制作・出演 : 武満徹
リタニー〜武満徹ピアノ作品集リタニー〜武満徹ピアノ作品集
小川典子は87年のリーズ国際コンクールで3位に入賞後、ロンドンを拠点に欧州で活躍中のピアニスト。余韻のコントロールが抜群で、武満の曲が要求する世界を深いところで表現することに成功している。静かに語るような右手のフレージングも印象的だ。
武満徹:ピアノ作品集武満徹:ピアノ作品集
ピーター・ゼルキンの、内省的な、1音1音もぐもぐ噛みしめるような演奏は、武満の音楽の様式にピッタリだった。その意味で、このディスクは、武満ピアノ曲の定盤として、永く生き続けるだろう。ライナー掲載の“ゼルキン、武満を語る”も面白い。★