制作・出演 : メンデルスゾーン
制作・出演
カール・ズスケ / ギョルギォ・クレーナー / クラウス・ペータース / ゲヴァントハウス弦楽四重奏団 / ディートマル・ハルマン / ベルリン弦楽四重奏団 / メンデルスゾーン / ユルンヤーコブ・ティム / ヴォルフ=ディーター・バッツドルフ発売元
キングレコード株式会社愛すべきこの曲はメンデルスゾーンゆかりのライプツィヒ・ゲヴァントハウスで最初の公開演奏が行なわれた。東ドイツを代表する二つの弦楽四重奏団による、“本場本家”の演奏がここに。
発売元
ユニバーサルミュージックナージャのデビュー作をHQCD化。起伏の大きな表情、陶酔的な歌いまわしなど、強烈なアピールによるきわめて個性的な演奏で、ファンの度肝を抜いたアルバムだ。ロマンチックな協奏曲がナージャの演奏によって、より一層濃密な甘美さを帯びている。
ヴァイオリンのチョン・キョン=ファ、チェロのトルトゥリエは、ともにプレヴィンの指揮の下、ソリストとしてもオーケストラとしても共演している。息の合った3人の心の交流が随所に感じられる室内音楽が収められている。
ヴォルフ=フェラーリの協奏曲とは珍しい。オペラで名を成した人だけあって、美しい歌にあふれていて、しかもヴァイオリンの聴かせどころもそつなく盛り込んだなかなかいい曲だ。どうして、こんな曲がほとんど忘れられていたのだろう。川畠は、ちょっと線は細いが、なかなか気品がある。
ムターのメンデルスゾーン・アルバム。協奏曲ではムターらしい表現の幅の広い独創的な演奏が聴ける。ピアノ三重奏曲第1番では、個性的なムター、ロマンティックなハレル、優美なプレヴィンの組み合わせが面白い。ソナタはプレヴィンとの親密なデュオ。
作曲家生誕200年を締めくくった名匠三人が奏でるアンサンブルの妙。アックスはメンデルスゾーンの音楽に「ひとは芸術という最も気高い理想への献身を感じ取る」と記したが、彼らの演奏がそうした高みに到達していることを証明するように、包容力と滋味あふれる演奏が聴ける。
これは記念の年に非常にふさわしい。異稿や断片、補筆作品などを収めているが、主要な作品に関連するものなのでたいへんに興味深い。「スコットランド」も違いが大きいが、「フィンガルの洞窟」は現在知られているものとまったく違う。一聴をお勧めしたい。
衒わず弄さず、隅々までクリアに輝いて瑞々しい音色と、闊達にキレるワザの冴えが生み出すヴィヴィッドなノリと抒情がメンデルスゾーンの美質を見事に引き立てる。小澤率いる室内オケも、小編成の特質を活かしてピアノの動きに鋭敏に呼応する。鮮やかである。
東京交響楽団のコンサートマスターを務める大谷康子が、常任指揮者・大友直人と同響のサポートを得て、二つのヴァイオリン協奏曲をライヴ録音した。大谷のソロは、明快で、力強く、メリハリがある。緩徐楽章でのロマンティックな味わいも魅力的。