制作・出演 : ヘルベルト・フォン・カラヤン
最新のART(アビー・ロード・テクノロジー)によるリマスタリングで蘇るEMIの名盤。カラヤン&ベルリン・フィルによる豊麗で雄弁なワーグナー管弦楽曲集。ワーグナーの官能美を堪能する。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / キャスリーン・バトル / サミュエル・レイミー / チャイコフスキー / フレデリカ・フォン・シュターデ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ミラノ・スカラ座管弦楽団“クラシック=カラヤン”だった20世紀も、少しずつ遠くなりつつあるものの、まだまだお役目が多そうなかの巨匠。生誕100年、そして没後20年へと続く足跡探訪の地図がわりになりそうなベスト。レコード芸術にこだわった偉人の業績を6枚にパック。解説も充実。
制作・出演
アリゴ・ボーイト / アルド・プロッティ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / カラヤン / フェルナンド・コレナ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / マリオ・デル・モナコ / レナータ・テバルディ / ヴェルディ「オテロ」の代表的な録音のひとつ。なんといってもデル・モナコの圧倒的な存在感が素晴らしい。それに劇的な緊張感と盛り上がりを演出するカラヤンの手腕が、大きくものを言っている。全体のバランスも良い。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / エーベルハルト・ヴェヒター / カラヤン / カール・ハフナー / ヒルデ・ギューデン / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ヨハン・シュトラウス2世 / ヴァルター・ベリー / ヴァルデマール・クメントカラヤン2度目の「こうもり」。前回に勝るとも劣らない豪華メンバーを揃えている。その上、テバルディ、ニルソン、デル・モナコら豪華歌手がポップスを歌うガラ・パフォーマンス付きというところが贅沢だ。
制作・出演
アグネス・バルツァ / アンナ・トモワ=シントウ / カラヤン / サミュエル・レイミー / パータ・ブルチュラーゼ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ローレンツォ・ダ・ポンテライヴ盤や映像を含めて4種ある「ドン・ジョヴァンニ」のうち、これは唯一のスタジオ録音。晩年に完璧なものを残したいということからか、歌手も吟味され、精緻精妙でスケールの大きな演奏となっている。
制作・出演
ウーゴ・ベネッリ / カルロ・ベルゴンツィ / ジュゼッペ・タッディ / ジョーン・カーライル / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ミラノ・スカラ座合唱団他 / ミラノ・スカラ座管弦楽団 / レオンカヴァッロ / ローランド・パネライデル・モナコ盤と双璧と言われている録音。カニオのベルゴンツィは、デル・モナコに一歩譲るが、歌手、合唱団のバランス、最後まで緊張感が持続した演奏など、全体の出来はこちらが上か。録音史上に残る名盤だ。
滑らかなメロディ・ライン、たっぷりと引き延ばしうたわれるモーツァルトは、ただひたすら美しい。古楽奏法とは無縁の、モーツァルトが書いた響きの純粋美を追求したカラヤン・ワールドだ。
最高のオーケストラの魅力を最大限に発揮し、いかに美しく響かせるか、そしてモーツァルトの持つ美の世界を、いかに引き出すことができるかに挑んだ一作。カラヤンの持てる能力を駆使して作り上げた至純の世界だ。
カラヤンとしては2度目、ベルリン・フィルとは初の交響曲全集からの抜粋。BPOという高機能集団を手に入れたカラヤンが、自らの音楽観をフルに発揮した演奏で、その意味でもっともカラヤンらしい演奏と言える。
「海」は2度目、ほかは最初の録音。ベルリン・フィルを十分に鳴らしきった「ボレロ」が圧巻だが、分厚い響きのドビュッシーや絢爛たる絵巻の「ダフニス〜」などでも、カラヤンの世界が繰り広げられている。
カラヤンのディスコグラフィの中でも名盤の誉れ高い一枚。豊かな“歌”が全編に漂う、洗練の極みのようなその演奏は、カラヤン美学のひとつの頂点に達している。カラヤンを知る上で欠かせない作品だ。
制作・出演
アグネス・バルツァ / アンナ・トモワ=シントウ / ウィーン楽友協会合唱団 / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ヨセ・ヴァン・ダム / ルドルフ・ショルツ / ヴェルナー・クレン「レクイエム」は2度目、「戴冠ミサ」は初の録音。ともにカラヤンとベルリン・フィルとが絶頂期を迎えていた時期の録音で、その磨き抜かれたサウンドと旋律の歌わせ方は他の追随を許さないほどの美しさに満ちている。
制作・出演
イングリート・シュテーガー / ダニーザ・マスティロヴィチ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ホルスト / リゼロッテ・レープマン / リロ・ブロックハウス他2008年のカラヤン生誕100年を記念したベスト・アルバム。バロックから近代の複雑なオーケストレーションの大曲まで、カラヤン、ベルリン・フィルの魅力を多くの人が楽しめるような選曲が施されている。