制作・出演 : 細野晴臣
ナイアガラ・レーベルを設立した大滝詠一のもとに、伊藤銀次と山下達郎が集結した、J-POP史に残るプロジェクトである。初出の76年から30年を記念したこの再発盤には5曲のボーナス・トラックを収録。若き日の坂本龍一が参加した、貴重な一枚でもある。
発売元
ユニバーサルミュージックヨーロッパを中心に国際的な活躍をしている彼が、日本の個性派ヴォーカリストを迎えたオリジナル・アルバム。世界水準の高品位なヒーリング系エレクトロニカ・サウンド。原田郁子やハナレグミ、細野晴臣などが参加。
高橋幸宏との共同レーベルYENから82年にリリースされたソロ・アルバム。加藤和彦、立花ハジメ、上野耕治らが参加し、自身のプライベート・スタジオLDKで、じっくり練り上げられた新感覚あふれる秀作。
はっぴえんど解散後の73年に狭山にある自宅にて録音された1stソロ・アルバム。数々のカヴァー曲を生んだ「恋は桃色」を筆頭に名曲揃い。キャラメル・ママによるカントリー・ロック風味の演奏も泣かせる。
新成ティン・パンの立ち上げなどで話題を呼ぶ細野。70年代の自らの音を再確認するなか、エキゾティックでオリエンタルなムードにあふれた名盤、ソロ作品の2作目がリマスタリングで再発される。
バリ島で最も新しいガムラン編成、マニカサンティ。ガムランの進古典主義ともいえる繊細でよりアンビエントなバリ・ガムランの奥義を世界で初めて紹介する最新ガムラン・アルバム!
ついにCD化。解散記念のロサンゼルス録音。耳うるさい人には、ヴァン・ダイク、ビル・ペイン、そしてロウエル・ジョージというゲストで、どうだ。さすがに曲はどれも一級品。バンドとしてのまとまりはもはやないが。個人的には思い出がいっぱいの1枚。
ブギでやっている「はいからはくち」など面白いテイクが入っているから、ファンはうれしいでしょう。ロックを日本の土壌に移しかえようとした努力と苦労が、よく透けてみえる。ヘタだけどいいんだよね。イラストは当然、矢吹申彦さん。
73年9月の解散コンサートで収録されたライヴ盤。11曲中7曲がはっぴいえんどの演奏で、(5)(6)は大瀧詠一とココナツ・バンク(伊藤銀次らのバンド)、(7)(8)は西岡恭蔵。鈴木慶一のピアノやシュガー・ベイブのコーラスも聴ける。未来の種子がここにあった。
99年、はっぴいえんどのメンバーだった松本隆のイベントで、松本・細野・鈴木の3氏が顔を揃え、大きな話題となったことも記憶に新しい。さて今回のリリースは、彼らの解散前後に発表された4枚をリマスタリングでお届けするもの。いずれ劣らぬ必聴盤。