制作・出演 : ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ゲヴァントハウスの幾分くすんだ、ドイツ的な響きを持ったマーラー。甘美で退廃的なマーラーではないが、この曲の持つ聴きどころの第2、第4楽章の「夜の歌」の雰囲気が良く出ている。ちょっと独特なマーラーだ。
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キングレコード株式会社チャイコフスキーのもっとも人気のあるピアノとヴァイオリンの協奏曲を収めた嬉しい一枚。レーゼルの明確で堅固な構築力やフンケのよくうたうロマンティックな表現力、そしてスケールの大きなマズアの指揮が堪能できる。
制作・出演
ギュンター・コーツ / フランツ・コンビチュニー / ヘルムート・コッホ / ベルリン放送交響楽団 / ベルリン放送合唱団 / ベートーヴェン / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / ライプツィヒ放送合唱団発売元
キングレコード株式会社コンヴィチュニーは「合唱幻想曲」のみで、ほかはコッホが指揮している。ドイツの伝統が、合唱にもオーケストラの響きにもしっかりと受け継がれた名演で、珍しい曲もあり、地味だが価値のある一枚だ。
マズアがゲヴァントハウスの音楽監督時代に録音した、最初のシューマン交響曲全集からの1枚。ドイツのオーケストラの伝統的な響きが実感できる、今や貴重な録音で、シューマンの魅力が良く表われた佳演だ。
制作・出演
J.S.バッハ / アリーン・オジェ / アルミン・ウーデ / テオ・アダム / ハイジ・リース / ハンス=ヨアヒム・ロッチェ / ペーター・シュライヤー / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団発売元
キングレコード株式会社ロッチュはバッハも務めていたトマス教会の楽長。シュライヤー、オジェーやアダムらそうそうたるメンバーを擁し、教会の合唱団やゲヴァントハウス管らによって豊かな伝統を感じさせる演奏が展開されている。
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キングレコード株式会社ソリストが際立つようなロマン主義的な演奏ではなく、オーケストラと一体となった緊密なアンサンブルの美しさが表出されている。複雑な対位法のアヤが浮き立ち、ズスケのさりげない名人芸が楽しめる。マズアの指揮も渋い。
制作・出演
アンナ・トモワ=シントウ / アンネリース・ブルマイスター / クルト・マズア / ドレスデン・フィルハーモニー児童合唱団 / ベルリン放送合唱団 / ベートーヴェン / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / ライプツィヒ放送合唱団交響曲全部と主要な序曲が、CD6枚に収録されて3,000円! それはともかく、これは70年代初頭の最大公約数的なベートーヴェンの演奏。超老舗オケを相手に若き日のマズアは、過度に機能的でも古臭くもなく、適度な清新さと伝統を共存させることに成功。
メンデルスゾーン所縁のオーケストラを振っての序曲集。「トランペット」は17歳のときの作品で、死後出版されたもの。マズアの張りのある曲作りが、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムをよく表わしている。
制作・出演
エッダ・モーザー / クルト・マズア / ベートーヴェン / ペーター・シュライヤー / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団 / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス少年少女合唱団 / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 / ローズマリー・ラング発売元
キングレコード株式会社マズア2度目の録音で、81年秋の新装となったゲヴァントハウスのこけら落しの際のライヴを収録。記念的演奏にありがちな熱く燃える演奏ではなく、マズアの冷静で統率の取れた濃密な演奏が繰り広げられている。
洗練された響きで編曲されているとはいえ、ムソルグスキーの特異な才能を見事に表出し尽くしたマルケヴィッチの演奏は、強く印象に残る。ゲヴァントハウスを掌握した、マルケヴィッチの爽快な演奏が楽しめる。
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キングレコード株式会社マズア、ゲヴァントハウスの響きが、重厚なショパンを生み出している。一方で、シュミットのオーソドックスながら端々に個性がキラリと光るフレージングなども特徴的で、興味を引くショパンを収録している。
ヤンセンが艶やかな音色で見事な演奏を繰り広げている。メンデルスゾーンでのロマンティックな表情やブルッフでのアグレッシヴな表現が素晴らしい。ヴィオラに持ち替えての「ロマンツェ」もよくヴィブラートがきいていて、とてもロマンティックだ。