制作・出演 : 森山威男
幅広いファンから支持される名盤シリーズ“JAZZ the BEST”日本人アーティスト編。不世出のテナー奏者、武田和命の一世一代の名演を収録。前半はコルトレーンゆかりの曲、後半をオリジナル曲で構成。ブルージィなバラードが切なく美しい。
幅広いファンから支持される名盤シリーズ“JAZZ the BEST”待望の日本人アーティスト編。ヨーロッパ・ツアー時にドイツで繰り広げた壮絶なライヴ・ドキュメント。坂田明らを擁した、第2期山下洋輔トリオの圧巻の演奏を満載する。
ジャズ界を代表するピアニスト、本田竹曠のアルバム。当時ストレート・アヘッドな演奏で注目されたトリオ作で、スケールの大きい森山威男のドラム・プレイも楽しめる。
コルトレーンで知られる冒頭曲からしてトリオのぶつかり合いに耳を奪われる。とりわけここでの森山のスピード感といったら凄い。そうかと思えば一転やさしく語りかけるようなバラード「ミスティ」が続く。曲ごとに異なるアプローチで臨んでいるかのようだが、結果的に各スタンダード曲の魅力を最大限に引き出すことに成功している。
この数年、アルバム上でも旺盛な創造力を発揮している鬼才ドラマーの会心のバラード集。ジョージ・ガゾーンのテナーをフィーチャーして、ピアノレス・トリオで録音。コルトレーンのバラード世界を彷彿させる。森山の到達した深さを静聴する作品だ。
山下洋輔トリオで怒涛のリズムを披露してきた森山の2002年作。見事にシェイプアップしたバップ・ドラミングの後方から前衛の遠い雷鳴が雲を運ぶ。マックス・ローチに似た見事な空間構成力。入院中の父を思う短い随筆が絶品。年齢と愛が描かせた至上の詩。ぜひ読んでみて。★
「マナ」と同じセッション時のものとなる94年の作品。林栄一、板橋文夫ら、強力な布陣のバックアップにより見事に復活した森山の、時間の経過を感じさせぬ、スピリチュアルなドラムが堪能できる。