制作・出演 : 新井満
国民的な大ヒット曲「千の風になって」の作曲&シンガー、「芥川賞作家」でもある「新井満」の「コレクション2〜雷神〜」。 前作「コレクション1〜風神〜」(2009年9月発売)の続編が遂に完成。 「千の風になって 2009」収録
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キングレコード株式会社中国出身のコロラトゥーラ・ソプラノ、イエングアンのベスト盤。やっぱりこの人の魅力は、その強靭な声と高音でしょうか。中国民謡の「愛する小鳥よ」での高音の技巧や、後半のオペラ・アリアに本領が発揮されている。歌謡曲や叙情的な歌などは、オペラティックすぎちゃう。
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株式会社ポニーキャニオン2006年リリース『〜スペシャル盤』の続編。前作から一転、“歌”から距離をおいたトラック群はアレンジも演奏も超・力作揃いで、元曲が愛される理由を暴くかのよう。この曲は気になるけどちょっと……という人にぜひ。先を聴くほどに胸にしみる構成も、ヤバい。★
売り上げ枚数100万枚突破、収録されたCDも毎月増え続ける“お化け”楽曲「千の風になって」を3種類収録した、わかりやす過ぎの感動ネタ・コンピ。情感たっぷりのヴォーカルが次々登場する中で、インスト・トラックは箸休めの役割に。7、18曲目のソロ・ピアノでほっと一息。
日本を代表する女声コーラス、東京レディース・シンガーズの2007年7月発表のアルバム。「千の風になって」や「夜空ノムコウ」、「卒業写真」など、新しい愛唱歌にふさわしい日本のポップスが多数収録されている。
澄んだソプラノで歌われる「千の風になって」。新井満の訳詞と作曲でブレイクした歌が装いも新たに心を打つ。コロラトゥーラの高音が大空に舞い上がり死者の霊と爽やかに語り合うようだ。日本歌曲は2001年の録音。真摯な歌唱は今も鮮烈で聴きごたえ十分である。
「黄昏のビギン」が入ってる! これだけでも玄人好み。もちろん今流行の「千の風になって」が売りだが、英語、日本語の詩の朗読入り。こちらもくすぐられる演出効果。長野のギターはしかし正統的で表現は媚びずに晴朗とした歌わせ方。良いアルバムだ。
2006〜7年に話題となったクラシックの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。癒しの歌として注目された「千の風になって」は、日本語とUKヴァージョンの2種類が楽しめる。
2007年初頭を飾ったヒット曲「千の風になって」、クレイダーマンのデビュー曲「渚のアデリーヌ」、ファースト・アルバムのタイトル曲「星空のピアニスト」など新録音による全19曲。従来のリズム・セクションを軸とした編成から、今回はストリングスとのコラボレーションを前面に押し出し、アレンジにも新味が。
「千の風になって」のヒットのほか、芥川賞受賞作家としても知られる新井満の2007年3月発表のシングル。石川啄木の短歌に曲を付けて望郷の念を綴った味わい深いナンバーで、NHK『ラジオ深夜便』のテーマ曲にも起用された。
東京混声合唱団出身のソプラノ、Yuccaの1stシングル。アルバム『千の風になって〜スペシャル盤〜』において、1人多重録音で話題となった彼女の、この歌に込めた思いが伝わってくる。
新井満の付曲によって、静かに話題になっていたこの作品、この人に歌われる日がやはりやって来た。いつもどおりの雄大なアプローチだが、オペラ風でありつつも、どこか訥々とした歌唱は変わらず。カップリング曲ではその“訥々”の味わいを聴かせてくれている。
芥川賞作家、新井満。けど歌まで歌ってるとは知らなんだ。しかも本作のコンセプトは「近しい人を亡くしたときの冥福を祈るための唱歌」! 当然、詞も歌いっぷりも真っ正面なわけで、もう黙って聴く以外ないのであります。思わず合唱、じゃなくって合掌。
朝日新聞の「天声人語」が紹介して有名になった作者不詳の米国詩を作家・新井満が日本語に訳し、作曲および歌唱したシングル。オーケストラや朗読など、さまざまなヴァージョンが収録されている。