制作・出演 : ディープ・パープル
“2期”の未発表音源を集めた編集盤。2期のライヴ音源としてはレアな「ハッシュ」「ハード・ロード」だが、リッチーがあまり気合い入れて弾いてくれていないのが、ちょっと残念。77年発表。
4期パープルの75年12月の武道館ライヴを収録。76年12月に他界したトミー・ボーリンの追悼盤として発売された本作だが、肝心のボーリンがケガをしていて精彩を……嗚呼。合掌。
イラストレーターの長岡秀星氏によるジャケットのイラストがファンの間で賛否両論なベスト盤は、1期から3期までの楽曲で構成。ここでも4期は仲間ハズレ……。哀しい……。78年発表。
2期・3期の楽曲で構成された(ここでも4期は……)ベスト。(2)はアルバムとは別ヴァージョン、(11)は国内仕様のオリジナル・アルバム未収録(英国仕様盤には収録)なので注意。80年発表。
一般的に“出来のイイ長男と三男に挟まれて肩身がせまいぜ次男坊”的な扱いのアルバムだが、そんなことありません。ヴァラエティに富んでいて非常に聴きどころが多い好盤なのだ。71年発表。
彼らの代名詞(1)(5)も収録された歴史的名盤。全編を通じリッチー・ブラックモアが神業ギター・プレイをぐるぐる乱れ弾く本盤は、ギター・キッズ永遠の教科書でもある。72年発表。
ディーブ・パープルの作品の特徴は「様式美」であると言われている。みごとな起承転結で、ロックを超えたシアトリカルな大きさを感じさせた。この10枚は、アルバム・タイトルがそのまま中身を象徴している。つまり、「イン・ロック」とか「詩人タリエシンの世界」とか、タイトルから想像出来る音楽にいつわりなしである。最大のヒット曲“スモーク・オン・ザ・ウォーター”を含む「マシーン・ヘッド」が有名だ。スイスのモンタレーのホテルに、レコーディング・ユニットを持ち込み録音したといういきさつも、当時は話題になった。ライブ感覚を出すためだそうだが、その頃から音に対する気配りには定評があった。