制作・出演 : シカゴ交響合唱団
ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫ベートーヴェン:交響曲第9番≪合唱≫
ショルティの音楽監督就任によって、一時停滞していたシカゴ響は甦り、世界有数のオーケストラであることを改めて世界に認知させた。本作は、その一助となったベートーヴェン交響曲全集の白眉である第九。
ハイドン:天地創造ハイドン:天地創造
ショルティ×シカゴ響による2度ある録音のうちの最初のもの。相性の良いハイドンだけに、ショルティの宗教作品の中でも代表的なもののひとつだ。オーケストラと合唱のバランスも良く、ソリストも充実している。
ベルリオーズ:幻想交響曲 ラ・マルセイエーズベルリオーズ:幻想交響曲 ラ・マルセイエーズ
バレンボイムの3度目となる幻想交響曲。シカゴ響の驚異的な合奏能力が十二分に活かされ、優雅さと豪壮さ、繊細さと迫力に満ちた演奏が楽しめる。ベルリオーズ編曲の「ラ・マルセイエーズ」も面白い。
マーラー:交響曲第2番≪復活≫マーラー:交響曲第2番≪復活≫
シカゴ響との交響曲全集の一枚で、ショルティによる2度目の録音。マーラーが第2番に託したさまざまな思いや哲学はスパッと切り捨て、音符を唯一の足がかりとして純粋音響美を追究した、ショルティならではの名演だ。
ヘンデル:オラトリオ≪メサイア≫全曲ヘンデル:オラトリオ≪メサイア≫全曲
新古典主義のスタイル、つまりノイエ・ザハリヒカイト(新即物主義)の典型的な指揮者の一人であるショルティ。本作では、彼のバランス感覚や均整美への希求がうまく作用している。声楽陣ともども美しい演奏だ。