制作・出演 : ヘンデル
オペラの有名アリア集。女声編と男声編とに分け、たっぷり34曲を収録している。歌手陣も、ネトレプコやパヴァロッティらドイツ・グラモフォンとデッカの2大レーベルが擁する一流歌手ばかり。オペラ初心者には楽しくも便利な2枚組だ。
制作・出演
CecileLucas / MatthewTruscott / MaudGiguet / エマニュエル・アイム / スティーヴン・ウォレス / ソニア・プリナ / ナタリー・デセイ / ニコラ・ハイム / ヘンデル / ル・コンセール・ダストレデセイがアイムと組んだヘンデル・アルバムの2作目。オペラ「ジュリアス・シーザー」からのアリア集で、もちろんデセイはクレオパトラをうたう。野心と色気を見事に表現したデセイの歌唱に酔いしれる一作。
クラシック系の田代万里生と吉武大地、ポップス系の結城安浩という三人のヴォーカリストによるユニットのサード・アルバム。思いっきりフル・ヴォイスのハーモニーで歌いあげられるクラシカル・クロスオーヴァー作品で、川井郁子や伊東たけし、笹本玲奈らの豪華なゲストをフィーチャーしている。
制作・出演
ウナ・プレッレ / ダニエル・ペッゾッティ / チェチーリア・バルトリ / チンツィア・マウリツィオ / フアン・ディエゴ・フローレス / ブリン・ターフェル / ヘンデル / ベネデット・パンフィーリ / マリア・ゴルトシュミット / マルク・ミンコフスキ / ルイジ・ピオヴァーノメゾ・ソプラノ界の女王的存在、バルトリのベスト・アルバム。既発売のアルバムから人気のアリアはもちろん、バルトリが再発見してきたアリアなどを収録している。初CD化音源もあり、ファンには見逃せない一枚だ。
針ノイズを電気的に除去したSP復刻のシリーズ。音の輪郭が幾分ぼやけるのは致し方ないが、聴きやすさという長所は捨て難い。骨董的なメルバの歌唱に始まる第5巻。オネーギン、レーマン、メルキオーの歌唱に耳を奪われる。白眉は若きフェリアーによるメンデルスゾーン。豊かに響くアルトが胸を打つ。第6巻ではゲルハルトの「野に独りいて」に注目したい。このシリーズに収録された彼女の歌唱中最良の録音だ。第7巻ではフランス語で歌われたパンゼラの粋な「ドン・ジョヴァンニ」とベルガーの完全無欠な「夜の女王のアリア」が一頭地を抜く。オーストリア歌曲集の2枚も名唱ぞろい。8種の「魔王」(第8巻)ではオペラ歌手ガトスキならではの劇的表現に感銘を受ける。スレザクの「菩提樹」(第9巻)は未来永劫聴き継がれるべき逸品であり、イーヴォギンの「ウィーンの森の物語」(同)は美声の極みと言って良い。
発売元
キングレコード株式会社バッハのソナタ集と並ぶ名盤。疑作とされるニ長調のソナタはカットされ、真作のみのスッキリした内容になっている。品格のある演奏による、神々しい響きが心をとらえて離さない。
2枚組ベスト・シリーズ“キング・ツイン・ベスト”のクラシック編の、誰もが知っているピアノの名曲を集めた一作。ヘンデル、ベートーヴェンらの有名なピアノ曲がチモフェーエワ、角聖子、デムスといった顔ぶれの演奏で楽しめる。
ヘンデル:エジプトのイスラエル人(2CD) ダイクストラ&バイエルン放送合唱団、コンチェルト・ケルン 2009年、没後250年を迎えたこともあってか、このところオペラやオラトリオの人気が急速に高まってきた感のあるヘンデルです。この『エジプトのイスラエル人』も2007年にバッハ・コレギウム・ジャパンで日本上演されたり、2009年NAXOSからリリースされたりと耳にする機会も増えてきている作品です。ヘンデル54歳の時に書かれた大作で、聖書の「出エジプト記」から主に題材が取られている壮大な作品です。自筆譜は第2部から始まっていますが、ヘンデル自身が第1部の『ヨゼフの死』に『キャロライン王妃の葬送アンセムHWV264』を流用したという記録があり、この演奏もそれを踏襲しています。 この演奏、とにかく合唱が見事です。例えば第3部のモーゼと子どもたちがイスラエルの地に降り立った場面、神への感謝を歌うフーガの部分での一糸乱れぬハーモニーは「さすがダイクストラ」と言うほかありません。ヘンデルのオラトリオの中でも「一番合唱に比重が置かれている作品」と言われているこの曲。万全の響きでお楽しみください。(ナクソス・ジャパン) 【収録情報】 ・ヘンデル:オラトリオ『エジプトのイスラエル人』HWV54 第1部『ヨゼフの死を悼むイスラエル人の嘆き』 第2部『出エジプト』 第3部『モーゼの歌』 ローズマリー・ヨシュア(ソプラノ) 鈴木敦子(ソプラノ) ゲルヒルト・ロンバーガー(アルト) コビー・ヴァン・レンスブルク(テノール) サイモン・ポーリー(バリトン) トーマス・ハンバーガー(バス・バリトン) ハラルド・ヘーレン(チェンバロ) クリストフ・レーマン(オルガン) マックス・ハンフト(オルガン) バイエルン放送合唱団 コンチェルト・ケルン ペーター・ダイクストラ(指揮) 録音時期:2008年11月28-29日 録音場所:ミュンヘン、プリンツレーゲンテン劇場 録音方式:デジタル Powered by HMV
ワーナー・クラシックスが保有する一流アーティストによるクラシックの演奏をパッケージしたシリーズの一枚。その時の気分にあわせて、気軽にクラシックに触れることができる“ユルさ”がポイントだ。
ワーナー・クラシックスが保有する一流アーティストによるクラシックの演奏をパッケージしたシリーズの一枚。その時の気分にあわせて気軽にクラシックに触れることができる、“ユルさ”がポイントだ。
「水上の音楽」はガーディナー2度目、「王宮の花火の音楽」は現在唯一の録音だ。いずれもピリオド楽器による演奏で、「水上」での曲の配置も含めて、極めてオーセンティックな演奏を聴かせている。愉悦に満ちたヘンデルだ。
ピリオド楽器オーケストラをバックにした「メサイア」から、19曲を収録したハイライト盤。互いに深い結びつきを持つ指揮者と合唱団とオーケストラだけに、緊密で素晴らしいアンサンブルを繰り広げている。
発売元
日本コロムビア株式会社クリアに聴かせようと思えば硬くなり、ソフトに聴かせようと思えばモヤモヤしたり。それは両立しないのかと思われるほど録音は難しい。しかしそんな困難を見事に克服したのがこの盤。明晰でありながら柔らかく自然な響き。演奏の良さがいっそう引き立つ。
制作・出演
アルフレッド・リカルディ / イタリア合奏団 / ジジーノ・マエストリ / ジョヴァンニ・グリエルモ / ダンドロ・セントゥッティ / パオロ・チョチョーラ / フェデリーコ・グリエルモ / ヘンデル / マッシモ・クヮルタ発売元
日本コロムビア株式会社デンオン・レーベルの録音から、90年代にリリースされた2本のメイン・マイクのみで録られた高音質録音を高品質HQCD化したシリーズ。イタリア合奏団によるヘンデルの合奏協奏曲集(抜粋)。89年の録音だ。
森麻季は自然なヴィブラートのかかった温かみのある歌声が魅力的。彼女の即興的な装飾も聴ける。共演は寺神戸亮&アンサンブル・レ・ボレアード。彼らだけが演奏した作品も収める。森の歌声と寺神戸のヴァイオリンの絡みが最大の聴きものだろう。
発売元
日本コロムビア株式会社今から半世紀前、現在のような古楽器演奏が現れる以前のモダン楽器によるバロック演奏。ドイツの室内オケだけあって、確かなテクニックと優れたアンサンブルで堅実にヘンデルやコレッリを描く。バロック演奏史をたどる上で貴重な録音といえそうだ。