制作・出演 : メンデルスゾーン
1960年録音のクレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏によるメンデルスゾーンの交響曲をHQCD化。メロディを優雅に歌わせる従来の保守的な演奏概念に捉われない重厚な演奏に、クレンペラーの個性が発揮されている。
1960年録音のクレンペラー指揮によるメルデルスゾーンの「真夏の夜の夢」をHQCD化。クレンペラーの個性的な作品解釈は、メンデルスゾーンを演奏する上でも健在だ。彼ならではの世界観に基づく類いない演奏を楽しめる。
制作・出演
カール・ズスケ / ギョルギォ・クレーナー / クラウス・ペータース / ゲヴァントハウス弦楽四重奏団 / ディートマル・ハルマン / ベルリン弦楽四重奏団 / メンデルスゾーン / ユルンヤーコブ・ティム / ヴォルフ=ディーター・バッツドルフ発売元
キングレコード株式会社愛すべきこの曲はメンデルスゾーンゆかりのライプツィヒ・ゲヴァントハウスで最初の公開演奏が行なわれた。東ドイツを代表する二つの弦楽四重奏団による、“本場本家”の演奏がここに。
発売元
ユニバーサルミュージックナージャのデビュー作をHQCD化。起伏の大きな表情、陶酔的な歌いまわしなど、強烈なアピールによるきわめて個性的な演奏で、ファンの度肝を抜いたアルバムだ。ロマンチックな協奏曲がナージャの演奏によって、より一層濃密な甘美さを帯びている。
ヴァイオリンのチョン・キョン=ファ、チェロのトルトゥリエは、ともにプレヴィンの指揮の下、ソリストとしてもオーケストラとしても共演している。息の合った3人の心の交流が随所に感じられる室内音楽が収められている。
ヴォルフ=フェラーリの協奏曲とは珍しい。オペラで名を成した人だけあって、美しい歌にあふれていて、しかもヴァイオリンの聴かせどころもそつなく盛り込んだなかなかいい曲だ。どうして、こんな曲がほとんど忘れられていたのだろう。川畠は、ちょっと線は細いが、なかなか気品がある。
ムターのメンデルスゾーン・アルバム。協奏曲ではムターらしい表現の幅の広い独創的な演奏が聴ける。ピアノ三重奏曲第1番では、個性的なムター、ロマンティックなハレル、優美なプレヴィンの組み合わせが面白い。ソナタはプレヴィンとの親密なデュオ。
作曲家生誕200年を締めくくった名匠三人が奏でるアンサンブルの妙。アックスはメンデルスゾーンの音楽に「ひとは芸術という最も気高い理想への献身を感じ取る」と記したが、彼らの演奏がそうした高みに到達していることを証明するように、包容力と滋味あふれる演奏が聴ける。
これは記念の年に非常にふさわしい。異稿や断片、補筆作品などを収めているが、主要な作品に関連するものなのでたいへんに興味深い。「スコットランド」も違いが大きいが、「フィンガルの洞窟」は現在知られているものとまったく違う。一聴をお勧めしたい。