弦楽名曲集
今やワーグナー指揮者としてもトップクラスになってしまったバレンボイムによる熱演。シカゴ響の迫力あるブラスの醍醐味を十全に出したフォルテやクレッシェンドは圧巻。とりわけ「マイスタージンガー」や「トリスタン」はそのドラマ性やロマン性を彷彿とさせる秀演。
ブラームス:ドイツ・レクイエムブラームス:ドイツ・レクイエム
バレンボイムの「ドイツ・レクイエム」は鎮魂歌でありながら、過剰な沈痛さや威圧感とは無縁である。全編を慈しむような温かい響きで包み込むことで、神の救いを暗示し、死者の魂を慰めようとするかのようだ。独唱&合唱の柔らかな声が肺腑に沁みてくる。
サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付≫/交響詩≪死の舞踏≫/歌劇≪サムソンとダリラ≫バッカナール 他サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付≫/交響詩≪死の舞踏≫/歌劇≪サムソンとダリラ≫バッカナール 他
サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付き≫ 交響詩≪死の舞踏≫/バッカナール/≪ノアの洪水≫前奏曲サン=サーンス:交響曲第3番≪オルガン付き≫ 交響詩≪死の舞踏≫/バッカナール/≪ノアの洪水≫前奏曲
≪ワーグナー:管弦楽曲集≫ ニュルンベルクのマイスタージンガー/さまよえるオランダ人/トリスタンとイゾルデ/神々の黄昏/ワルキューレから≪ワーグナー:管弦楽曲集≫ ニュルンベルクのマイスタージンガー/さまよえるオランダ人/トリスタンとイゾルデ/神々の黄昏/ワルキューレから
≪イギリス管弦楽傑作集≫ グリーンスリーヴズによる幻想曲/揚げひばり/春初めてカッコウを聞いて/河の上の夏の夜 他≪イギリス管弦楽傑作集≫ グリーンスリーヴズによる幻想曲/揚げひばり/春初めてカッコウを聞いて/河の上の夏の夜 他
デビュー50周年記念コンサート[アルゼンチン テアトロ・コロン〜ライヴ]デビュー50周年記念コンサート[アルゼンチン テアトロ・コロン〜ライヴ]
(1)と(2)は、50年前当地でのデビュー・コンサートで弾いた曲。(3)からがアンコール。9曲もやっているというところが、バレンボイムの地元への最大のサービスだなあ。多少粗いところもあるが、それ以上に音楽の喜悦というものが素直に伝わってくる暖かい演奏だ。