制作・出演 : 中西俊博
ア・タイム・フォー・ラヴア・タイム・フォー・ラヴ
通算7枚目、前作より3年の期間を経て発表されたオリジナル・アルバムは、“ラブ”をテーマにしたコンセプト・アルバム。山下達郎、久保田利伸から、カルロス・サンタナ、ショパンまで幅広いジャンルから曲を集め、フライド・プライドのカラーに染め上げている。
東京東京
発売元
日本コロムビア株式会社“和”に題材を求めるというNYの常道といってもいい選択で録音された作品。題材、アレンジと確かに工夫の跡が滲み出たアルバムに仕上がった。清登〜竜飛という個性あふれる二人も健闘し、構築的になりがちなピアノ表現をバックアップしている。
Fiddling in My NestFiddling in My Nest
アルバムのタイトルどおりに、今回はヴァイオリンというよりも、フィドルといった方が似つかわしい作り。しいていえば、クラシックよりもジャズ寄りのアプローチで、小粋で陽気。彼の気取らないキャラクターも、多分に発揮されているように思う。