制作・出演 : ブラームス
Shinobu Collection SShinobu Collection S
今までに発表した7枚のアルバムのベスト。かぶさり気味の発声のため、デビュー当時は音程がフラットに聴こえたが、今はほんのりくすんだその声音が、彼女らしい個性となっている。いわゆる歌のうまい人ではないが、ふくよかな雰囲気が魅力的。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲&ヴァイオリン・ソナタ第3番ブラームス:ヴァイオリン協奏曲&ヴァイオリン・ソナタ第3番
協奏曲では自作のカデンツァを弾くなど、意欲満々。その切れ込みの鋭さや堂々とした風格はさすがである。ただし、音の弱い部分になると何となく生彩がないというか、味が薄くなりがち。録音のせいなのか。ソナタもいい場面はあるのだが。
ブラームス&ショスタコーヴィチ:五重奏曲ブラームス&ショスタコーヴィチ:五重奏曲
ブラームスのクラリネット五重奏曲やショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第13番をヴィオラと弦楽アンサンブルのために編曲したものを演奏している。コンチェルトと室内楽を混ぜ合わせたような感じ。良くも悪くもバシュメットの趣味がよく表われている。