制作・出演 : バッキー・ピザレリ
ディア・ミスター・シナトラディア・ミスター・シナトラ
ピザレリが、敬愛する不世出のシンガー、フランク・シナトラに捧げた作品。シナトラの愛唱曲をクレイトン・ハミルトンのジャズ・オーケストラをバックに歌っているが、ピザレリならではの小粋なヴォーカルには、シナトラとはまた違った、独特の甘美な味わいがある。
ウォント・ユー〜トニー・デセール・デビュー!ウォント・ユー〜トニー・デセール・デビュー!
ニューヨーク出身のピアノ弾き語りシンガーのデビュー・アルバム。ヴォーカルのスタイルはシナトラを彷佛とさせ、バラードの(4)も軽快にスウィングする(8)もみずみずしい魅力にあふれる。映画『マイ・デート・ウィズ・ドリュー』のテーマ曲(10)では作曲の才能も発揮。
CHESKY BRILLIANT COLLECTION::マイ・ブルー・ヘヴンCHESKY BRILLIANT COLLECTION::マイ・ブルー・ヘヴン
ピザレリが30歳の時に残した録音で、鼻にかかった甘い声がなんとも若々しい。この作品の特徴は、なんといっても通好みの渋い選曲。自身のアイドルでもあるナット・キング・コールの(2)(5)(8)(10)(13)をはじめ、小粋なスウィング・ナンバーが並ぶ。
ノウイング・ユーノウイング・ユー
40歳を超えて円熟味も備えてきたジョン・ピザレリ。歌とギターで聴かせるエンタテインメント性は、古き佳きジャズを現代に伝えてくれる。時折スキャットも織り交ぜる楽しいヴォーカル・スタイルに必ず付随するスウィンギーなギター・ソロも魅力。
クール&ボッサクール&ボッサ
日本贔屓のニューヨーク・ウーマンが、日本企画に乗って持ち場を広げていった80年作品で、ジョビンやエドゥ・.ロボらの代表曲をため息混じりにクールに歌ったアルバム。ただ、何でもないひと声の向こうに、凛とした歌の世界を創る。これにはいつだって脱帽だ。