制作・出演 : 藤原道山
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日本コロムビア株式会社クラシカルな響きと叙情性(ヴァイオリン)、ポップな感性とリズム感(ピアノ)、それに和的な風味(尺八)が加わる。まさに現代日本の音楽シーンの合体融合を実現したトリオだ。「翼」などテレビ番組のテーマ曲も収録。“現代のノスタルジー”を痛感させるアルバムである。
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日本コロムビア株式会社尺八の藤原道山が日本の四季を表現した童謡・唱歌などを、曲によって箏やピアノ、シンセ、ギター、管楽器……らと共演していき、季節の風景や響きを聴かせている。デビュー作『UTA』の展開形といえる内容。今日的な和の音色・響きで季節を描写している。
世界的に評価されているマリンバ奏者、SINSKEの通算4作目。世界に1台のマリンバ=EMP(Electric Mallet Percussion)の奥深い音色が何と言っても気持ちイイ。今回は子守唄メドレーもあり、何か宮澤賢治的世界に誘い込まれるよう。Saigenjiらゲスト陣も多彩。
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日本コロムビア株式会社メンバーの名前から一文字ずつ取った(しかし豪華な顔ぶれ!)ゴツい名称とは裏腹に、繊細でイマジネーションあふれる演奏を聴かせるユニット。ポジティヴに拡大解釈された“和”は、自己主張・混淆・洒落っ気などの調和の成果。伝統とは別ベクトルの生真面目さが楽しい。
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日本コロムビア株式会社熟練プレイヤーたちによるコラボレーション型ユニット。三人に共通する、音楽的な“揺すり”の力強さが何より印象的で、このユレ感を出すために、ぜひとも尺八の参加が必要だったのではなかろうか。セッション的な録音の「SASUKE」など、精神は完全にジャズ。小気味よい。★
和楽器界の貴公子、尺八奏者の藤原道山の6枚目となるアルバム。武部聡志をプロデューサーに迎え、ポピュラリティの高い作品を追求。川江美奈子をはじめJ-POPシーンで活躍する作家の楽曲を多数収録。
藤原はイケメンタイプの尺八奏者である。すでに紅白にも出演するなど露出度は高いが、実力もかなりのもの。卓越した技巧もさることながら現代的なリズムの“ノリ”も感じられ、古典的な名曲が刷新されていくような快感がある。新たな邦楽ブームの予感。
尺八奏者の藤原道山は祈りに連なる曲「アヴェ・マリア」や「アメイジング・グレイス」などを、千住明プロデュースで演奏している。尺八の音色となっている息づかいまでが、曲に流れる無垢な思いを実感させる。外国曲が意外なほどに尺八に馴染んでいる。
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日本コロムビア株式会社“和”に題材を求めるというNYの常道といってもいい選択で録音された作品。題材、アレンジと確かに工夫の跡が滲み出たアルバムに仕上がった。清登〜竜飛という個性あふれる二人も健闘し、構築的になりがちなピアノ表現をバックアップしている。
クロスオーヴァーな世界で活動を続ける尺八奏者・藤原道山のセカンド・アルバム。邦楽器で洋楽をやるという試みは(その逆もあるが)昔から行なわれてきたが、ここでは彼の若さから来るのであろう瑞々しい感性がよくありがちなパターンに陥ることを防ぎ切っていて聴き応えあり。