制作・出演 : ロン・カーター
発売元
セレストディアリー本人の主宰レーベルから1976年にリリースされた人気盤。ジョニー・マーサーの書き下ろし表題曲のほかロバータ・フラックなども取り上げ、好演を繰り広げる。バックも豪華だ。
ジャズ・ヴォーカル界のお色気女王と呼ぶなかれ。ベスト・アルバムとなる本作、なかでもスケール感あふれる(5)などを聴けば、その悩ましげな声のなかにもしっかりとしたテクニックが裏づけられているのがわかるハズ。でも悩殺ポートレートにはやっぱりニンマリしちゃうけど。
制作・出演
アーチー・シェップ / コーネル・デュプリー / ジミー・ギャリソン / ジョー・リー・ウィルソン / デイヴ・バレル / ハロルド・メイバーンJr. / レロイ・ジェンキンス / ロン・カーター1967〜68年の間に録音された未発表音源をまとめたアルバム。『マイルス・イン・ザ・スカイ』からはじまった電化サウンドが特徴。(2)はショーターの名盤『スーパー・ノヴァ』のヴァージョンと比較すると面白い。
黄金クインテットが複雑なリズムやエレクトリック・サウンド、ロックの要素などを取り入れ始めたアルバム。デビュー間もないジョージ・ベンソンが(2)で参加するなど、70年代フュージョンへの先駆けとなった作品。
ショーター在籍時の黄金クインテットによる4部作の完結編的アルバム。『ソーサラー』同様、マイルスのオリジナル曲はなく、ショーターのカラーが強く出た1枚。このメンツならではの緊張感ある演奏が魅力。
ハービーがマイルスに付けた魔術師の意のニックネームを冠にした作品。マイルスの楽曲がないことやヴォーカルを迎えた1962年録音の「ナッシング・ライク・ユー」など、比較的珍しい内容の1枚。ギルのアレンジとショーターの存在感が大きい。
60年代のマイルス・サウンドの基本として位置づけられる、クインテットのスタジオ作品2作目。名曲「フットプリンツ」「フリーダム・ジャズ・ダンス」などを含み、アルバム収録曲以外に完奏が存在しない、完璧なまでの完成度を誇る1枚。
黄金クインテットのほか、チック・コリアとデイヴ・ホーランドの参加も嬉しい初期エレクトリック・マイルスの1枚。前後の作品に比べるとまとまりに欠けると言われるが、その分、各メンバーの成長過程を垣間見ることができる。
1964年2月に行なわれたNYのフィルハーモニック・ホールでのライヴ盤。同じステージを収録した『フォア&モア』が“動”、本作が“静”と言われるように、落ち着いたナンバーを中心に収録。人気の高いライヴ盤のひとつ。
60年代のマイルス、スタジオ4部作の1番目にあたり、共演者の創造性あふれる音がマイルスを引き立たせた名盤。アブストラクトな雰囲気の演奏から、ジャズからの脱皮への模索すら感じさせる。
1964年9月のベルリンでのライヴを収めたアルバム。ジョージ・コールマンとサム・リヴァースを経てついにショーターが参加した黄金クインテットによる名演。彼が参加することでバンドにダイナミズムが生まれた。
1964年7月に行なわれた、東京は厚生年金会館でのライヴ盤。アヴァンギャルド系サックス奏者サム・リヴァースのアグレッシヴなプレイが、本作の前後のテナー奏者とまったく異なり、ゆえにバンド全体もシフトしている点が特徴的だ。