制作・出演 : ニール・ヤング
1972年リリース作の初デジタル・リマスター盤。ビルボード年間チャート1位を記録したヒット曲「孤独の旅路」を含む、従前の作風にアコースティック色を強めた仕上がり。落ち着いたなかにも緊張感が漂う、気品高い一枚だ。
戦争や環境問題の解決には代替エネルギーが重要との思いから、独自のエコ・カー・プロジェクトまで推進するニール・ヤングのアルバム。その想いは、63歳とは思えない熱いメッセージを歌い込んだ粗削りなロックンロールに結実しており、そのポジティヴさに勇気づけられる。
ニール版『スマイル』とでも言える一枚。本来はあの「ライク・ア・ハリケーン」などが収録されるはずだった77年の未発表アルバムをベースにしたもので、80年代後半に作られていた強力な3曲も加えている。時を経ても鮮度の落ちない、彼の創作力がわかる。
ダニー・コーチマー、スティーヴ・ジョーダンらを迎えた86年発表作品。エレクトロニクスの導入も『トランス』ほど無理なく聴けるアルバム。紆余曲折のゲフィン時代のベストに挙げる人も多い1枚。
ニール・ヤングが全世界に贈る反戦メッセージ・アルバム。シンプルなロック・バンド+100人編成の聖歌隊とわずか2週間で録音されたという本作は、還暦を迎えてもなお意欲的な彼の姿勢を反映した力作。
先送りになったアルバム『今宵の夜』の代わりに制作された1974年作品。周囲の高まる期待を跳ね除けるようなリラックスした雰囲気の中、深い世界観を展開させたターニング・ポイント的1枚。
リンダ・ロンシュタットを迎えたカントリー調のリハーサル・セッションを聴かせる前半と、お蔵入り音源の後半で構成された、1年半ぶりのソロ・アルバム。統一感に欠けるものの、魅力的な楽曲が並ぶ1977年発表作品。
考えてみれば、ヤングのような、質量ともに圧倒的な業績を1枚にまとめてしまうというのが、とんでもない挑戦だ。選曲には一種の潔さが感じられ、気持ちいい。さすがに密度の濃さは半端じゃない。気を抜いて聴けない一枚だ。ロック好きの若者に聴いてほしい。
ニール・ヤングの数あるアルバムの中でも一度もCD化されていない4作品がデジタル・リマスター再発。前半が弾き語り、後半がカントリー調のバンド演奏と、スタイル・チェンジを図った80年作品。
ジャンル
ニール・ヤングの数あるアルバムの中でも一度もCD化されていない4作品がデジタル・リマスター再発。全編クレイジー・ホースをバックに録音されたロックンロール・アルバムで、81年作品。